私の芸術運動145ワンダーフューチャー

正直なところ私は最近根源的な恐怖に煽られてる。社会人として会社に所属して正社員として働いていたのがもう7年も前の事、会社を辞めてどうしようか?と思った当時の私はまだまだ若くエネルギーに溢れていた、私は突然画材を買い始め油絵を描き始めた。

あの頃の事は生涯忘れない、寝ても覚めても不安に襲われていて、私は毎日どうしようもない思いを抱えて生きていた、いろんな歌を聴いてたくさんの映画を見て、何冊も本を読み、幾度も旅に出て、何枚も何枚も絵を描いた。

このまま人生が平和に過ぎるはずがないよっ!!って思ってた、社会はそんな甘くない、いつか痛い目を見る、その時が私の運の尽きだと、どうせならすぐにダメとわかってくれた方が良かったのかもしれない、だけど7年も平和に生きて来られた、コロナ禍も乗り越えて私は1人でやりくりして来た、なぜか周りに助けられてこんな遠くまで来てしまったと感じる、だけど7年も歩き続けて来たつもりが振り返ればつい昨日の夜まで寝ても覚めても不安に襲われる自分がそこにはいた。

買ったばかりの画材を広げて自画像を描いていた自分が振り返るとすぐそこにいる。

不安の中聞いていた歌を聞くとすぐあの頃の気分になれる、私は不安を克服したのではなくて、麻痺していただけなのかもしれない、夢から覚める時は一瞬なのかもしれない、多分その時が私の運の尽きだろう。

しかし、私はあの頃聞いていた歌をまた聞きながら思うことがあった。イヤホンからはアジアンカンフージェネレーションというロックバンドの「ワンダーフューチャー」という曲が流れてる、私はあの頃未来の自分が今の自分の決断に心から感謝する日が来ると確信してたのを思い出した、他にも当時私を励ましてくれたいろんな事が今の私をまだ後押ししてくれている事にも気付いた。

本や歌や映画や旅、そして描き始めた油絵。

私は逆にこれらを通して誰かの背中を押せるかもしれない。

そういう事がしたい、私の芸術を通して。

そのために積み上げて来た時間と私の芸術達、私は改めてここで決断するタイミングに来たんだろうなと感じてる、今ここでする決断を未来の自分が心から感謝できる様に今を頑張ります、そうすれば未来の自分もまた同じ様に頑張ってくれるでしょう!?

もし悲惨な結末になったなら、その時はもうごめんとしか言えません!笑

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