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"海のお仕事"とはこういう仕事です


(2020.06.29  追記と修正しました。)

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(Photo by 池田こーき)

はじめまして、こんにちは。
陸前高田で漁師をしている三浦尚子(みうらひさこ)です。いろんな人から、ひーさんと呼ばれています。

漢字で名前を書くと正確に読まれたことが一度もないので、普段は漢字表記をしないようにしてるけど、自己紹介もかねて珍しく漢字で書いてみました。  
いままできちんと自己紹介をしたことがなかったので、ざっくりですが私自身のことを書いていこうと思います。

私自身の性格やどんなことをしているのか、職場で普段行っている仕事についてを書いていきますので、読んでくださるとうれしいです。


自己紹介

三浦 尚子(みうら ひさこ)
漁師・ライター。
1991年生まれ。神奈川県出身、岩手県陸前高田市在住。
大学在学中に東日本大震災が起こり、所属していたゼミで傾聴ボランティアを行うため2013年に陸前高田に訪れる。
2014年3月の大学卒業時、ボランティアの縁で知り合った陸前高田の養殖漁家のもとでわかめの漁業アルバイトを約1ヶ月間経験し、2014年5月に同市に移住、漁家へと就職。
現在は牡蠣やわかめの養殖作業のかたわら、SNSでの発信や「暦生活」、「くらしてん 」のWebメディアで執筆を行う。


「なぜ漁師になったのか」についてはこちら。


大学卒業後すぐに陸前高田に移住して、6年になります。
生粋の文化部女子は、この6年で漁業女子になりました。

広田湾漁業協同組合の組合員になって、ほんとにゆっくりと漁師への道を歩んでいます。

2020年の大きなテーマは"集中"と"整える"。
私にとっての軸は"牡蠣やわかめを育てて、広めること"です。今年はこの主軸の中での幅を広げて、スペシャリストとして精度を上げて追求していくこと。

"育てる"部分については、将来の自分に期待をしながらイチ生産者として自ら養殖をしようと思っています。

また、"広める"という部分については漁師/ライターとしての両方の立場から、漁業に関わる/知るきっかけを増やす、「入り口づくり」のようなことをやっていきたいと思っています。

漁師の働き方/生き方にまつわるものづくりやメディア、イベント。
みんなでごはんを食べる食イベントなどなど。
まだ願望の域を出ないものが多いのだけど、時間をかけてやっていきたいなと。

そのためには、今年以降はすこしずつ体とやるべきことを整えて、ひとつひとつの物事に集中できる環境をつくっていく。そんな感じで考えています。

そんな2020年の大きなテーマについて書いたnoteはこちら。


私の性格について

とりあえず、私がどんな性格なのかを書きます。友達はこれ読んで納得してもらえるとうれしい。笑

・内向的
・HSPのため、相手の感情への察し力と共感度が高くて非常にビビリ
・全くの初対面は人見知りする(共通の友人がいる場合は大丈夫)

・好きな色は黒、グレー、青
・どちらかといえば職人タイプです
・山羊座のO型
・情緒的なもの、自然の風景を好みます
・自然の写真を撮るのが好き
・好奇心/情報欲は割と高め
・アクティブとインドアをいったりきたり
・スイッチのオンとオフが激しいため、外はガンガン動いて家はごろごろ。できればごろごろしていたいタイプです
・調和を感じる雰囲気が好き
・スケジュール/タスク管理、仕事の連絡の返信が苦手
・算数が苦手で経理できません
・アルコールは体質的に飲めないのでごはんをたくさん食べます
・プライベートではいつもお菓子を持ち歩いてます
・朝の海が好きです

1年くらい時間経っちゃってるからもしかしたら変わってる可能性あるけど、前に受けた私のストレングスファインダーはこれ。

1. 共感性 
2. 適応性 
3. 慎重さ 
4. 個別化 
5. 収集心

そして、このストレングスファインダーについて書いたnoteはこちら。
この中でも共感能力のことを書いているんだけど、HSPの傾向が強いからなのかなあといまは思う。

HSPのビビリについて、こちらのnoteを読んでいただけるとありがたいです。

掲載メディアなど

移住の経緯ややっていきたいことについては、こちらの記事にまとめてくださっています。

●2018.8.31 高田暮らし


「移住」+「漁業」+「女子」という組み合わせはなんだか需要があるみたいです。なので、「移住漁業女子」として、日々ゆるりと生活しています。

● 2018.11.26  河北新報〈アングル東北〉

● 2019.3.2  朝日新聞 神奈川版  

● 2019.4.15  くらしてん 

●2020.06.27 "NARIWAI"

○ 『新・ゆとり論』

○ オレンジページ2020年4/2号内 ”えがおのストーリー”


主に使うSNSたち

基本的にTwitter上に生息していて、ときどき海の写真を載せまくるのはInstagram。

○Twitter


○Instagram

あと、2018年の夏頃から2019年末まで、noteを毎日更新していました。去年までの主な生息地です。

500日更新を達成したことや、文章の質を高めたくて2020年から毎日更新をやめたけど、ときどき海のことや日々の暮らしを書いていこうと思っています。覗いてみてね〜。

○ note

○ 海くらし週報(noteマガジン)


マルテン水産でのお仕事について


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①生食用殻付き牡蠣の養殖

3年物の殻付き牡蠣を養殖しています。

全国的に見ても、"3年"という年月をかけて牡蠣を育てている生産者はごく稀で、陸前高田市内でいうと私が普段いる小友町の殻付き牡蠣の漁師さんたち4人のみらしいです。

私はその中のふたり、牡蠣の生産者をしているご兄弟の元で一緒に養殖作業をしています。

マルテン水産は家族経営漁家ではあるのですが、父、兄、弟がそれぞれが生産者として集まったギルド的な共同経営体なので、私はこの3人のボスたちに雇用していただいてる形です。

牡蠣の養殖の大まかな作業はこんな感じ。

1年目

1. 牡蠣の稚貝の間引き(原盤調整作業)と養殖いかだへの仕込み作業

2年目

2.牡蠣の棚移動
3.温湯駆除作業 


3年目

4.温湯駆除作業
5.水揚げ作業
6.牡蠣の掃除とサイズわけ
7.いったん海に戻すため、サイズごとにネットに入れて海に吊るす
8.出荷用の牡蠣ネットをいかだからあげて陸上に運ぶ
9.高圧洗浄機で洗う
10.滅菌海水が循環しているタンクに48時間浸けこむ(岩手県は48時間以上殺菌灯に当てた牡蠣を出荷することを義務づけてる)
11.出荷作業 → 発送

これをサイクル組んでやっています。

3年目に入ると出荷を控えていることから、作業内容が多いです。
食べてくださるみなさんが思っている以上に手作業で行う工程が多く、より良い牡蠣を育てるための手間ひまがたくさんかかっています。

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(Photo by 池田こーき)

陸前高田の牡蠣は、量より質。

他産地に比べると生産量自体は多くないので、各市場と飲食店さまへの発送がメインとなっています。
なので、個人さまへの牡蠣発送については、Facebookページへ直接連絡のご注文のみを受け付けています。

もしも牡蠣食べたい!買いたい!って思ったくださった方は、こちらのnoteを一読いただいた上でFacebookページからご連絡いただけるとありがたいです。

牡蠣の値段や発送に関しての詳細がまとまって書いてあります。よろしくお願いいたします〜。

話は変わるけど、牡蠣=ノロウイルスのイメージを持たれている方が多いので、このnoteも読んでいただけるとうれしいです。
原因は人間にあるから、牡蠣は悪くない!




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②わかめの養殖

わかめについては、ご兄弟のお父さんがわかめ生産者として養殖をしています。わかめ養殖は短い期間で様々な工程をこなす必要のあるものです。

秋頃から養殖するためのロープづくりをして、海での作業がはじまります。
大体11月後半頃からわかめ種を仕込み、3月の中旬頃から成長したわかめの刈り取りがスタート。
仕込みから最終出荷までは、約5ヶ月間ほど。3年かける牡蠣と比べると、非常に短い期間で行う作業になります。

実際にどんな作業を経ているのかは下の”わかめnote”としてまとめてあるので、こちらを見てください。


とりあえず、ざっくりとシーズン中にどんな作業をしているのかを簡単に紹介。

3月中旬頃から4月末までの間にやっている作業の流れ

① 沖でわかめの刈り取り
② わかめを茹でる→茹でたわかめを海水で冷やす作業(約90℃のお湯で茹でたあと、海水で冷やす)
③ 一定量の塩をわかめに絡めて、タンクの中で一晩塩漬けにする
④ 一晩塩に漬けたわかめをタンクから手作業で出していく
⑤ 水分を抜く
⑥ 枯れている葉先部分を手作業で切る
⑦ わかめの真ん中を通っている茎と葉っぱなどを手作業でわける
⑧ 種類別に脱水機にかけて水分を抜いて乾燥させる
⑨ 乾燥したわかめをほぐしながら箱詰め
⑩ 出荷

わかめは大体10日くらいに1回ペースで出荷日と入札日が決まっているので、出荷日のスケジュールから逆算して沖作業から梱包作業までを行う必要があります。
なので、3〜4月末までは結構忙しい時期になります。

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(Photo by 池田こーき)

こんな感じで職場では牡蠣とわかめ養殖に関わる全ての工程に携わって、海でも陸でもオールマイティーに動いています。

職場での様子や写真はこちらにときどき載せています〜。(頻度は低め)

○ Facebook


○ Instagram


(販売に関しては販売担当のボスと直接連絡をしていただきたいので、私にご連絡くださいましたら、ボスにお繋ぎします。)

ライティングについて


漁業のお仕事のほかに、ときどき文章のお仕事をお受けしています。いまお手伝いさせていただいているWebメディアさまはこちら。

○くらしてん


○暦生活


○ FISHERMAN JAPAN  "Triton Job"


2020年は本業である漁業の仕事を整えていくために、新規のお仕事は完全にお受けしないことにしました。申し訳ありません

昨年から引き続きのお仕事についてですが、3.4.8.9.10月後半〜12月の間は本業に集中させていただきたく、できる限り該当の月以外での対応とさせていただきますよう、何卒よろしくお願いいたします。

そして、精一杯やらせていただきますので、引き続きよろしくお願いいたします!

私が2020年の"やらないこと"について書いたnote内にも書いてあるので、読んでいただけると大変ありがたいです。

(昼間海にいるときは携帯を見られないことが多い、元々返信を返すのが苦手なので返信はかなり遅めです。申し訳ありません!)

 番外編な話

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朝の海が好き

私がはじめて船に乗って、海に出たのはわかめの刈り取り作業。
春とはいえ、5時に出航だったのでまだ真っ暗でした。

はじめてのわかめ、はじめての船、はじめての海の上。
そして、はじめて見た海の上での朝陽。

なにもかもはじめての出来事の中、みんな作業に集中するためにあんまり話さずピリっとした空気内で不安しかなかった中で、朝陽はその不安さ、実家で負っていた日々の不安さを取り除いてくれたように感じました。

そして、空と水面にうつるグラデーション。すべてが素晴らしかった。

その記憶があるからなのか、朝の海を見ると心がホッとしてうれしくなる。

話は変わるのですが、私はこの仕事をする前から早起きが得意で、コンビニの早朝アルバイトを8年くらい続けていました。(高1〜大卒まで)

5時半頃に家を出て、バイト先までは約10分。

出発して自転車を走らせると、夏はもうカンカン照りで、暑くて汗が出るし昼間のように明るい。
冬はまだまだ夜で、冷たい空気が口からすーっと入ってきて寒くて真っ暗。

春秋は薄暗い中に、グラデーションになった夜明けの空を見ながら自転車を漕ぐのが好きでした。

早朝のたった10分の通勤でも、季節の流れを感じるための大事な時間だった。
その大事な10分が、いまは海に変わったのかもしれない。

私にとっての朝は癒しの時間。朝の海はセラピーなのかもしれません。
それについて書いたnoteはこちら。

これからも季節のうつろいを全身で感じながら、海を見続けていこうと思います。


なにかありましたら、お気軽にDMください。
では、よろしくお願いいたします〜。







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Fisherman / Writer / 移住漁業女子 / 神奈川県から陸前高田に移住して、新卒で漁業の仕事をしています。牡蠣やわかめの養殖しながら、写真を撮ったり文章を書いたり。「暦生活」「くらしてん」のWebメディアで執筆中。

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コメント (10)
三重の真鯛の養殖屋で働いています。ライターもしてます。
三浦さんのnoteをみて、海の世界はユニークだと実感しました。
僕も少しずつ漁業の世界を発信できればと思いました。
更新楽しみにしてます!
春菊さん

コメントありがとうございます!
漁業のことって、その職業以外の人たちにはなかなか接点がないから、不思議な世界だなと思います。
こちらこそです、お互いいろいろ発信していきましょ☺️
はじめまして!客船で船乗りをしている者です。同じ海に出ているものとして、職種は違えど興味深く読ませていただきました。私のnoteでも記事関して上げさせてもらいました🙇🏼‍♂️
aokoさん

はじめまして!私のnoteを読んで紹介してくださって、本当にありがとうございます!

船乗りさんなのですね!私はひとつの海で牡蠣を養殖する仕事なので、たくさんの海をめぐるお仕事をされているaokoさんがすごいなあと思いました!お体に気をつけて、仕事頑張ってください🙇‍♀️
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