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"海のお仕事"とはこういう仕事です


(2020.01.12  追記と修正しました。)

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(Photo by 池田こーき)

はじめまして、こんにちは。
三浦尚子(みうらひさこ)です。いろんな人から、ひーさんと呼ばれています。
漢字で書くと読まれた試しがないので、普段は漢字表記をしないようにしてるけど、珍しく書いてみました。

いままで自己紹介をしたことがなかったので、ざっくりと自分のことを書いておきます。

1991年生まれ。神奈川県相模原市で生まれ育つ。大学の頃、京都府宮津市の限界集落と伊根町に通い、田舎の生活を知る。編集インターンなどを経て、卒業後はライターになろうとしていたが断念。震災をきっかけに知り合った漁師さんのところで漁業アルバイトを経験し、その縁で大学卒業後に岩手県陸前高田市に移住。
職業は牡蠣漁師。牡蠣とわかめの養殖をしているマルテン水産で働いている。

大学卒業後すぐに陸前高田に移住して、もうすこしで6年になります。生粋の文化部女子は、この6年弱で漁業女子にすっかり変貌しました。

広田湾漁業協同組合の組合員になって、ガチ漁師の道をゆっくりと歩んでいます。今年以降は私自身の事業として、養殖をする形をつくっていこうと思っています。ゆっくりでも、コツコツ淡々と。確実に。

移住の経緯やこれからやっていきたいことについては、こちらの記事にまとまっています。

●2018.8.31 高田暮らし


「移住」+「漁業」+「女子」という組み合わせはなんだか需要があるみたいです。なので、「移住漁業女子」として、日々ゆるりと生活しています。

以下は掲載メディアになります。

● 2018.11.26  河北新報〈アングル東北〉

● 2019.3.2  朝日新聞 神奈川版  

● 2019.4.15  くらしてん 


また、私が書いたnoteにも「なぜ漁師になったのか」について書いているので、読んでいただけるとうれしいです。


職場では、牡蠣とわかめ養殖に関わる全ての工程に携わっています。
陸海どっちの作業についても大丈夫な、オールマイティ海ガールです。

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(Photo by 池田こーき)

普段のnoteだとまとまりがない部分が否めないので、今日はあらためて私の職場での仕事や個人的にできることについてまとめていこうかと思います。
お仕事まとめnoteです。


仕事について

目次

⑴ マルテン水産でやっているお仕事

○ 牡蠣の養殖
○ わかめの養殖
○ 広報的な部分



⑵ 広まってほしい話

○ 作業場見学 / 漁業体験
○ 牡蠣のご注文について



⑶ 私個人ができるお仕事

⑴ マルテン水産でやっているお仕事


○ 牡蠣の養殖をしてます ○

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3年物の殻付き牡蠣を養殖しています。

全国的に見ても、"3年"という年月をかけて牡蠣をつくっている生産者は陸前高田市小友町の殻付き牡蠣の漁師さんたち4人のみらしいです。

私はその中のふたり、牡蠣漁師をしている千田晃さんと佐々木眞さん兄弟の元で、一緒に養殖作業をしています。(実の兄弟だけどふたりの名字が違うのは、弟さんが婿に行ったから。マルテン水産は千田家の家族経営です。)

牡蠣の養殖の大まかな作業はこんな感じ。

1年目

1. 帆立の原盤に付着した牡蠣の稚貝を間引きする (原盤調整作業)
2. 間引きをした牡蠣の稚貝を垂下ロープに挟みこむ
3. 稚貝を挟み込んだ垂下ロープを養殖いかだに吊るしにいく

2年目

4. 2年目の牡蠣を吊るす場所を移動する
5. 温湯駆除作業

3年目

5. 温湯駆除作業 (出荷を控えている3年目の牡蠣は必ずお湯につけることになるので、3年目はここからはじまります)
6. 水揚げ作業
7. 牡蠣の掃除とサイズわけ
8. いったん海に戻すため、サイズごとにネットに入れて海に吊るす
9. 出荷用の牡蠣ネットをいかだからあげて陸上に運ぶ
10. 高圧洗浄機で洗う
11. 滅菌海水が循環しているタンクに48時間浸けこむ(岩手県は48時間以上殺菌灯に当てた牡蠣を出荷することを義務づけてる)
12. 出荷作業 → 発送

これをサイクル組んでやっています。

3年目に入ると出荷を控えていることから、作業内容が多いです。
多分みなさんが思っている以上に手作業で行う工程が多く、より良い牡蠣をつくるための手間ひまがたくさんかかっています。

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(Photo by 池田こーき)

食べたい!買いたい!って思った人は、”⑵ 広まってほしい話” の方までスクロールしてください。
詳細を書きます。


○ わかめの養殖をしてます ○

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わかめについては、千田勝治さんがわかめ生産者として養殖をしています。(牡蠣漁師をしている兄弟ふたりのお父さんです。)

わかめ養殖は短い期間で様々な工程をこなす必要のあるものです。

11月後半頃からわかめ種を仕込み、3月の中旬頃から成長したわかめの刈り取りがスタート。
仕込みから最終出荷までは、約5ヶ月間ほど。3年かける牡蠣と比べると、非常に短い期間で行う作業になります。

実際にどんな作業を経ているのかは下の”わかめnote”としてまとめてあるので、こちらを見てください。


とりあえず、ざっくりとシーズン中にどんな作業をしているのかを簡単に紹介。

3月中旬頃から4月末までの間にやっている作業の流れ

① 沖でわかめの刈り取り
② わかめを茹でる→茹でたわかめを海水で冷やす作業(約90℃のお湯で茹でたあと、海水で冷やす)
③ 一定量の塩をわかめに絡めて、タンクの中で一晩塩漬けにする(漬物みたいな感じにする)
④ 一晩塩に漬けたわかめをタンクから手作業で出していく
⑤ 水切り
⑥ 枯れている葉先部分を手作業で切る
⑦ わかめの真ん中を通っている茎と葉っぱなどを手作業でわける(芯抜き作業)
⑧ 種類別に脱水機にかけて水分を抜いて乾燥させる
⑨ 乾燥したわかめをほぐしながら箱詰め
⑩ 出荷

わかめは大体10日くらいに1回ペースで出荷日と入札日が決まっているので、その日に照準を合わせて沖作業から梱包作業までを行う必要があります。
なので、3〜4月末までは結構忙しい時期になります。

○ 広報的な部分

ここから下は、私個人がやっていることです。
養殖作業の他に、広報的な部分などもやらせていただいています。いろいろやらせていただけて、ほんとありがたや。

(販売に関しては、うちの販売担当のボスと直接連絡をしていただきたいので、ご連絡くださいましたら、ボスにお繋ぎします。)

○ 仕事の写真を撮ってます ○

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漁師さんの作業や牡蠣、海の写真などを撮っています。SNSを見ていただけると、普段どんなことをしているのかわかりやすいかも。

Oystagram 

Marutengram 

Facebookページ

飲食店さまや個人さま含めて、お問い合わせやご注文などは下のFacebookページにメッセージをくださると大変ありがたいです。


○ 仕事と普段のことを書いたり、つぶやいたりしてます○

Twitterにもちょこちょこ仕事のことやカメラで撮った写真を載せていたりします。あと、私の日常もちらほらと。
私個人に興味ある方は、こちらものぞいてもらえるとうれしいです。

Twitter 

そして、いま書いてるnote。

noteでは、
①漁業について
②なにかを見聞きして感じたこと
③移住生活での日記

など、3つのことを気ままに書いています。
これも読んでもらえたらめちゃくちゃうれしいやつ。

note 


⑵ 広まってほしい話


牡蠣の注文などについてです。
普段からお問い合わせもある話なので、めちゃくちゃ大事。

まずは、作業場見学の話からスタートです。

○ 作業場見学 / 漁業体験 ○

事前にご連絡をいただければ、作業場の見学 / 漁業体験 / 企業研修などの一環としてのボランティア活動を受け入れています。(ただし、3.4.8.9.12月は牡蠣/わかめの繁忙期や沖作業がメインとなっている時期になるので、繁忙期は受け入れができないこともあります。)

「やってみたい!」と言っていた私の友達やゼミの後輩たちも、浜作業のお手伝いをしてもらいました。
そのときの話はこちらのnoteに。

体力を使うことと、泥や海水で汚れても気にならない方はぜひ一緒に作業しましょう。ただ、突発的に参加するのは作業の都合上難しい場合もあるので、事前連絡をいただけると非常にありがたいです。

ご連絡の際に必要な情報

・いらっしゃる予定のお日にち
・人数
・お時間(漁業体験の場合、作業の都合上丸1日いていただける方限定でお願いしています。)

連絡はfacebookページまで、お願いします。


○ 牡蠣のご注文について ○

ざーっと長文を書いてきて、やっと牡蠣の注文の話です。めちゃくちゃ大事なやつ。

陸前高田の牡蠣は、量より質。
他産地に比べると生産量自体は多くないので、各市場と飲食店さまへの発送がメインとなっています。
なので、個人さまへの牡蠣発送については、Facebookページなどで金額等の詳細をお問い合わせくださった方からの直接連絡のご注文のみを受け付けています。

ここに販売内容を置いておきます。
お歳暮や年末年始のパーティー、お祝い事等があったら、ぜひ牡蠣ちゃんを食べてもらえるとうれしいです。

*消費増税に伴い、発泡スチロールや簡易ナイフ、発送代が値上がりしたことにより、2019年11月から牡蠣の代金+発送代を値上がりさせていただきました。
いままでご購入くださっていた皆さま、ご了承くださいますようよろしくお願いいたします。

また、今シーズンから個人さまへの牡蠣発送の受付は11〜5月末までとさせていただきます。年々上昇している海水温の変化や産卵期など、牡蠣の身の状態を考えてこの期間内となりました。何卒よろしくお願いいたします。

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販売内容
(2019年11月に値段の改定をいたしました)

殻付き牡蠣(生食用)
①Mサイズ20個入り 4000円
②Mサイズ30個入り 6000円
③S〜Mサイズ20個 レンジパックセット3500円 (牡蠣を中に入れて、電子レンジで蒸し調理するためのレンジパックが付いています)

むき身牡蠣(加熱調理用)
・1キロ 3000円 
(*1キロよりも 少ない/多い グラム数をご希望の場合はお気軽にお問い合わせください。)


*軍手 / 簡易ナイフ / 説明書がセットで付きます。
*消費税、送料は別途いただく形になっています。(関東圏への発送1500円 / 関西以南への発送1700円。ロットが多く発泡スチロールが大きくなった場合はもう少し高くなります。)
支払いは牡蠣到着前の前払い、銀行振込のみ。
お振込確認→発送とさせていただいております。ご面倒おかけしますが、よろしくお願いします。
消費期限は発送日から5日間となっております。

発送に関しての必要情報

・牡蠣の個数 or ①〜③のどれかを選択してください
・ご注文者氏名 / ご住所 / 電話番号/メール
・お届け先氏名
・お届け先のご住所
・お届け先のご連絡先(電話番号)
・発送の日付指定
・発送の時間指定 (午前中 / 14〜16時 / 16〜18時 / 18〜20時 / 19〜21時)

上記の内容を、マルテン水産のFacebookページのMessageまでご連絡いただけるとありがたいです。(その際に、「ひーさんのnoteを見て連絡しました」と言ってくれる友達がいると、泣いて喜びます…!)

途中にも書きましたが、飲食店さまで牡蠣のご注文やお問い合わせ等がありましたら、合わせてFacebookページまでお願いします。

よろしくお願いします。



⑶ 私個人ができるお仕事


めちゃくちゃ長いもの書いたけど、ざっとこんな感じ。
私個人の仕事というよりは、完全に職場での仕事紹介でした。

私個人に対しても、なにかお仕事や質問などがあればぜひお願いします。

私ができることを載せておきます。
ぜひ、と書きましたが、海のお仕事との兼ね合いがあって本業を優先いたしますので、昼間に取材に行く形のお仕事はスケジュール調整が難しくなっております。
牡蠣や暮らしにまつわるコラムや、夜にオンライン上でやりとりができるもののみを受け付けておりますので、ご面倒おかけしますが何卒よろしくお願いいたします。

私ができること

○ ライティング
○ 写真撮影

(昼間海にいるときは携帯を見られないことが多いので、返信は夜になります。)

ただビビリなので、全く知らない人からのご連絡で、いきなりの友達対応は非常にビビリます。なので、はじめは言動を少し丁寧にしていただけると非常にありがたいです。(共通の友達がいる場合はビビらないので大丈夫です。)

その話は、こちらのnoteに。

なにかありましたら、お気軽にDMください。
では、よろしくお願いいたします!


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私のnote、読んでくださってありがとうございます。 もしも「いいな」と思っていただけたら、感想と一緒にRTやシェアしていただけるとうれしかったりします。。

スキって言ってくれてありがとうございます😊
100
Fisherman / 移住漁業女子 / #牡蠣を愛でる会 / 相模原→陸前高田に移住して、新卒で漁師になりました。牡蠣を養殖しながら写真を撮ったり、毎日noteを書いてます。Oystagram🐟 : http://Instagram.com/neripiko

コメント10件

三重の真鯛の養殖屋で働いています。ライターもしてます。
三浦さんのnoteをみて、海の世界はユニークだと実感しました。
僕も少しずつ漁業の世界を発信できればと思いました。
更新楽しみにしてます!
春菊さん

コメントありがとうございます!
漁業のことって、その職業以外の人たちにはなかなか接点がないから、不思議な世界だなと思います。
こちらこそです、お互いいろいろ発信していきましょ☺️
はじめまして!客船で船乗りをしている者です。同じ海に出ているものとして、職種は違えど興味深く読ませていただきました。私のnoteでも記事関して上げさせてもらいました🙇🏼‍♂️
aokoさん

はじめまして!私のnoteを読んで紹介してくださって、本当にありがとうございます!

船乗りさんなのですね!私はひとつの海で牡蠣を養殖する仕事なので、たくさんの海をめぐるお仕事をされているaokoさんがすごいなあと思いました!お体に気をつけて、仕事頑張ってください🙇‍♀️
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