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1分間マネジャーに習いたい部下への効果的なフィードバック

部下指導はどのようにすれば効果的なのだろうか?

チームをマネジメントする立場になると、このような疑問や悩みをかかえる人は多いのではないでしょうか?

もしこのような悩みをお持ちなら、
ケン・ブランチャードとスペンサー・ジョンソンの共著
『新1分間マネジャー』

を手に取ってみてはいかがでしょう。

部下を成長させる「3つの秘訣」がストーリー仕立てで語られます。


「1分間で部下指導できるなんて良さそうな本じゃないか!」
私はすっかり楽をする気持ちで手に取ったのですが、人を動かす本質が凝縮されている本だと感じました。

では、3つの秘策に触れてみましょう!

1分間目標


1分間マネジメントは部下と「1分間目標」をたてることから始まります。

上司が部下の代わりに目標を設定するのではなく、部下の言うことにも耳を傾け共同作業で目標を設定します。

上司と部下で目標シートを見返しながら現状の確認ができます。
部下が仕事に迷ったときに、さっと目標シートを見なおせます。
これに費やす時間が1分間なら、目標の確認作業の頻度を上げることができそうです。

目標を立てることが目的になっていることがありませんか?
いわゆる「目標立てたら終わり」状態を防ぐ効果もありそうですね。

1分間称賛


部下と共有する目標を立てた後は、部下の仕事ぶりを観察します。

この時に上司が反応する場面は、部下が正しいやり方で仕事をこなしていることろよりも、部下のやり方が間違っているときが多そうです。

部下が仕事に取り組む中で正しくできた部分に、上司からの「称賛」のフィードバックがあることは無駄なことではないはずです。

部下が正しいやり方をしているのを見つけたら、どこが正しいのかを具体的に示し、どんなにうれしく感じているかを伝えます。

そして、ちょっと間をおいて、部下の心にもそのことがしみわたるようにします。
そのうえで、さらに良い仕事をするように励ますのです。

1分間修正


仕事の上では、ミスは必ず起こりえます。
部下のミスに気づいたときに、それをいつフィードバック(修正)しているでしょうか。

「来月の面談では、このミス事案を取り上げてフィードバックしよう」
などと、頭の中やフィードバック手帳にアレコレ書き込んでいませんか?

「1分間修正」はどのタイミングで行うのが良いのか?
それは、部下のミスに気づいたらすぐにです。
次の面談の機会まで待っても、その頃にはフィードバックの影響力も弱くなるでしょう。

「1分間修正」には前半と後半があります。
前半は部下のミスに、後半は部下自身に焦点をあてます。

前半では、間違った部分を具体的に指摘します。
後半ではミスは取り返せること、部下への信頼は揺るがないことを伝え、ミスを繰り返されることがないことと一緒に仕事をするのが楽しいと伝えます。
「1分間修正」は1分で完結してあとを引きません。


1分間マネジャーの対極とは?


この本の中では「1分間マネージャー」とは正反対になるマネージャーが紹介されていました。

その名は「ほったらかしてバッサリ式マネージャー」です。

部下をほったらかしにしていますが、高いパフォーマンスを期待しており、その期待にかなわないとバッサリ叩くというマネジメントです。


「時間がないから、なかなか部下の面倒を見ることができない」
という発想がいつまでも続くのはもったいかもしれませんね。


1分間でできることは意外に多いかもしれません。

1分間という限られた時間の中で伝えようとすると、その内容やもよく練らないといけないので自分の伝え方を磨く必要もありそうです。

「1分間マネジャー」のスキルは、職場でのマネジメントにはもちろん、家族でのコミュニケーションにも使えそうです。
(*´ω`)

私もつい、ぐだぐだと家族にお小言を言ってないかな?
時々振りかえりたいと思います。
(;^ω^)


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