大橋ひろこ

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大橋ひろこ

ラジオNIKKEI「マーケット・トレンドDX」TBSラジオ「トレードアイランド学園」WEB動画「なるほど投資ゼミナール」「村上尚己のマーケットニュース」「探究!エミンチャンネル」「マーケット・スクランブル」note「ひろこのマーケットラウンジ」アナウンサー/投資家

最近の記事

年金の買い7兆円超、さらなる円高阻止?!円キャリーはまだ残っているか

日経平均一時1100円安も反発、底堅かった日本株市場 9/6(金)の米雇用統計を受けて米国株市場が幅広く売られたことや、日経平均先物が35000円台まで下落していたことをうけ、週明け9/9(月)の日経平均は一時下げ幅1100円を超え、取引時間中としては約1カ月ぶりに3万5000円台を示現するも、みるみる下げ幅を縮小終値では▼175.72円 36215.75円で取引を終了。 日本株、安値では買い向かう向きがあった模様で年金基金などの鯨が入っていたのではないかとの観測も。ドル

    • 雇用統計受けて米短期金利急低下、景気後退リスクに米株大幅下落

      雇用統計受けてリスクオフ再燃?! いやいや、そんなに売り込むほどの悪い数字?!と雇用統計を受けた市場の反応に驚きますが、週明け月曜日の東京市場は8/5(月)の令和版ブラックマンデー再来か?と戦々恐々のムードにあります。 9/6(金)の夜間取引で日経平均先物は35000円台に下落しています。 (東京時間の終値は 36391.25円) もちろん、下げているのは日本株だけではなくて米国株全般に売りが広がっています。史上最高値を更新していたダウ、そして最高値に1歩届かなかったS&

      • 逆イールド解消?!景気後退リスクを警戒し始めた株式市場

        明日の雇用統計前哨戦、ドル金利ドル円乱高下 決戦は金曜日。明日9/6(金)発表の雇用統計が重要なので一方向にはトレンドができにくいとは思っていましたが、今日9/5(木)のドル円は方向感なく神経質に上下動。注目の経済指標にアルゴリズムトレードが瞬発的に反応するもあくまで市場を動かしているのは短期筋のようです。          毎月勤労統計、実質賃金2ヵ月連続プラスで円買い ■8:30 日本 7月毎月勤労統計調査⬆️     ~現金給与総額 前年比 3.6%(予想2.9

        • 2番底探る展開か、米景気先行き懸念で米金利更に低下、ドル安円高へ

          2番底を探りに行くか?9/4日経平均1638円安 前日9/3(火)の米国株市場が軒並み下落、特にNVIDIAが9%を超える下落となったことを嫌気し、東京株式市場でも値がさの半導体関連株を中心に売りが広がる展開。日経平均のリバウンド局面は終了です。この後、2番底を探りに行く展開となるでしょうか。 ただ、NVIDIA始め、米国株式市場今夜9/4(木)は小幅に反発しており続落基調とはなっていません。そもそも昨晩なぜ米国株式市場が幅広く下落したのかもハッキリしないんですよね。ISM

        年金の買い7兆円超、さらなる円高阻止?!円キャリーはまだ残っているか

          9月の株安円高到来?!米株下落、米金利低下のリスクオフ相場へ

          植田日銀総裁発言で、円高圧力増す ドル円、下落幅の38.2%戻りくらいまでは反発するフェーズに入ったか、と思っていたのですが、甘かった。上値は相当に重いですね。9/3(火)東京時間から円高が加速。 油断していたのですが、13:30植田日銀総裁が経済財政諮問会議に出席。ここで再び利上げのスタンスに変わりがないことを表明。 閉会中審査でも同様の発言を行っていますし、何ら新味のない発言ではありますが、マーケットは日銀の年内の追加利上げの可能性を織り込み始めた感があります。7月

          9月の株安円高到来?!米株下落、米金利低下のリスクオフ相場へ

          リスクオン相場が戻ってきた?!…ただし9月相場は要注意!

          ドル円クロス円相場上昇、リスク選好相場 今夜はレイバーデーで米国市場は休場。 週明け9/2(月)ドル円相場は東京市場後場13:30頃から動意づき、22:30まで上昇を続けました。月初は新NISAの買付け設定日でもあるためでしょうか。 先週のPCEデフレーターで個人消費が底堅かったことや、シカゴ購買部協会景気指数が予想を上回ったことなどを受け、米金利が反発上昇した流れを引き継いだとも言えます。 利下げ織り込みで市場金利は低く抑えられており、更にジャクソンホール会合でパウエ

          リスクオン相場が戻ってきた?!…ただし9月相場は要注意!

          ドル安は底入れしたか?~月末要因、ドル金利反発でドル独歩高

          月末リバランスの影響?ドル独歩高となった8月最終週 先週は8月最終週でしたね。月末はリバランスなどの徳珠玉が入りやすく これまでのトレンドと逆方向に動きがちということを失念していました。 つまり、為替市場においてはドル安になりやすいと言えるわけで。 これまで独歩安だったドルだけが強い展開となりました。 これが月末週のリバランスの影響だったとするなら、週明けからは再びドル安基調に戻るということになりますが、しかし、先週はドル金利も猛烈に反発しており、ドルはこの金利上昇に連れ

          ドル安は底入れしたか?~月末要因、ドル金利反発でドル独歩高

          NVIDIA決算通過で米株堅調、米GDP改定値上方修正でドル反発だが…

          NVIDIA決算受けて下落も、マーケット全体への影響は軽微 注目されたNVIDIA決算、一言でいうと予想を上回る好決算でした。 2025年度第3四半期(2024年8〜10月)のガイダンスは売上高325億ドル(±2%)。アナリストの予想の平均は317億ドルでしたので、こちらも予想を上回っているのですが、株価は下落の反応。投資家を満足させる内容ではなかった、ということのようです。投資家の期待値があまりに高すぎた、ということでしょうか。 決算発表後の時間外取引では一時8%安ま

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          NVIDIA決算前、テック株軟調、ドル小反発

          NVIDIA決算待ちでドル巻き戻し? 皆さんがこのnoteを読む頃にはNVIDIAの決算が出ているかもしれません。 後数時間で発表になるのですが、明日の仕事を控え朝5:20までは起きていられませんので、発表前の走り書きですみません。 Xでもポストしたのですが、決算を受けて上下10%程度のボラティリティがあるだろう、との観測記事。 45兆円近くの価値が生まれるか消失するか?たった一企業の決算でこれだけのスケールで動く可能性があるとは…。小さなプットを持って寝ます。さてお宝ポ

          NVIDIA決算前、テック株軟調、ドル小反発

          J-REIT逆襲が始まった?人民元キャリーの巻き戻しリスクとは

          REITの逆襲?グロース市場とREIT市場活況 日経平均やTOPIXは小幅高、植田ショックの下落幅はほぼ取り戻したものの、更に史上最高値を追う上昇にまではなかなか発展しません。やはり為替水準が円高に触れてしまっていること、金融市場が安定すれば追加利上げの可能性という一抹の不安が主力株の積極的な物色につながっていないようです。 昨日のnoteで書きましたが、小型株、グロース銘柄群は今日も元気。東証グロース市場250は200SMAをわずかに超えてきました。日銀のスタンス転換は

          J-REIT逆襲が始まった?人民元キャリーの巻き戻しリスクとは

          円高でも底堅い日本株、グロース市場に資金流入?!

          日本株、主力大型株からグロースに資金循環? 23日(金)パウエル議長のジャクソンホール会合講演で「利下げの時が来た」と金融政策の転換を明言したことを好感して米国株は全般堅調だったものの、ドル売り円買いとなったことで円高が日本株市場の重石に。 ただ、日経平均は前場に500円安まであったことを考えると下げ幅縮小、以外と底堅い印象です。戻り売り圧力があまり強くないようですね。 日経平均やTOPIXが為替に上値を抑えられる中、資金はグロース市場に流れ込んでいるようです。東証グロ

          円高でも底堅い日本株、グロース市場に資金流入?!

          ドル安トレンド変わらず?!植田総裁、パウエル議長発言受け

          閉会中審査での植田総裁の発言 植田総裁、思ったよりもタカ派スタンス崩さず、の印象。株価急落は米経済指標の下振れを受けた世界的なドル安と日銀の政策変更が背景にあった、と植田総裁は、日銀の政策変更だけが原因ではないとしています。 また「金融市場は引き続き不安定な状況で、極めて高い緊張感を持って注視していく」としながらも「経済・物価見通しが実現する確度の高まりが確認できれば、金融緩和の度合いを調整する基本的な姿勢に変わりはない」と利上げを正当化、今後の利上げに含みをもたせた印象

          ドル安トレンド変わらず?!植田総裁、パウエル議長発言受け

          ドル反発は本物か、市場は明日のパウエル議長講演と植田日銀総裁発言に注目

          23日、ジャクソンホール パウエル議長講演控えドル買い戻し 6月26日からDXY(ドルインデックス:赤いライン)は下落トレンドを形成していますが、今夜は反発基調。明日のイベントを控えポジション整理でしょうか。テイクプロフィット。 タカ派の要人発言も意識されたでしょうか。 シュミッド米カンザスシティ連銀総裁、利下げに慎重な発言 「利下げを支持する前にさらなるデータを見る必要がある」 「雇用統計の年次改定は私の考え方を変えるものではない」 シュミットさんはボウマンFRB理

          ドル反発は本物か、市場は明日のパウエル議長講演と植田日銀総裁発言に注目

          ドルキャリーが始まった?円売り圧力の低下

          雇用統計年次改定、81.8万人下方修正 23時に公表されるとされていたのですが、米労働省のHPが23時に更新されず、昨年のデーター30.6万人下方改定のままだったことから、ドル円相場23時に急伸するというハプニングがありました。AI,アルゴが瞬時に去年の数字30.6万人に反応してしまったのでしょう。今年の年次改定は60~100万人規模の下方改定がある、との事前報道でしたので30万人なら全然良いではないか!という反応ですね。 労働省のHPが更新されたのは23:30、30分遅

          ドルキャリーが始まった?円売り圧力の低下

          米金利低下基調で「ドル独歩安」

          セブン&アイHDの買収に米規制当局が異議(の可能性) ドル円相場、テクニカルフィボナッチリトレースメント38.2%戻り水準で反発が止まり、下落基調を強めています。 東京時間は147.30円台まで円安ドル高が進行していたんです。その材料とされたのは、またしてもセブン&アイHDのニュース。 昨日19日(月)は買収提案の報道で5兆円規模の円買いが発生するとの思惑が円高をもたらしたと考えられますが、その買収提案に横槍が入ったことで実現しない場合のリスクを考えた投資家が多かったの

          米金利低下基調で「ドル独歩安」

          ドル円反落、円高の材料となったM&A案件

          ドル円上値重く、東京後場から円高加速 今日の東京市場の大きな話題は2つ。 ドル円相場は東京市場で円高基調を強めました。 1)米労働省年次改定、雇用統計NFP100万人下方修正? Xにマーケット関係者がウォッチするzerohedgeというアカウントがあります。危機を煽る方向にバイアスがある、とか政治的は右よりだとか批判も多いのですが、金融情報に特化したアカウントでその即時性から何処かのヘッジファンドが運営しているのではないか、などとも言われています。そのzerohedge

          ドル円反落、円高の材料となったM&A案件