円高でも底堅い日本株、グロース市場に資金流入?!
日本株、主力大型株からグロースに資金循環?
23日(金)パウエル議長のジャクソンホール会合講演で「利下げの時が来た」と金融政策の転換を明言したことを好感して米国株は全般堅調だったものの、ドル売り円買いとなったことで円高が日本株市場の重石に。
ただ、日経平均は前場に500円安まであったことを考えると下げ幅縮小、以外と底堅い印象です。戻り売り圧力があまり強くないようですね。
日経平均やTOPIXが為替に上値を抑えられる中、資金はグロース市場に流れ込んでいるようです。東証グロース市場250指数(旧マザーズ指数)は今日26日(月)4.88%もの上昇となりました。
為替の影響(円高)を受けないセクターに資金が流れ込んでいるということでしょうか。下記はコロナショックの急落以降の日経平均、TOPIX、グロース指数の推移比較ですが、今回の植田ショックではコロナショックの安値をも割り込むまでに叩き売られましたので、単純に売られすぎの修正が入っているだけかもしれませんが、長い下落トレンドのレジスタンス(抵抗線:黄色のライン)を抜けてくれば強気になる投資家も多いと思われます。私は8/5の植田ショック以降、新規の現物株買いは1銘柄に留めており様子見に徹していましたが、今日グロース銘柄をいくつか買ってみました。確かに為替が関係ないという安心感はありますね。売り込まれすぎていて下値不安もありません。
今週は28日のNVIDIA決算にも注目
株式市場の注目といえば、今週水曜日28日はNVIDIAの決算にも注目です。ここで半導体銘柄が崩れてしまうと日本株市場、日経平均のさらなる上昇は期待できません。
ボラティリティ上昇が予想されますが、どちらに?
バンク・オブ・アメリカは「table-pounding buys」と言っています。テーブルを叩く程の強い気持ちを込めて~確信をもって買いだ!ということなんでしょうか。ゴールドマンも強気。
NVIDIAプット保有している身としては、下方向へのボラティリティ上昇を期待しているのですが:Dドキドキ
決算発表は28日午後4時20分(日本時間29日午前5時20分)
今夜は米金利やや反発、ドル安一服
ドル金利下落が続かず、今夜はドルがやや持ち直しています。これと言った材料があるわけではないのですが強いて言えば、米指標と原油価格。
■8月ダラス連銀製造業活動指数:▼9.7
(予想▼16.0:7月▼17.5)
~28カ月連続マイナスも、予想以上に改善。
※テキサス州の製造業100社の調査。テキサス州は工業生産面ではカリフォルニア州に次ぎ、輸出面では主要地域。米国全体の生産量の9.5%を占める。
■7月耐久財受注:前月比+9.9%
(予想+5.0%:6月▼6.9%)
~6月の▼6.9から7月+9.9%へと大きく改善。
そして今夜は原油が急伸中。ブレント原油日足チャートです。
ニュースは背景はXにポストしましたので下記を御覧ください。
原油高はインフレ再燃の思惑につながるため金利上昇要因となります。
ただ、世界の石油需給はそれほど引き締まっていないためこのまま上昇が続くとは思えません。リビアの政情不安からの生産停止、輸出停止はままあることであまり驚きは大きくありません。
これらの材料が米金利下落を止めて、やや反発させているのでしょうか。ということで、ドル円相場も米金利反発に連れて反発基調に。
日足でみるとまだ戻り売りのトレンドの中にいます。
自民党総裁選、もし石破さんになれば円安ですね。そのシナリオは極めて低いと思われますが。河野さんは脱原発の旗を降ろしました。
ドル円ショート、ポンドドルロングは継続。
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