『本嫌いの原因は勘違いが9割』
本書は、元本嫌いによる「本嫌いのための本」です。が、
まわりの「本嫌いの人に本を好きになってほしい人」もターゲットですよ!
①本嫌いを克服したい人
→本書で「本嫌いの理由を知る」「勘違いを解消する」
②まわりの本嫌いの人に本を好きになってほしい人
→本書で「本嫌いの人への働きかけを知る」
私の場合は②を目的に読みました。
一緒に学びましょう!💪
私も本を読みませんでした
今でこそ本好きの私ですが、小さいころは違いました。嫌いというよりは、「興味がなかった」のです。
私の小さいころはファミコンが出てきた時期です。ゲームも好きだし、外で遊ぶのも好きでした。変わったのは、社会人になってからです。
通勤電車の中で暇だったので、「コスパのいい暇つぶし→ラノベ」という単純な発想でラノベを読んでいました。
それが「自分のための知識」や「学び」に方向性が変わったのはここ数年のことです。ラノベも読みたいことは読みたいのですが今は学び優先です。
若いころの自分に「おいおい、暇なんてないだろ?」と教えてあげたいですね。時間は大切です!
なぜ本嫌いになるのか
私の体験のように「そもそも興味がない」というのが本を読まない原因の1つでしょう。
では、興味はあったのだけど「本嫌い」になってしまった人の原因は何でしょうか?それは「押し付け」です。
著者の岡本さんが、イベントで「読書自己肯定感」という言葉で説明されていました。
⤴ 主体的であれば、肯定感が上がる
⤵ 押し付けであれば、肯定感は下がる
「本を読め」と押し付けられれば、嫌いになる。これは本に限らず、「学び全般」に言えることですね。主体性が大事なのです。
どうやって主体的になってもらうか
ちなみに、「本読んだら?」「この本、面白いよ」も押し付けなのです。本好きの人は、気をつけないといけないポイントです。
そうなると、外から本好きにすることはできないのでは?と感じますが、本書での答えはこのように書いてあります。
本嫌の人には「気になるようなきっかけづくり」を意識する。
読書は主体的でなくては意味がない。
なかなか難しいですね。
例えば、押し付けじゃないレベルで「こんな内容の本を読んだ」くらいの話に留める。ダイジェストだけを伝える。
本好きとしては100%の確率で好きになって欲しいところですが、どの本に興味を持つかは本人が決めるしかありません。気長にアプローチしましょう😊
7つの勘違い
本嫌いなあなた、もしくはまわりにいる本嫌いの人はこんな勘違いをしていませんか?
①本=小説
②本は絶対に読んでおくべき
③本はすべて読み切って理解しないといけない
④本は書かれている順番通りに読むべき
⑤積読は✖
⑥本を読む量は多い方が○
⑦本を読むスピードは早い方が○
だけど「必ずしもそうではない」ということです。
例えば、⑤積読はよくないは、本を買ったこと自体をほめてあげればよいとのこと。積読の多い私も勇気をもらえました。
これらは、すべて著者自身が陥っていた勘違いだそうです。なぜこれらが勘違いなのか?は是非本書でご確認ください。
5つの本嫌い脱出作戦!
本嫌いを脱するための実践方法も紹介されています。
①読まない本を決める
②月に1回必ず書店に行く
③好きな著者を見つける
④アウトプットを前提にして読む
⑤電子書籍の読み放題サービスを活用する
私は②月に1回必ず書店に行くは、実践できていないです。いや、あえて行っていないのです。行くと気になって積読が増えてしまうので…
でも、やっぱり刺激も欲しいので本屋に行こうと思いなおしました😊
④アウトプットを前提にして読むは、その先の「行動」も大事です。が、まずはアウトプット前提でよいと思います。
5つの読書テクニック!
本嫌いにこそ効くテクニックとして紹介されています。
①はじめに、目次、おわりに、だけを読む
②目的を明確にしてから読む
③「なぜ読み」「ツッコミ読み」
④本を読む時間を設定する
⑤本以外の情報をシャットアウト
これらは、本好きの人でも「できていないかも」というものがあるのではないでしょうか?
⑤本以外の情報をシャットアウトですが、いや~スマホはまじでラスボスですね😅
視野外の情報を取り入れる
若干本嫌いの話から離れますが、
みなさんがいつも見聞きしている情報、かたよっていませんか?
最近のネットサービスやアプリは、利用者の傾向に情報を合わせてきますね(コンテンツパーソナライズ)。すごくいいですね。
・・・本当でしょうか?
そう。情報がかたよってしまうのです。同じようなものを見ているだけでは、なかなか新しい発想は生まれないものです。
これからの時代は自分で意識的に視野外の情報を取り入れることが重要になる。
と、本書でも書かれていました。たしかになぁ😲
noteでも自分の傾向からおすすめされますね。
私は、スキをいただい方のnoteは、元々興味のないジャンルであっても積極的に読んでいます。それが視野を広げることにつながると信じています。
運命の出会い
著者の岡本さん。一冊の本との出会いが人生の転換になります。
『「やりがいのある仕事」という幻想』という本です。
私は仕事にやりがいは感じているのですが、「幻想」ってどういうことだろう?そんな疑問を持ちながら私も今読んでいます。
「今までの自分がどれだけ狭い視野の中で生きていたのか」
と、岡本さんは思い知らされたそうです。
本を読む。
視野が広がる。
世界が広がる。
楽しいですね!
本日の学びはここまで。また来てください。👋
読書期間 2021/07/29-2021/08/21
初版発行 2021/06/15
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この記事を書いている「高橋ひろあき」とは?
最後までお読みいただき、本当にありがとうございます! 楽しく、読みやすいnoteになるように今後もがんばっていきます。