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卒論・修論研究の攻略

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卒論・修論研究に挑もうとする学生さんにおすすめの記事をまとめていきます。諸先輩方がどう挑み、いかに悩み、どうやって乗り越え、何を学んだのかを知ることで、経験値を積んだような状態で…
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2022年1月の記事一覧

ポンコツ院生のポンコツ院生によるポンコツ院生のための文系大学院生活マニュアル

大学院生は悩みが尽きません。学生ではあるけれど、かといって、学部生ほど自由があるわけでもないですし、たしかに、モラトリアム期間であるかもしれないけど、中高、学部の同級生は働いていたりします。 そのような姿を見て劣等感に苛まれて、みんなと比べた時に、研究や論文執筆に集中できない自分が嫌になります。 いざ、振り絞って、論文を書こうと思っても書き方がわからない。なのに、論文を書く方法を調べると軒並み「これが正解だという、論文を書く方法などない」と書かれてあったり。 にも関わら

【研究】巨人の肩と先輩の背中。

1年くらい前,研究ってすごい…!と感銘を受け,noteを書いた。 修士・博士課程の先輩たちの研究発表会を見て,とても心動かされて書いた記事だった。(まだ大阪弁で文章を書くことを模索している時期の記事でいろんな意味で恥ずかしい。) 先日,昨年と同じく研究発表会に参加して,昨年にも増して感動してしまった。ここに至るまで,一歩一歩自分の研究を積み重ねてきた道のりに思いを馳せざるを得ず,泣きそうになる。 同じ研究室でお世話になっている先輩たちが2年間努力している様子を間近で見て

【心理学領域】大学院合格から実際に入るまでにしておいた方がいいこと

みなさんこんにちは。じんぺーです。 このnoteでは、お金がないながら、学ぶ続けるためにじんぺーが考え抜いた方法を紹介しています。今日はタイトルの通りですが、大学院合格から実際に入るまでにしておいた方がいいことについて書きます。夏~秋頃に院試の合格が決まっていた人も多いと思いますが、今の時期も院試シーズンなので、このタイミングで書いてみました。 Sponsored by イケハヤさん 嬉しい合格報告今年度は、大学院に行きたいという後輩が多く、自分の伝えられる情報を伝えたり

サラリーマンは想像以上に勉強になっている

社会人になってまだ1年も経っていませんが、サラリーマン生活は想像以上に勉強になっています。サラリーマン、やらなくていいかなと思いながらも興味のあった会社に内定をもらって働いていますが、やはり学生時代には想像できなかったサラリーマンでしか気付けないことがたくさんありました。というわけで社会人1年目のフレッシュな視点から勉強になったことを書いていこうと思います。 端的に伝えることの大切さ「結論ファーストで話す」というのは大学生でも聞いたことがあると思います。僕も学生時代からそれ

卒研発表のパワポを作成する前に知っておきたい発表や資料作成のコツ

大学教員において研究室の進捗報告や学会発表練習でプレゼン指導をすることは多いです。このとき同じような指摘をすることに気づき、記録していました。これはそれをリスト化したものです。 ちなみに、自分はプレゼンが苦手でよく注意されたいわゆるダメ学生でした。今でも発表は苦手ですし、人前で話すときは緊張します。なので、意識的に人の発表を聴講し、様々な書籍などを読むことで、少しでも良いプレゼンが出来るように心がけてきました。で、わかったことは、プレゼンは技術なので、誰でもコツを掴み練習す

【イギリス大学院修士論文】3.Literature reviewに必要な文献をどうやって見つけましたか?

大学院に留学していた時に、自分が悩んだことを中心に発信しています。前回は、修士論文の作成スケジュールにについて書きました。 今回は、自分が参考文献を探すときに使った方法についてお伝えします。 2.Literature reviewに必要な文献をどうやって見つけましたか?以下の3パターンを使いました。 ①Reading listから探る。 ②主要な論文から探る。 ③ツールを使って探る。 ①Reading listから探る。既にコースに所属している方でしたら、課題として多く

【東大生進学選択体験記② あの日差し伸べられた手を僕は忘れない】

こんにちは、東京大学ピアサポートルームのキャリアチームです。 キャリアチームでは東大生が自分のキャリアについて考える際の参考にしていただくため、東大生の就活や進学選択に関する体験談を投稿しています。 今回は東大生進学選択体験記シリーズ第2弾です! 2017年度進学、都内の人文系の学部→総合文化研究科  #東大生進学選択体験記 #院生 #院進 【東大生進学選択体験記② あの日差し伸べられた手を僕は忘れない】  この体験記は模範を示すものではなく、失敗談を話し、反面教師にして

【総括】修士課程での学び

2020年初旬。コロナが瞬く間に世界中で流行の兆しをみせ、人類と目に見えないウイルスとの闘いが始まった。 そのとき、私は世界中の経済活動が鈍化すると直感的に感じたのと共に、この機に、いや、今こそ芸術系大学院へ進もうと決意した。 それは、私の将来的なヴィジョンとして、大学や専門学校などで研究・教育などに携わりたいという思いがあり、そのためには最低でも芸術学修士(MFA)を取得しておきたい、とかねてより考えていたからである。 さかのぼること2009年。自然科学系(地学)の大

卒論提出、一週間前にして、ようやく論文を読み漁る楽しさを感じた...

大学生の感じることを、シェアできればと思い、noteを始めました☺ ぜひfollowお願いします✨ --🌱-- 卒論提出、一週間前にして、ようやく論文を読み漁る楽しさを感じた... タイトルの通りです💦(笑) 情けない...(苦笑) 卒論の下書きを書き、先生から添削をしていただく中で 「こういうことが書いてある論文があるだろうから、 探してこい!」 とご指導いただき、 それっぽいキーワードをgoogle scholarの検索エンジンにかけました。 欲しい情報が書かれて

大学生最後の課題「卒論」

こんにちは!今日は卒論をテーマに投稿しようとも思います。今現在卒論に追われてる状態で卒論を一生懸命書いてるところです。卒論の息抜きにこの記事を書きます。まず簡単に卒論について軽く説明して、今の進捗状況について書かせてもらいます。 卒論とは 卒論は研究室に配属されてから取り組んできた研究の成果を発表するものですね。僕は大学3年生のときに研究職に配属されたので2年間の成果を発表します。研究に配属される時期は大学や学部によってさまざまで大学によっては1年だったり逆にもっと長かった

卒論提出完了!

ついに卒論の提出完了しました! 物凄くしんどいですが期間ごとに少し振り返ってみたいと思います。 要旨提出前の本論正直ここで頑張ったのが物凄く大きかったです。 学校や研究室によると思うのですが卒論というのは要旨と本論に分かれていて本論を書いて要旨の締め切りが近くなったら要旨を記述最後に本論仕上げというふうに進んでいきます。 ここでいかに本論を進めることができるかが今後の全ての工程で影響します。 自分は一応一通り書けていました。 要旨記述ここは思ったより時間がかかっても

明日は卒論発表会

明日は卒論発表会です。 パワポはできているのですが、喋る内容が定まっていません。 というか、セリフ全部決めて読み上げるのが好きじゃないです。 制限時間に収めることはできますが、棒読みちゃんになっちゃう。 要点を頭に入れて、スライドを確認したり、ポインターでピカピカさせながら、その場のノリで発表するのが好きなんですが、そうすると多く喋ってしまいます。 ゼミでの練習でも制限時間に間に合わなかった。 先生には「セリフ覚えれば間に合う」と言いましたが、セリフを決めすぎるのが好きじ

卒論・修論の口頭試問について

あけましておめでとうございます。 あっという間に1月になりましたね。卒論生・修論生の皆様は、無事に提出できましたか? 卒論生と修論生にとって、論文の提出が最大の関門であるのは間違いありませんが、その後にも試練が待っています。それが口頭試問(口述試験)です。 口頭試問なんて初めて…と言う方も多いでしょう。それがどのようなものであり、どのように対応すれば良いかについて、不安や緊張を感じる方も多いかもしれません。今回は、筆者の経験を元に口頭試問について解説します。皆さんの準備に少

研究テーマを決めるための「問い」は1つじゃない

卒修論の研究テーマ決めに際して、「問いが大事です。どんな問いについてどう考えていますか?」と先生に言われたものの、どう答えてよいかよく分からない…。そう悩んでいるとしたら、その一因として「複数ある問いを混同している」ことが考えられます。 実は、研究テーマを決める際に重要な問いには、「皆さん自身で立て、研究を通じて答えを出していこうとする問い」と「すでに立っていて、皆さんが本格的に研究を始める前に答えを出しておくべき問い」が入り混じっているのでややこしいのです。 そこでこの