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「金木犀の夜」 きのこ帝国

街を歩いていて、どこからともなく漂ってきた匂いを感じることがありませんか?

そんなとき、その匂いに誘われて、ある思い出が浮かんでくる。

匂いに誘われて思い出が浮かぶ。きっと記憶の引き出しには思い出とともに匂いも収められているのでしょう。

さて、秋に生命エネルギーをその香と共に放つ植物に金木犀があります。

黄金の輝きと共に放たれる香りにも、さまざまな思い出が詰まっていることでしょう。

そんな秋は多くの楽曲で語られているように、花や葉が散る季節からのイメージで「別れ」を想起させます。

その別れの思い出は、金木犀の香りの記憶と一緒に記憶されているのかも知れません。

この曲の人物は、そんな過去の思い出に浸りながら、未来を見据えています。その未来に漂っているであろう香を想像しながら。


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