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ソニーをV字回復させた平井一夫さんの質問に、一瞬息をのむ

やっと本屋さんにこの人の本が積まれる日が来た!!
この時を待つこと、およそ2年半でした。


私と平井一夫さん(ソニーグループシニアアドバイザー)との出会いは、2年半前のある企業のセミナーの会場でした。
出会ったといっても、私と大学生の娘は平井さんの講演の一聴講者だったのです。

大企業のトップでありながら、学生の心も掴んでしまうほどわかりやすくビジネスの本質をお話くださいました。

母娘で、すっかりファンになってしまいました。
(*´ω`)

そのあたりのエピソードは、私のnoteの過去記事をご覧くださいね。


そして、平井一夫さんの講演を聴いた後に、
「あ~、とてもためになる講演だったのでこの内容が書籍にならないかな。」
と、ひそかに期待をしていたのです。
(^^♪


2021年7月に発売されたこの書籍の中から、心にささった部分を少しだけ引用させてください。

いきなり質問です。

「管理職のみなさん、もし部下による選挙が行われたら自分が当選する自信がありますか?」


この質問は、社長の平井さんが管理職を責めるために使っていたわけではなく、つねに自問自答していたフレーズだったとのことです。

「肩書きで仕事をしない。
リーダーというポジションは、本質的には組織から与えられるものではない。」


大企業のエスカレーターに乗った昇進ではなく、本のタイトルのとおり「異端」の社長抜擢だったため、役職よりも役割の本質に目が向かれていたように感じます。
(*´ω`)


「経営者はEQ(心の知能指数)が高い人間であれ」

平井さんは、ソニーの経営が落ち込んでいるときに社長に就任されています。

ここで大切にされたのが、現場主義。

社員の士気を感じることができる現場に降りて、直接話を聞く。
世界中をまわり、社員とのミーテイングの機会を継続されていました。


そして、そのようなミーテイングの中で特に大切にされていたことがあります。

「予定調和のない質問会」

社長がくるからと、ミーテイングでの質疑応答を現場であらかじめ設定していると、平井さんはかなり怒ったそうです。

会社への不安や不満。
社長へのプライベートな質問。

何でも聞いていい、答えられることは誠意をもって答える姿勢を大切にされていたとのことです。


「数十万人の社員のいる社長でも、ここまで現場主義で行動できるんだ!」

というのが、本を読んだときの率直な感想でした。
(*^^*)


社員が数十万人の会社でも、数十人の会社でも、
「会社の理念が浸透する」
「人が動く」
その原則は変わらないのだろうなと感じました。
(*´ω`)



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