就活で選考通過率がグッと上がる方法

今、22卒の大学生は就活の本選考を見据えて、まずはサマーインターンのエントリーをし始めている頃。サマーインターンの選考通過率は平均して10〜20%なんて噂もある。

私は21卒の大学生であり、最近就活生の相談に乗ることが多い。その中でサマーインターンはどんな会社を見ればいいのか?なかなか選考通過できないけどどうすればいいのか?という声をよく聞くので、ちょっと参考になりそうなことをまとめる。完全自己流だけど、ちょっと就活が楽しくなるかもしれないから、気になったら読んでほしい。


人事も「人」。相性が合えば選考通過率は高めることができる

そもそも何でそんなに通過率が低いのか?もちろん、倍率が高いというのはあるし、エントリーシートや面接の内容が良くなかったというのもある。ただ、人間関係と同じ、相性が合えば、「この人ともっと話してみたい」と相手に興味を持つはずだ。就活においては、選考ステップで次に進める、もしくは晴れてインターン参加が叶うはずだ。勝率は上がる。

つまり、相性が合えば、興味ある者同士が出会えば、その後の選考は比較的とんとん拍子なわけだ。だから、自分と合う企業に出会えれば、選考通過率はグッと上がる。

私もそうだった。合う!と思った会社は結構通過した。論理的に話せなかった時は落ちたけど。それでも通過率10-20%ということはなかった。

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でも、合わないなーとモヤモヤしたまま受けた企業は全部落ちた。

ちなみに、業界研究はしたことがない。

会社への共感度が高ければ、入ってからいくらでも化けられる

私は行きたい業界を決めてエントリーする会社を選んだわけじゃない。所詮、自分はまだろくに社会に出て働いたことがない大学生だ。仕事内容を調べたところで机上の空論。仕事内容を理解するにも限界がある。

でも、ビジョンに共感できる会社、ついていきたい!と思える社員さんがたくさんいる会社に入ってしまいさえすれば、いくらでも仕事を覚えることができると思うし、結果を出せるようになる、とか、化けることができるんじゃないだろうか、と考えている。

環境次第で自分の未知数の可能性の伸び代が10で留まるのか、無限になるのか、決まってくる。いくら憧れの仕事でも、会社に嫌いな人ばっかりだったらやりづらくてしょうがない。仕事ができるようにならないどころか、会社にさえ行きたくない。

どうやって自分に合う企業、共感できる企業を見つけるのか

じゃあ合う企業ってどうやって見つけんの?まずはリクナビやマイナビなど既に登録してある就活の情報媒体を見て、目に入ってきた企業でいいから、その企業を自分の軸でエントリーしたいと思うか、思わないか判断してみて。もちろん、ベンチャー企業に行きたいならベンチャー企業がたくさん載っている媒体を使う、とか出会い率を高める努力は必要だけど。

そして、企業の募集ページやホームページを見て、その企業にエントリーしたいかどうか考える。それから、なんでエントリーしたいと思えたのか、なんでしたくないと思ったのか、一言でいいから理由を、メモかなんかに言葉にしてまとめてみよう。

それを後で見返してみると、自分の企業の好みの傾向が分かるはず。そしたら、おのずと興味のある業界や職種、BtoBなのかBtoCなのか、大手なのかベンチャー なのか、などなど方向性も決まってくる。

判断軸を持つには、自己理解を

ただし、軸なんてないよーーっていう人もたくさんいるはず。それと、すでに軸がある!という人も聞いてほしい。より納得して企業選びができるように、より選考通過率を上げるために、興味のある企業とそうでない企業を見極める選球眼を磨いてほしい。感度を高めてほしい。

そのためには、自分のことも理解すること。つまり、自分とはどんな人間なのか、またモチベーションが上がるポイントはどこなのか、わかっておくこと。

自分という人間はここ数年で出来上がったわけではない。幼少期からの強烈な原体験が積み重なって今の自分の性格や行動が作られている。

だから、ライフラインチャートを使って幼少期まで遡ってみよう。どんなに些細な出来事でも構わない。書きたいだけ書いてみよう。

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出典:既卒成功ナビ https://kisotsu-navi.com/archives/3951

(ライフラインチャートは内定先の会社で書く機会を与えてもらったんだが、有効活用できた!!)

それから、最も嬉しかったこと楽しかったエピソード・最も辛かったこと悔しかったエピソードをいくつかピックアップして、深掘ろう。

受験合格が嬉しかった。合格したことの何が嬉しかった?涙ぐましい努力の成果が形になったこと?先生に認められたこと?憧れの留学が実現できる道に進めたから?

究極の自己理解はハッシュタグ化だ

深掘りしたら、自分を表すキーワードをハッシュタグ化してみる。

#人に褒められると嬉しい #努力が形になると嬉しい#人の目を気にする#順位がつけられると燃える#人に喜んでもらえると嬉しい

こんな感じ。

例えば#人に喜んでもらえると嬉しい、だったら、人が喜んでる姿を直接見れると嬉しいのか?見えなくても良い評判を通して喜びを感じれるといいのか?など更に考えていけば、例えば、自分はBtoBとBtoCどっちが向いているのか、などわかってくるはずだ。

こうして自己分析をして、ハッシュタグ化していき、そのハッシュタグキーワードをもとに、出会った企業への興味の有無を判断していけばいい

これをしておくと、企業HPに載っているビジョンや経営者の言葉を見て、この言葉ビビッとくる!みたいなセンサーも働いてくる。そうしたら、その企業は自分に合う可能性が高いので、実際に見てみる。直接見てみても共感できるのなら、本選考まで頑張ってみるのみ。

しかも、このハッシュタグ化しておけば、その文言はエントリーシートの自己PRにも使えるかも。面接でも、価値観を聞かれたり、過去のエピソードを深掘りされることも多いので、その時にサラッと言葉にできる。

日頃からこういうことをしておけば、納得のいく言葉を自分の頭の中にストックしていけるので、面接官も話を理解しやすい。話がクリアで、説得力があれば、割と通過させてくれる。

だから、ハッシュタグ化はおすすめ。

企業>学生ではない。企業=学生だ。

最後に、どうしても言いたいことがある。学生は、企業にビビる必要はない。企業の人も、普通の人だ。この発言大丈夫かな?この服装で減点されるかな?企業からの評価にいちいちビビらなくて大丈夫。

ここまでやって落とされたらそれは相性が合わなかった、というだけの話。もっと合う企業に出会うために落としてくれたんだ、と思おう。私も、一回落とされると自分という人間全部を否定されたように思うくらい落ち込んだ。でも、やっぱりその後はもっと共感できる企業に出会えた。だから、今思えば、私の居場所はここじゃない、と落としてくれた会社には感謝。

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