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USドラマ「This is Us」~ 点と点をつないだ先に見えてくるもの、それは「愛」~ 「Memorized」(劇中歌)


アマゾンプライムで見ることができる素晴らしいドラマがあります。

それは「This is US」。

このドラマは、親子2世代+孫の世代と、時代を移り変わりしながら、突き詰めて言うと家族の愛の形の多様性について、物語が紡がれていきます。

◆親の世代:ジャックとレベッカ

この二人の出会い、それぞれの家族環境、その子たちとのエピソード、、それらが実際の時代背景を舞台に語られていきます。

ベトナム戦争、70年代ミュージックシーン、80年代の好景気、、、

◆子の世代:ケヴィン、ケイト、ランダル

ドラマ開始は彼らの36歳の誕生日から。

彼ら3人の家庭環境、子や妻、恋人との関係、、現代の親たちとの関係、、

ビバリーヒルズ高校白書も素晴らしいドラマでしたが(第1シーズンがと特に好きで、DVDボックスまで持っているという、、)、今の自分は社会人であり40代ですので、今、心境的にズバッとくるのは「this is US」ですね。。

さて、ドラマは言葉では語ることができない慈愛に満ちているのでまずは見ていただくとして、今回紹介するのはこの曲です。

若干のネタバレになりますので、、以下からはご注意で、、


レベッカはジョニ・ミッチェルに憧れ、歌手を目指していた青春時代がありました。ケイトもそれを受け継いで、歌手に憧れる日々を過ごしていました。

ただ、紆余曲折あり、なかなかにこういった夢が実現するのは難しく、現代ではその夢はかなわず、家族の集まりなどで歌を披露するような具合。

ドラマを見ていると、そのあたりが丁寧に描かれていて、夢というものの儚さを感じてしまうわけですが、、、

そしてケイトに息子が誕生しますが、、、、なんと生まれつきの盲目。

ここまでが第3シーズン。

第4シーズンの冒頭、見慣れないキャラクターが登場します。彼はどうやら目が不自由な様子。冒頭では彼の日常と、素敵な女性との出会い、音楽を志していることが描かれます。

そして、、、、、第4シーズン第1話のラスト、、、

夢はかなわなかったけど素敵な男性に巡り合えて、彼との経験が自分をもっと大きなステージにあげてくれると語る若き日のレベッカ、

ケイトの息子が盲目で治る見込みがないことが告げられた後、ケイトとレベッカが、、何事かを語るように見つめあうシーン

これらに重なって、この男性が大きなステージで大観衆の前で歌う場面に切り替わります。

そう、、彼がジャック(ケイトの息子!!)!だったんです。

もう、ここで、完全に涙腺崩壊でして、、、祖母と母の叶わなかった夢を息子が叶えたんだなあ、、、。。音楽的素養も受け継がれていて。。。

そしてこの歌詞!

このドラマの一言でいうと「紆余曲折を経て、結果的には愛にたどり着く」主題を見事に歌い上げているではないですか。

スティーブ・ジョブスのコネクティング・ドッツを思い出しました。そう、人生は全く無関係のことの連続のように見えるけれど、今いる地点から過去を振り返ってみると、その無関係に見えた経験の点が、それぞれつながって、影響しあって、今に至る道にきちんとなっている。

そう、点と点とつなげてみると(コネクティング・ドッツ)、起きる出来事はすべて必然であることがわかるということですね。

その時点で、ジョブスも道を見つけたんでしょうし、我々もそれを視野に入れることで、道を見つけることができる。

そう、We can find our way,,,なんです。

We can find our way to you...

「Memorized」より

魯迅の言葉にも通じますね。「もともと道というのは存在しない、我々が歩んできたその経験、過程こそが道になるのだ」という。。。

そういう意味合いを感じながら、ぜひ、この曲を聞いてみてい欲しいと思い書いてみました。

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