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オリンピックボランティアが見た香港

幸せだったころの香港

数年前香港に旅行へ行きました。お気楽に一度本場の飲茶を食べたいね~くらいの楽しい旅でした。ビクトリアピークへ上り夜景を楽しみ、観光バスで香港の夜を満喫しました。

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今の香港

それから数年、Googleで香港と検索すると、一番に下の画像が出てきます。

香港

香港はもともとアヘン戦争の結果、英国に割譲され1997年に99年間の割譲契約の期限がきれて中国に返還されたわけですが、契約当時は99年といえば、ほとんど永久という感覚であったろうと思います。

ところが年月は確実に流れ、1997年に香港は一国二制度という形で中国に返還されました。中国も領土返還を優先して苦肉の策としての一国に制度だったと思います。香港は民主化を進める実験だったのでしょうが、2014年に行政長官が普通選挙ではなく、指名委員会の過半数の支持を得た2-3人から選ぶという方針に反対する市民により雨傘運動がおこりました。

その後今年になって国家安全維持法の可決によって香港の民主制は大いなる打撃を受けることになり、周庭氏らが収監される事態となっています。言論の自由が奪われるとはどれほどの息苦しさを感じるものなのか想像もできません。もう昔の香港にもどることはないのでしょうか。

今日の1冊(通算3冊目)

生きるとは自分の物語をつくること

これから河合隼雄先生のシリーズを読んで行こうと思います。まずはとっかかりやすい対談ものから読んでみました。河合隼雄はユング研究の第一人者で、2007年に79歳で亡くなっていますが、文化庁長官や文化功労者、日本臨床心理士資格協会を設立した方です。

題名にあるように、生きることは自分の人生を生きることであり、生きずらい人生を自分なりの物語に置き換えて生きていくことと考えています。心理カウンセラーは、自分の物語を書けない人に寄り添い、患者が自分の物語をかけるまでとことん付き合うことと述べています。

なるほどな~自分も自分なりの人生を生きれば良い、自分の物語を作れば最高じゃんと思えると、他人や世間の評価は関係ないと思えれば楽になれそうです。

今日も最後までお付き合いを頂きありがとうございました。


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