記事一覧
文学フリマに行きました
(この記事は3日程度で消す予定の記事です。それでもよければ。)
文学フリマに行きました。
客として行っただけで、文学フリマに行けること自体が特権性の表明みたいな側面もあると思うので、わざわざ発信するつもりはなかったのですが、わたしが今回買った作品について感想を書こうと思っているので、間接的にバレてしまうだろう、ということで改めて書くことにしました。
その中で、Twitter上でやりとりしてい
定型詩を音楽理論で喩えてみる
最近日本の定型詩を音楽理論に当てはめて考えることが多くなったので、とりあえず文字におこしてみています。
定型詩(?)を音楽(?)理論(?)で喩えてます。
そもそも音楽理論とは何か知りたい方はSoundQuestのウェブサイトを読むとわかりやすいかもしれません。
また、比喩表現はそれぞれ単発で思いついたものなので、これらが無矛盾的であることを保証しません。定型詩を音楽理論を用いて体系的にまとめ
ネットプリント『liz/bluebird』あとがき
こんにちは。はじめてのネットプリントを出しました。
このnoteはそのあとがきに該当しますが、この作品について自分が考えていたことをゆるゆる書いていきたいと思います。先にこのnoteを読んでからネットプリントを読んでも大丈夫です。合わせて読んでいただけるとより楽しめると思います。
(2024/4/28/追記: PDF版の無料配信を開始しました。こちらのリンクからダウンロードできます。)
また
こんにちパンクールの絵文字短歌を勝手に鑑賞する
こんにちパンクールさんの「絵文字短歌」、本当に素敵な企画なので勝手に作品をまとめて勝手に鑑賞したいと思います。まだ見てない方は是非こんにちパンクールさんの動画を見てからこの記事を読んでください。マジですごい企画なので。
この記事では2023年11月2日現在、こんにちパンクールで一般公開されている『絵文字短歌』シリーズの動画で各メンバーが作った短歌を公開順・メンバー別に載せています。
絵文字を出
第七回円錐新鋭作品をゆるく鑑賞する
はろー。はじめまして。池田宏陸です。
第七回円錐新鋭作品賞が発表されました。今回は79作品の応募があったそうで、読んでみると「新鋭」という名に恥じない、あたらしい俳句の在り方を問う作品がたくさんありました。そこで、今回円錐新鋭作品賞の応募作のなかで、わたしが気になった作品をゆるく鑑賞してみようかなと思います。(以下敬称略で書きます。)
花車賞(澤好摩推薦作品) -土屋幸代「泥に立つ」新鋭作品、
第4回全国俳誌協会新人賞神野紗希奨励賞「watercolor」
飛び石をとび対岸のはつなつへ
六月の風はみずいろ水彩画
思春期のすこし手前の水鉄砲
かみさまが配置を決めたひつじ草
金魚玉も宇宙の淵も透明で
およいだりおよがされたりしてくらげ
噴水の水が覚えているかたち
たましいは水饅頭の餡のいろ
美しき仮死状態の水中花
しにたいと言って死にたい蛍の夜
梅雨の星ひつぎはからだのみ運ぶ
涼しさはたくさん泣いたあとのこと
夏怒涛前世は人魚だった泡
夕凪が来て幽霊は去
第4回全国俳誌協会新人賞授賞式をゆるくレポートしたりゆるく鑑賞したり。
はろー。はじめまして。池田宏陸です。
第4回全国俳誌協会新人賞の授賞式に行きました。良い経験だったので、ちょっと文章にしてまとめようかな思って久々にnoteを書くことにしました。授賞式の直後に書いているので、荒削りな部分があったり、誤字脱字などあると思いますが、ご了承ください。あくまでも雰囲気だけ感じていただけたらと。
ちゃんとしたレポートや受賞者の作品及び講評は「俳句展望」2023号春号に掲
「たまこラブストーリー」の最初の30秒
本レビューはネタバレを最小限(映画の最初の30秒)に留めてあります。事前知識は「たまこラブストーリー」の予告を見る程度で大丈夫です。
はじめに「たまこラブストーリー」は2014年4月26日に公開された京都アニメーションの劇場アニメーション作品で、予告編でもある通り、それぞれ餅屋の娘と息子である北白川たまこと大路もち蔵の恋が主な内容となっている。賑やかなうさぎ山商店街を舞台にしたアニメ「たまこまー