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リスクオン相場が戻ってきた?!…ただし9月相場は要注意!

ドル円クロス円相場上昇、リスク選好相場

今夜はレイバーデーで米国市場は休場。
週明け9/2(月)ドル円相場は東京市場後場13:30頃から動意づき、22:30まで上昇を続けました。月初は新NISAの買付け設定日でもあるためでしょうか。

ドル円日足

先週のPCEデフレーターで個人消費が底堅かったことや、シカゴ購買部協会景気指数が予想を上回ったことなどを受け、米金利が反発上昇した流れを引き継いだとも言えます。

米国債利回り

利下げ織り込みで市場金利は低く抑えられており、更にジャクソンホール会合でパウエル議長は9月利下げ開始を示唆したことで、9月17-18日のFOMCでは利下げが確実視されていることで「ゴルディロックス相場」再び、というムード。8月の日本初ブラックマンデー&米失業率悪化で米リセッション警戒急上昇での緊急利下げ催促となった波乱はあっという間に沈静化。ぬるま湯相場ならリスク選好とばかりにドル円、クロス円が上昇してきた、と解釈することも出来ますが・・・。
クロス円相場も軒並み上昇、典型的なリスクオン相場です。

ドル円クロス円日足

昨日、今週は押し目買いが有効と書きましたが、ドル円を146.28円で買い参戦。ポンド円も192.14円で買ってみました。急落前の高値を取りに行くとは思っていません。通貨ペアによって異なりますがフィボナッチ・リトレースメントの38.2%、あるいは半値戻し、90SMAや200SMAなどの節目ではしっかりと手仕舞ったほうがいいかな。ドル円はまず38.2%戻しまで。ポンド円は半値戻しで一旦手仕舞うか、強ければ90SMAまで。

9月は株、ドル円のパフォーマンスが悪い月

日本取引所グループ、東証マネ部!のHPから拝借。S&P500とナスダック総合指数の月間騰落率。9月は圧倒的に悪い月なんですよね。

月間騰落率 S&P500とナスダック総合指数

米株が弱いの日本株が強いわけはない、ということで日経平均も過去70年あまりの統計で9月のパフォーマンスは他の月と比較して圧倒的に悪い。

月間騰落率 日経平均

となるとドル円のパフォーマンスが良いわけがありません。こちらはみずほ証券さん作成のドル円の月別騰落率。

ドル円月別月間騰落率

これは過去の経験則であって、必ず今年もそうなるというものではありません。今年の場合、7~8月に大きく崩れてしまっているため、過去の経験則が当てはまらないかもしれませんが、過去何十年もの経験則から9月が弱い傾向が顕著だという裏にはそれなりに理由があるのだと思います。例えば9月のFOMCというのは毎度相場を崩す傾向があるなど、検証したわけではないので確証はありませんが・・・。

というわけでリスクポジションはあまり引っ張らずに、今週はISM製造業、被製造業景況指数や雇用統計で逆に行くリスクもありますし、9月17-18日のFOMCでの利下げがトリガーとなるかもしれませんし、イベント前には要警戒ですね。
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