「結」 ー Work ❾ ー Uzumakism
仕事(Work)とは何だろうか？
“無職“が“仕事(Work)“について考えてみる。アキレスと競争する亀も呆れるパラドックスだ。
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人によっては「お金を稼ぐ事＝仕事」と言うかも知れない。
では、人を騙したり、脅したり、害のある物やサービスを提供したり、そうやってでも“お金“を手に入れる詐欺は「仕事」と呼べるだろうか？
お金を直接的には生まない、家事、ボランティア、は仕事ではないのだろうか？
仕事とは「人のためになったり、喜ばせたり、助けたり、癒したりすること」を言うのだと私は思う。それが巡り巡って自分に返って来るのだ。
自分と他人が相互に影響し合う事＝仕事(Work)なのだ。これはあくまでも私がそう思うってだけの話。
私は気に入ったお店が何軒かあって、そこで何時間も過ごすことがある。
それを勝手に“出勤”と呼んでいる。庭先にやって来て餌を求める猫のように迷惑な客だ。帰るタイミングと追い出すタイミングが合わず、常連に文句が言い難いお店側のご好意で滞在出来ているだけの場合もある(笑)
申し訳ないし、ありがたい。
だから、ありがた迷惑な時もあるだろうけど、滞在したらその分少しお手伝いをする。
お店のお爺やお婆、店員さん、お客さんの話をじっと聞いたり、買い物で手荷物いっぱいのお客さんが帰る時は、車までお手伝いしたりする。店員か客か分からない事を時々やったりする。持って行ったハーブティーを一緒に飲んでみたりもする。店舗の周りで空き缶を拾ったりもする。困っていれば相談事にも乗って、自分の持っている知識と経験の範囲で解決策やアイデアを提供する。実際に手を貸すこともある。猫の手だ。
もちろん、それが自分の経験となって自身のためにもなるし、逆に自分が相談したり、助けて貰ったり、教えて貰ったりする事も多い。
私の仕事(Work)に対する報酬はお金ではなくて、食事や飲み物のサービスであったり、貰い物の果物やお菓子のお裾分けの事もある。或いは新しい情報や知識、体験の場合もある。
何より自分の事を癒して貰っている。これが最高の報酬だ。
もちろん、人との関わり、そこに感謝を忘れたり、境界線の越え方を間違えると手痛いしっぺ返しを喰らう。
「自分の思い違い」が原因で感謝を忘れると神様からの罰がある。
その思い違いや驕りから来る失敗は、“自分”にとっては「学び」だけど、“相手”にとってはただの「迷惑」だ。
自分が原因で人間関係の構築•再構築に失敗したら、それはもう少し「学び直し」が必要なサイン。「学び直し」が、どう足掻いてもとことん上手くいかない時もある。その時は非を認めて別の学習の機会を探すしかない。
そんな時は別の誰かから「迷惑」となって返って来る。それが「再教育」の機会だ。因果とか業とか言うヤツだろうか、知らんけど。
その時に自分が他者をどれだけ許せるかを試されている。
私の業の天秤は今のバランスでは上手く立たなさそうだ。
何とか自力で調整しよう、転けないように。かなり沢山の人々を許さなければならないだろう(笑)
天秤の錘は様々な姿をしている。
ポジティブもネガティブも善も悪も白も黒もごちゃ混ぜで体験しながら、それを上から俯瞰して自分と周りの全てを理解する努力をする。天秤にバランス良く錘を上手く乗せるのだ。世界は白黒付けれない灰色と言うか「虹色錘」で構成されている。
自分が体験した事、他人が体験した事、どれもこれも一緒くたにして「想像力」を上手く使い学んで行き、天秤の上に掛かる「虹」の作り方と見方を体得する。
繰り返し、繰り返し、人と関わって絡まって、結ばれたり、解けたりして、私の絵の“柔らかい鎖たち”みたいに繋がって行く。
最後に全部が繋がったらそれでヨシとしよう。
“繋がり”の完成具合を見れるのは自分が死んでからなので、あの世へ行く日を楽しみにして、現世でもう少しだけ暇を潰したい。
作品の事を英語で「Work」と言う。
あの世から見るこの世は、この世界のみんなで描いた共同作品。
その「Work」には私や貴方の思い出が刻まれている。残念だが失敗や間違いもだ。
「Work」を上から眺めて、何度も何度も落描きを加えたい。
自分の失敗や間違いの部分を上手く隠せるように絵の具を余分に用意しておこう(笑)
さて、画材屋さんは何処かな？
残念、そんな都合の良い絵の具はなさそうだ。
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私の伯父「山内秀德」の遺作を投稿しています。是非ご覧ください。
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