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「結」 ー Work ❼ ー Uzumakism

今までの記事を辿りながら、「結」の制作過程について今回でまとめたいと思う。ちょっと最近ハマっているスピリチュアルな解釈を加えながら説明してみよう。きっとその方がワクワクするのだ。万物創世の源、4大元素を取り入れて文章をこの世界に産み落としてみよう。

▼前回を参照していない方はこちら


【1】情熱「火」が燃え上がる

作品が形となって「物質世界」に現れるスタート地点が「情熱」だ。
4大元素の「火」である。
「NUSUBINA  KITCHEN」と言うお店を見つけ、人と出会い、「絵を描いて欲しい」との依頼者からの「情熱」が私の心に着火して、「絵を描きたい」と言う新たな「情熱」の火が生まれる所から作品制作が始まる。

着火点(店?)となった「MUSUBINA KITCHEN」の人々との出会いは「結」物語“Phase”編を参照されたい。

「結」の物語
  
「結」Prorogue
  「結」Phase 1

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写真は「MUSUBINAプレート」火替わり、じゃない、日替わりランチ。
メインディッシュはその日によって変わる。私の大好きなキッシュもついてお得だ。価格は税込 ¥1,100。三ノ宮で提供すれば1,300〜1,500円の価格設定にしても良いだろう。ガールズバーで出したなら、その価格は10倍になるはずだ。
Oops!また、つまらない冗談を書いてしまった。
店主姉妹のさゆりさん、きょうこさんと過ごす時間は、若いお姉ちゃん達では味わえない癒しを提供してくれる。もちろんチャージ料金は取られない。


【2】思考「風」が吹き始める

いざ、作品制作に入り始めると「情熱」「精神世界の空間」の所々に温度の差を作り空気の移動が発生する。それは、やがて流れとなって「精神世界」の中で「思考」として渦巻き始める。
4大元素の「風」がこれにあたる。

どんな風に表現しようか、表現を描き表すためにどんな知識や情報が必要だろうか、こう言った「思考」が「情熱」の後に生まれるのだ。

「思考」を「現実化」して行く過程は「結」“Work“編の❶〜❺を参照されたい。

「結」の制作工程
  「結」Work ❶
  「結」Work ❷
  「結」Work ❸
  「結」Work ❹
  「結」Work ❺

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作品「結」のラフ画
まだまだ“迷い”がある。心の隙間のように、所々が白く空いている。人と巡り合い、交流する事でその隙間は埋まって行き、新たな形になって行く。


【3】感情「水」が溢れ出る

「知識」「情報」だけで描いた絵には情緒がない。
“「結」Prorogue”で言及したように、コンピューターが描いた方がマシな絵なら、描かなくて良いのだ。
AIあいちゃんにお任せにした方が乙な作品が仕上がるだろう。だけど、贈る側も受け取る側も人間なので「情緒」を作品に加えたくなるのが人に生まれた宿命だ。
折角人間に生まれたのに心を欠いてはならない、心を描こうじゃないか。
「感情・心」、4大元素の「水」だ。

私自身の経験や価値観、依頼者の希望、それらから生まれる「感情」が絵に影響して行く。

作品「結」に込めた私の思いや、私の価値観については「結」“Work“編の❺〜❻を参照されたい。

「結」の制作工程
  「結」Work ❺
  「結」Work ❻


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溢れ出る感情のように散らかった作業台。迷い猫が一匹いるのが見える。
実はこの写真は、演出で散らかしているのだ。その方が“らしく”見えるからだ!
嘘だと思うのなら我が家に片付けに来れば良い。あなたが帰る頃には写真の中の世界が嘘だった事が理解できるだろう。


【4】作品「地」の完成

「火」「風」「水」の世界を行きつ戻りつしながら、忍耐と鍛錬の結果、作品が完成する。4大元素の収穫物やお金を象徴する「地」だ。

時間、労力、画材と言った物理的な諸々が集まってこの世に「作品」が出現した、「地」として。

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納品した「作品」はお店の特等席の横に飾られている。
そこは、夏は涼しく、冬は暖かい、お店の中でも一番居心地の良い席だ。私の絵を気に入っていつもそこに座ってくれる淑女がいる。「六角形」が好きな彼女は、私の絵の中にある「六角形」の蜂の巣を縁起が良いと言って、その席を選ぶのだ。
彼女は私を「六角さん」と呼び、私も彼女を「六角さん」と呼ぶ。
まさに、私のプロフィール「ワタシはアナタで、アナタはワタシ」状態だ。

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ランチタイムが終わった後の静かな店内。夜はBARとしても利用出来るお店なのでお酒がズラリと並んでいる。
奥にいるのが姉の“さゆりさん”、手前にいるのが妹の“きょうこさん”だ。
私はさゆりさんを「ちゃーちゃん」、きょうこさんを「きょうちゃん」と呼んでいる。最早、私はここの従業員であり家族なのだ(と思い込んでいる)

ここで出逢った人々が結び付き繋がって行くようにとの「MUSUBINA KITCHEN」のコンセプト通りの現象がこのお店で起こっている。
「情熱」が火を付けて始まった、「MUSUBINA  KITCHEN」「世界」はこれからも広がり続けるだろう。そう願って私は絵を贈ったのだ。

このお店が商売繁盛すれば「縁起の良い絵」として私の絵も有名になるだろう。そうなれば相乗効果で、良い渦巻きがグルグルと回り世間を少しずつ心地良い世界に変えて行くはずだ。

人の幸せが私の幸せで、私が幸せであれば、他の誰かも幸せなのだ。

人の繋がりが分断され、薄れて行っている今の世界だからこそ、こう言う場所が必要で、そしてそこへ人が集まるのだ。

不安や寂しさ、恐怖や悲しみ、辛い気持ちを抱えている人はここへやって来て欲しい。きっと、人の温かみを感じられるだろうから。

「私」と「MUSUBINA  KITCHEN」の人々は「あなた」を待っています。

「ワタシはアナタで、アナタはワタシ」なのだから。


次回、Work ❽は番外編。
絵の「結」ではなく、noteに書き殴っているこちらの駄文について説明したい。“駄文“は「Prorogue 」から始まって、「Work」「Phese」に枝分かれする構成になっているのだが、実は一応理由があるのだ。
駄文なんだから、多分大した理由じゃにゃいのニャ。

では、またニャ🐱


Work ❽ 番外編 へ続く  ▶︎▶︎▶︎



◀︎◀︎◀︎  Work ❻ はこちら



「結」の物語    ▶︎▶︎▶︎  Phase 1


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「MUSUBINA KITCHEN」
〒653-0811 兵庫県神戸市長田区大塚町4丁目1−11


hidenori.yamauchi

私の伯父「山内秀德」の遺作を投稿しています。是非ご覧ください。


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