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奥田民生と吉田拓郎のギターを抱いた2人旅! 「ホテルカリフォルニアはドコにあるん!? 」の企画書

これは私の故郷、広島県ゆかりの2人の「音楽界の巨人」に捧げた企画書。

有名ミュージシャンで「音楽にまつわる」ロードムービーをしたいな、と言うのが発想の出発点。

では以下が企画内容。

全ての大人に送る高揚感の旅。 大人が忘れてしまった少年の様な鼓動の高鳴りをあなたに。 

広島生まれ奥田民生 と広島育ち吉田拓郎 そんな大人の2人が贈る夢と幻想のアメリカ紀行。  

2人が20世紀音楽界最大のミステリーに迫る… 

そのミステリーとは…イーグルスが唄う70年代を代表する名曲「ホテル・カリフォルニア」。  

その歌で唄われる「ホテル・カリフォルニア」は発表から30年経った今でも「一体どこにあるのか?!」と、 ファンの間で語りぐさになっている幻のホテル… 

道中、ギター片手の2人が歌いながら、うまい飯を食いながら、時には美女と戯れながら その「ホテル・カリフォルニア」を探すミステリードライブ珍道中を敢行! 

果たして、ホテル・カリフォルニアはどこにあるのか!? 

番組は「ホテル・カリフォルニア」の歌詞を元に全編ミステリーツアー仕立てで展開。  

【一日目~カリフォルニアへ~】 

ホテル・カリフォルニアを探す旅に出かけた2人のミュージシャン。ロサンゼルス空港に降り立った彼ら。 イーグルスの名曲「ホテルカリフォルニア」の歌詞を手がかりに、長い旅の幕が開けた… 2人はまず、ホテル・カリフォルニアの歌詞に注目。  

暗く寂しいハイウェイ涼しげな風に髪が揺れる コリタス草の甘い香りがほのかに漂い はるか前方には かすかな灯りが見える 頭は重く 視界かすむ どうやら今夜は休息が必要だ 

民夫「ハイウエイ…コリタスという植物がヒントですね…」ということで、クルマに乗り込みドライブ開始! とりあえず地元のオネエチャンに声をかける2人。西海岸らしい気さくな女性が教えてくれる… 「コリタスを摘みたいならハイウエィを南に行くといいわ。」 2人はハイウエィを南下。歌詞通りに「遙か前方にかすかな灯り」が見えた。2人はお巡りさんに話を聞く事に。すると… 警官「君たち!コリタス(麻薬)目当ての観光客だな。署まで来くるか?」 そう、あの名曲で唄われていた「コリタス草」とは、西海岸原産である麻薬の一種だったのだ! このピンチを脱すべく、2人はギター片手に「警察官の好きな曲」を一曲披露。 やっと許してもらったところで一日目は終了。 

【2日目~1969年のワイン~】 

2人は、次なる歌詞を紐解いた… 

中庭では香しい汗を流してダンスを踊っている人々 思い出を心に刻もうとする者 すべてを忘れるために踊る者そこで僕は支配人に告げた「ワインを持ってきてくれないか」 すると彼は「そのようなスピリットは1969年以降一切ございません」  

拓郎「とにかく中庭のあるホテルを探してみよう」 西海岸にクルマを走らせる2人。数々のホテルを巡り~やっと中庭のあるホテルへとたどり着いた…

民夫「ここには中庭があるそうだが、ここがホテル・カリフォルニアなのか?」 ボーイ「さあね、そんな事よりも、今ダンスパーティが行われているんだ。アンタも踊ってきたらどうだい?」 

それでも人々が深い眠りについた真夜中でさえ どこからともなく 声が聞こえてくる ようこそホテル・カリフォルニアへここはステキなところ お客様もいい人たちばかり どなたもホテルでの人生を楽しんでいらっしゃいます 口実の許すかぎり せいぜいお楽しみください  

手がかりを得るため中庭に向かう2人。そこではボーイが言った通りダンスパーティが執り行われていた。 取り巻きの客に囃され、踊るハメになった2人。それぞれ金髪美女とダンス。2人は今夜のダンスキングに選ばれた。 ボーイ「見事なダンスでした。こちらが賞品のワイン、アゴストン・ハラジー1970年産です」 拓郎「1970年産…という事は、ここもホテルカリフォルニアじゃなかったか…」 そのワインを飲みながら、カリフォルニア料理に舌鼓の2人… 

 【最終日~ホテル・カリフォルニア~】 

またもや歌詞を紐解く2人。 

鏡を張りめぐらせた天井 グラスにはピンクのシャンペン 誰もが自分の意思で囚われの身となった者ばかり やがて 大広間では祝宴の準備がととのった  

目指すは歌詞の通り「鏡を張り巡らせた天井」のあるホテル。地元民に手がかりを聞き2人はあるホテルへ。 その見覚えある姿はホテルカリフォルニアのジャケットに使われたホテル!「ザ・ビバリーヒルズ・ホテル」 

 民夫「ここがホテル・カリフォルニアなん?」 ロビーへ入るとベルボーイが口を開いた。「お待ちしておりました。スイートへどうぞ」 導かれるままにスイートへ通された2人。すると、そこには「イーグルス」のメンバーが待っていた。 

拓郎「ここが、あなた達が唄ったホテル・カリフォルニアなんですか?」するとメンバーはあの歌の一節を歌い出した…  

気がつくと僕は出口を求めて走りまわっていた。もとの場所に戻る通路をなんとかして見つけなければ・・すると 夜警がいった  「落ち着いて自分の運命を受け入れるのですチェック・アウトは自由ですがここを立ち去ることは永久にできません」 

歌い終えるとイーグルスメンバーは笑って言った。 

メンバー「ホテル・カリフォルニアなんて最初から存在しないんだ…あれはアメリカの栄光と翳りを併せ持った、西海岸そのものを 歌った歌だから…ホテル・カリフォルニアはアメリカンドリームの象徴・西海岸そのもの。ここには何でもある。どんな欲望も叶う。西海岸の甘い香りを一度味わったら、もう帰れなくなっちまうのさ…。」 そう言うと、あの名曲を奏で始めたイーグルス。ギターを手にセッションを始めた2人。 

何でも叶う、全てがある、夢のアメリカ。そこはまた、一度落ちたら抜け出せない、果てない欲望の地なのかも知れない…  

以上! バカ陽気なアメリカ西海岸を舞台に 大物ミュージシャン2人 がドライブ珍道中! 美女! グルメ! ロック! 三拍子揃ったミステリーツアー! 

ここまでガチガチにストーリーが決められているので、もはや映画にしてもよいかも。

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