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作詞したもの(ヒロ)

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2019年11月の記事一覧

【歌詞】タイトル:未定

【歌詞】タイトル:未定

自分の思い描く未来を

信じて疑わないそんな人を

若いなと妙に大人ぶってる

自分が気持ち悪い

何もかも諦めたフリして

まっすぐな瞳に嫉妬してる

ほんとは今でも思い描く未来を

捨てられないでいるのね

高く積みあがっただけのプライドなんて

これからの自分をつまらなくするだけ

誰かのための都合のいい子になって

築いたポジションもくだらない虚像

分かったの それでも引きちぎれない鎖

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【歌詞】タイトル:未定

【歌詞】タイトル:未定

能天気そうだねなんて

言われてすぐに頭にきた

でも そうだね

そうかもしれない

私がこれから生きていくために必要なこと

思い浮かべては どこかに消えて

それを繰り返す満足感

実際に行動できたのはいくつある?

未来が約束されたような

オーディショングランプリの

眩しいあの子だって

きっとこれからが勝負

何もしないでいてなんて

願いは残念ながら叶わない

さあ私は何をすべ

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【歌詞】タイトル:未定

扉が開いて柔らかい風が

この車両を満たしていく

日なたの座席は少し暑いくらいで

でも全然嫌じゃなかった

のんびりした空間を見渡して思う

今日は私の誕生日だけど

そんなこと知らない人たちが

それぞれの1日を過ごしている

目の前の女性は長い髪をバッサリ切ったかもしれない

隣の小さな子は初めて1人で電車に乗ったのかも

大切な人とお別れした人もいるかもしれない

今日はみんなそれぞれの

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【歌詞】タイトル:未定

【歌詞】タイトル:未定

SNSを開いては閉じて

もう1時間は繰り返し

リアクションを待っている

ああ また無駄な時間

窺うように投稿したもの

それはアタシのだけどアタシのじゃない

待ってたリアクションされたって

安堵はしても安らぎはない

アタシはアタシがいいと

思ったことを投げるだけ

誰かの評価はどうでもいいの

最初は本当にそれだけだった

顔も名前も知らない他人の

無責任なリアクションすら求め

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【歌詞】タイトル:未定

【歌詞】タイトル:未定

駅のホームから見える

住宅街の向こう

小さな丘が色づきはじめた

冷たい風に揺れている

すっかり日が短くなって

もう少し僕が来るのが遅ければ

見つけられなかったかも

昨日も今日も明日も

いつ見つけたって

変わらないよって

言う人もいるけれど

それならそれでいい

僕は今見つけたことが嬉しいから

そういえば朝一番

捻った蛇口の水

冷たさに一気に目が覚めたっけ

ふと思い出し

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【歌詞】タイトル:未定

【歌詞】タイトル:未定

やってしまった

からだ中の関節が軋む

汗びっしょりで迎えた朝

いやもう昼前だ

こたつ布団を出した三日前

今年こそ朝はベッドで迎えると誓ったのに

くたびれた抱き枕が

隣には誰もいないのに

ベッドの端っこで窮屈そうにしている

昨晩くらいは真ん中で

寝かせてあげればよかったと

鼻をすすった

点けっぱなしの

テレビを消してハッとまた点けた

どうやらまだ寝ぼけてるらしい

目覚め

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