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「人の話を聞く」その本当の意味を知らなかった頃の失敗談

この8月、東京都内で働いている子どもたちが、夏休みを利用してわたしが住む信州まで遊びに来てくれました。
(^^♪

久しぶりに会った子どもたちは、社会人2年目~4年目。
会社の中で少し頼られる存在になっていたり、責任のある仕事を任されたりしているようでした。

一緒にご飯を食べながら子どもたちの近況を聞いていると、いっぱしに仕事の悩みや愚痴などがワンサカでてきました(笑)!

「おお~!こやつらも悩み多き社会人になったんだな~」
と、その成長にしみじみ嬉しく感じました。
(*´ω`)

若い彼らの悩みなどを聞いていると、ふとした間合いで・・

「なにか良きアドバイスをしてやろうか」

なんて気持ちがふつふつと湧いてきます。

こんな「親切心」が顔を出してきたときは、わたしは自分に「待った!」をかけるようにしています。

「いやいや、ここは話を聞くところ!
意見やアドバイスが欲しいと言われてないよね!!」
(;^ω^)

自分が話したい気持ちは制して、しっかり彼らの話を聞こうじゃないか!


「人の話を聞く」って、とても難しいですね。

それを、わたしは社会人になりたての20代で学んだはずですが、やっぱり今でも失敗してしまうことはよくあります。
(;^ω^)

わたしが「やってしまった」過去の失敗談です・・・。

わたしが社会人1年目の頃。
不動産ディベロッパーに勤めている時に、同じ課に憧れの女性先輩(A美先輩)がいました。

A美先輩はわたしより3年歳上で、すでに凄腕のプロジェクトリーダー。

温厚な人柄ながら、すばらしい企画力と必ず結果を出す仕事ぶりで、A美先輩は会社役員からも注目を浴びる存在でした。

「A美先輩、かっこいーー。こんなデキル女性になりたいーー。」

A美先輩と一緒に仕事ができるなんて有難いな~と感じながら日々過ごしていました。
(*´ω`)


そんなある日、A美先輩から「一緒にランチに行こう」と声をかけられました。
いつもは同じ課の皆でお昼ご飯を食べていたので、A美先輩とふたりでランチは初めてです。

「なんだろう?仕事の話かな?」

不思議に思いながら一緒にランチを食べていると、A美先輩から驚きの告白がありました。
それは、同じ会社の男性先輩との社内恋愛の話でした。

(どうしよう!?こんな話私が聞いていいの?)
と、かなり動揺しながらA美先輩の話を聞いていたのですが・・

(はっっ!!ここでなにか気の利いたことを言わなければいけないのではないか?)
と焦ってきました。

そして、わたしは何を勘違いしたのか、A美先輩の話の合間に自分の意見や思ったことを話し始めたのです・・。

しばらくすると、A美先輩の表情からは穏やかさが消え、明らかに不機嫌ともとれる表情に変わりました。

その変化に気づいたとき、わたしは「はっ?」となりました!

((あーー、まずい、わたし、なんか、失敗してる!!))

わたしは、A美先輩にランチをごちそうになった後、”なんか失敗してる”の感触を思い出しながら、「何が失敗」だったのかめちゃくちゃ考えました。

わたしの意見や感想が間違っていた?
わたしが話すタイミングがずれていた?

実は、このときすぐには答えが見つかりませんでした。

「なにが失敗だったのだろう?」
この疑問を薄く抱きながら何年も過ごしていると、ずいぶんと時間がたってから、ほろりと答えらしいものがでてきました。

あのときのA美先輩は、わたしに「ただ、話を聞いてほしかった」だけ。

従順に仕事に励んでいるわたしなら、他の人には話せないことも静かに聞いてくれるかもしれないって思われていたのかもしれません。

「人の話を聞く」ことの本当の意味は、20代の頃にはわからなかったです。

深刻な話をされたら、なにか気の利いたことを言わなければいけないと思ってました。


話しの相手が「ただ話を聞いてほしい」のか
あるいは「意見やアドバイスを求める相談をしている」のか


相手側のふたつのモードを見極めるのは、難しいけど大事そうです。

そして、日常生活では「ただ話を聞いてほしい」モードが多いような気がします。
(*´ω`)


今でも「人の話を聞く」姿勢に、自信があるのかと言われるとまったくそうではありません。

でも、聞き上手になる努力はできるはずだと思っています。
できれば、ずっと努力を続けたいなと思っています。
(*´ω`)


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