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高井宏章 雑文帳

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徒然なるままに。案外、ええ事書いてます
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2020年4月の記事一覧

「書くべきことを、読めばいい」 オジサン記者から新米記者諸君へ

「書くべきことを、読めばいい」 オジサン記者から新米記者諸君へ

私は、noteでは本業(新聞記者です)のことはほとんど書かないようにしている。諸般の事情もあるが、単純に楽しくないからだ。「別人格によるストレス発散の場」で仕事のことを書くほど真正マゾではない。
なので、この投稿はちょっとした例外だ。

では、なぜ朝っぱらからこの文章を書いているかといえば、それは新型コロナウイルスのせいだ。

他のお仕事と同様、記者も今、新型コロナの影響で「仕事のやり方」の大きな

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「描くこと」と生き抜く力

「描くこと」と生き抜く力

新型コロナウイルスとの戦いで、私たちは「おうちにいること」が使命になっている。
この使命が、なかなか大変な人たちがいる。
そして、そうでもない人たちもいる。
ウチの三姉妹は「そうでもない」という部類に入る。
それは、彼女たちが持つ「絵を描く力」と無縁ではないと私は思ってる。
今日はそんなお話を書いてみる。
テーマは「描くこと」とresilience(レジリエンス)だ。

難訳語 resilienc

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「気高さ」に触れるとき

「気高さ」に触れるとき

「自己肯定の鬼」というタイトルで臆面もなく投稿するほど、私は自己肯定感が強い。
だが、そんな鬼にも死角はある。
「どうあがいても今生では手が届きそうもないな」という善き属性がある。今生は「こんじょう」と読むのじゃよ、若いの……。
それは、「気高さ」という美徳だ。
こればかりは、今生どころか、3回生まれ変わっても無理そうだ。

SARSから世界を救った医師「気高さ」とは、どんな属性だろう。

今、真

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喜劇人に花束を 志村けんさんについての深夜の連ツイから始まった奇妙な体験と、noteに書こうと思っていたこと

喜劇人に花束を 志村けんさんについての深夜の連ツイから始まった奇妙な体験と、noteに書こうと思っていたこと

志村けんさんの訃報が伝わった日、私は寝る前にこんな書き出しの連続ツイートをした。

深夜2時近い。最近、早寝なので、いつもならとっくに寝ている時間だ。
でも、「この出来事は、何か書き残しておきたい」と思った。だから備忘録として、走り書きするようにツイートした。
この後、ある事情でリファインされたものを載せるので、リンクは開かなくても大丈夫です。
こうした連ツイを元にnoteを書いたことが何度かあっ

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