「結」 ー Work ❽ ー Uzumakism
今回は絵の制作工程ではなく、この「note」に綴っている吾輩の駄文について解説しようと思う。
自分の描いた絵と、自分の書いた文を解説するなんて、なんと間抜けな話だろう。末代まで笑い継がれるに違いない。
ん? 残念、心配無用。吾輩は末代である。
▼前回を参照していない方はこちら
「MUSUBINA KITCHEN」と言うダイニング・カフェandバーに出逢って、そこの店主姉妹に「店内に飾る絵を描いて欲しい」と依頼された所からこの話は始まる。
絵を描いてただ置いて貰うだけでは、店内の壁を占有するだけの嫌がらせになるので、何とかお店の宣伝になればと考えてこの記事を書き始めた。
やがて、これは自分自身の「広告宣伝」になるとの強かな戦略も含まれている(そう言う事にした方が格好が良いのだ)。
「広告宣伝」は「結」制作過程 ー PROROGUE ー Uzumakismから始まる。
【PROROGUE】をスタート地点として【Work編】と【Phase編】に枝分かれして最後にEPILOGUEで締めくくられる構成だ。
【Work編】では絵の制作工程を写真とくだらない冗談を交えながら詳細に書いている。特に凝った作りにはなっていないが、編が進むにつれて内容が絵画制作の説明から飛び出して自分自身の思想を書く形に変化して行く。
【Phase編】は絵を描くに至るまでの、私の実生活を題材にした物語だ。途中で読むのが嫌になるくらい体たらくな私の姿が見えてくるだろう。一応断って置くが物語は脚色された“ネタ”を盛り込んでいるので“実際の私”は会ってみれば、物語に出てくる人物像とは若干違ったりすると気付くだろう。
本文の“破滅的な私”は「こんな奴でも生きてるから、みんな生きてて良いんだよ。」とのメッセージを込めた半分は虚像だ、と言う事にしておこう。
【冒頭文】【本文】【おまけ文】の3部構成なのがPhase編の特徴だ。これについては後述する。
Phase編は主人公の良い加減な振る舞いと3部構成と言う不可解な作りに、私の国語力の低さが相まって少々難解な読み物になっている。
この文章は難解な人物である私のコピーなのだ。
さて、物語の始まりであるPROROGUEは、絵についての私の思想を簡単に説明した後に次の一文で締め括っている。
さぁ、次回からいよいよ楽しい航海へ向かう。 お客様、乗船券、手荷物お忘れ物御座いませんか?
それでは参りましょう。
実はこの文は、最初に記事を投稿した際には「電車の旅」に準えた記述をしていたのだが、後に上記の様に「船旅」を思わす書き方に変更している。
理由は、Phase編での冒頭文が「船に乗る旅人」を主人公にしていたからだ。そしてこの主人公は【"猫をしていること"に飽きた“猫“が取り憑いた人間】と言う、これまた難解な設定を後付けしたので、Phase 1 には次の一文を後日追加した。
吾輩は描である。名前はまだない。
どこで生まれたか頓と見当がつかぬ。
人生、じゃない。猫生に少し嫌気が差している猫である。飼い猫なら幸せだったかも知れない。
何もない山から街へ降りて来たけど、誰も拾ってくれそうもない。
何ヶ月も続く土砂降りの雨の中、野良猫をするのも辛いなと思いながら路地裏の一角に雨宿りの為の軒を見つけて眠りに落ちた。
夢の中に現れた女神さまが吾輩に優しく声を掛ける。
「猫をしているのが辛いにゃら、、、じゃない辛いなら、人間になってみるのも良いかもしれないですね。どう?一度人生と言うものを味わってみては如何かしら?」
吾輩は小さな声で「ミャー」と答えた。
目が覚めると”私“と同じく名前が無い港にいた。
どうやら私は旅人の身体に乗り移ったらしい。にゃるほど、これは楽しい冒険が始まりそうだ。
この冒頭文の初め2行は、有名な夏目漱石の「吾輩は猫である」のオマージュである。
また、オーナーと思っていた「さゆりさん」がオーナーではなかったとの事実を知って書き直したり(笑)思い付いた【冒頭文】や忘れていた【おまけ文】を付け足したり、誤字脱字•重複表現などを修正したり、過去と現在を行き来しながら加筆修正が入れられて「作品」が完成へ向かう。
Phase編の冒頭文は創作物語になっている。
【冒頭文】が「猫だった頃の私の過去世」を妄想した内容で、【本文】が現実世界での「絵が出来るまでの過去」を表している。
【おまけ文】は記事を読み返して貰うための「仕掛け」だ。
例えばPhase 1 の【おまけ文】はこうだ。
さて、この文章には“描”と言う字を書くべき箇所が“10箇所”有る。
しかし“猫”が一匹悪戯をした様だ。
幸運のネコを是非捕まえて欲しい。
血眼になって探して見つけたみんなには…
「エエことがある。エエことが起きるんや」
これは、文章の中に【描】を【猫】とわざと間違った表記をして、読者に間違い探しをして貰うために仕掛けた「私の悪戯」だ。
生真面目な人や“エエこと”を期待する人はきっと読み返して“猫”を探してくれたはずだ。人生の貴重な時間を無駄にして…
無駄に出来る時間を持っていると言う事は幸せなのだ。駄文を読む暇もないほど忙しいなんて辛いじゃないか。
読み返してくれた人達、ありがとう。きっとあなた達に…
「エエことがある。エエことが起きるんや」
にゃんつって🐱
PROROGUEからWorkとPhaseに「分離」した“私”はやがてEPILOGUEで「統合」される。
現世の自分の肉体が活動を通して精神性に目覚めて行く過程の“Work”。
過去の自分である“Phaseの本文”と空想の過去世の自分である“Phaseの冒頭文”、それらと読者諸氏を嘲笑う様に俯瞰している高次の自分“おまけ文”。
これらがネットの仮想現実の世界の中で一つに繋がり、EPILOGUEとして終焉を迎え、新たな物語へと繋がって行く。
これは“私”の輪廻転生を書いた駄文なのだ。
グルグルと渦を巻いて、生まれては死ぬを繰り返す魂の様に。
輪廻転生をする暇がある人は、またPROROGUEから読み返してみて欲しい。
新たな発見があるかもしれない…誤字脱字とか間違った文章表現など(笑)
見つけたら教えて頂けると幸いだニャ🐱
次回のWorkは未定。未来は決まっていない。
運命の歯車は自分で回す物だ。
回りそうな歯車が見つかったら、何かグルグル回すかもしれない。
Work ❾ へ続く ▶︎▶︎▶︎
◀︎◀︎◀︎ Work ❼ はこちら
「結」 ▶︎▶︎▶︎ PROROGUE
🐈⬛🐈⬛🐈⬛🐈⬛🐈⬛🐈⬛🐈⬛🐈⬛🐈⬛🐈⬛🐈⬛🐈⬛🐈⬛🐈⬛🐈⬛🐈⬛🐈⬛🐈⬛🐈⬛🐈⬛
「MUSUBINA KITCHEN」
〒653-0811 兵庫県神戸市長田区大塚町4丁目1−11
hidenori.yamauchi
私の伯父「山内秀德」の遺作を投稿しています。是非ご覧ください。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?