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違和感はまだ続く

前回まで2回連続で経理のことを書きましたが、まだ終わらなかったので今回も書きます。

さすがにこれで最後です。


・なんで残業しないの?

過去2回にわたって、仕事が多すぎることや、その仕事を手伝ってもらえなかったことをお話ししました。

でも私は、極力残業は避けていました。

理由は単純。残業する癖をつけたくなかったし、自分にとって睡眠を削るのは無意味でしか無いと思っていたから。


でも翌日出勤すると決まってマネージャーから、

「どうして昨日残業しなかったの?」

って聞かれる。

「他の人が残業してるのにあなただけ残業しないのはおかしい」

「私たちはチームで仕事をしているんだから」

って言われた。


「他の人が残業してるからあなたも残業しないと」と言うのはおかしな話だし、「チームで仕事をしている」と言うわりに私の仕事を誰も手伝ってくれないのは矛盾してる。都合の悪い時には解散するチームなのか?

もちろん必要な時には残業した。22時過ぎまで残業したこともある。シフト勤務でも無いのに。でも断らなければほぼ毎日残業することになる。それだけは避けたかった。


一応チーム目標として、「残業時間を減らそう」と言ってはいたけれど、具体的な何かをしたわけではなかった。

業務をスリム化するわけでも、人員が増えるわけでもない。

ただ「残業を減らそう!」だけで減るわけないのに。


これは個人的な考えだけど、残業が普通になっているのが一番の問題だと思う。

「私が残業すれば終わるんだから」と言うのは、頑張っているように見えるけれど、根本的な解決になっていない。

「そもそも業務時間中に仕事が終わらないのはなぜなのか?」

これを考えて改善しないと、いつまで経ってもその残業はなくならない。


突発的な事情でどうしても…はあるけど、それ以外の理由なんて、

・仕事が多すぎて期限に間に合わないから

・帰ろうと思ったら仕事を頼まれたから

とかではないだろうか。(もちろん他にもあると思うけど)

仕事が多すぎるのは自分のタスクマネジメントが下手か、仕事を振る上司の能力不足か、周りの人の協力不足(またはこの組み合わせ)だろうし、終業間際に仕事を頼まれるなんて、間違いなく頼んできた側の責任。仕事を頼むならもっと余裕を持って頼むべきなのだ。


こういった理由が必ずあるはずなのに、「私(たち)がやれば…」で進めてしまうと、こういった原因を改善するチャンスを自ら逃すことになる

自分で自分の首を締めることになりかねないのだ。

残業代で稼ぎたいとか言う古典的な考えの人はそれで良いのかもしれないけど、それを周りにも押し付けるのは迷惑でしかない。


ただ一度、残業をしなかったことを後悔したことがある。それはキャリアコンサルタントと面談したとき。

「残業時間は月何時間ですか?」って聞かれて、正直に「意図的に避けていたのでそんなに数字としては大きくないです」と話したら、「じゃあそんなに残業はしてないんですね」と言われたときだけ。

「残業時間全然ないのにメンタルやられたやつ、みたいに見られてしまうのか?」と少し思った。

「私の会社ブラックなんですよー」と言う論拠をひとつ捨てた感覚になった。

もっと残業していたらもっと悪化して、今頃どうなっていたかとも思うのでそれほど気にしていないけど、理解のない人からしたらそういう見かたもできてしまうのかな。


ちなみに残業しろばかり言われるので、フレックスの利用も検討したことがあります。

10:00~15:00がコアタイムで、早起きが苦ではなかったので06:00~15:00で仕事をすれば、お局もいない静かな職場で集中できると思ってマネージャーに相談したところ、早出はできなくて、出社を10:00にできるだけだとの理由で断られました。


あとから部長に確認したけどこれはマネージャーの間違い

もう10年以上会社にいるのにまさかフレックスも理解していなかったなんて…。

マネジメントができると言うよりも仕事を長くやっていたからマネージャーになっちゃったタイプなんだろうな、と思いました。


・見た目で判断された

異動して1ヶ月が過ぎたころ、残業を避けまくっていたせいでマネージャーと面談することに。

でも話はそれだけで終わりませんでした。


マネージャーから、

「もっと挨拶をしっかりして、コミュニケーションをとって」

と言われました。


これについても私なりの理由があるので次に話しますが、その後に半笑いで言われた言葉がいちばんイラッとしました。

「あなたって内向的だって聞いてるから」

は???

確かに私は誰とでもすぐに打ち解けるわけでもないし、嫌いになった人はとことん嫌うタイプ(でも仕事は別の話)です。そもそもそんなに人を嫌いにならないけど。

でも周りは年上の女性ばかりなんだからそんなすぐに打ち解けるわけないでしょ?


それに「内向的だって聞いてる」と言うことは他人が言っていたことを鵜呑みにして私の性格を判断してると言うことになります。

自分でしっかりとコミュニケーションを取りもしないで、ただ他人の言っていたことを鵜呑みにしているようではこちらも信頼できません。

この言葉で私の心のシャッターがさらに閉まっていきました。


・あいさつ

ここで私がなんで挨拶をしなくなったのかをお話ししたいと思います。

以前も書きましたが、挨拶が返ってこなかったから。それだけです。

自分で言うのもなんですが、私は挨拶をしっかりする方です。

それと同時に、挨拶したのに返さない人は大嫌いです。

目を見て挨拶したり、その場に二人しかいないような状況で挨拶したのに返ってこないって、どんな教育を受けて育ってきたのか知りたいくらい。それくらい嫌いです。

経理部はそんな人ばかりでした。(もちろん挨拶を返してくれる人はいましたよ)

朝の貴重な体力を使って挨拶するのに返事もしないなんて、私の体力を無駄にしているだけです。何回も挨拶をして、でも返事がない人は意図的に挨拶しないのであって、もう挨拶をする必要もないでしょう。

なので私は挨拶を返してくれる人にだけ挨拶することにしました。ただそれだけの理由です。

それを私が内向的なせいだとかなんとか言われるのはお門違いです。


・お局の電話応対

ある日、電話応対を終えたお局が大声で電話の相手のことを馬鹿にした口調で笑っていたことがあります。

相手は確か銀行のかた。電話口で確認していたことが少しこんがらがって、確認が必要になっている感じでした。

以前から電話応対の時や他部署の人と話す時に声色をかなり変えて喋るのが気持ち悪いなぁと思ってはいましたが、電話先のことを馬鹿にする姿を見て尚更嫌いになりました。

人のことを馬鹿にするなんて自分はどんだけ優秀だと思っているんだろう。

そして、こういう人って大体優秀ではない気がします。


・まとめ

振り返ると、仕事もそうだし人間関係でも悩んでいたことが浮き彫りになりました。嘘のようなダメな職場だった気がしてならない…。

そもそも残業を強制するような職場にいいところなんてあるんですかね?


今回はここまでで終わりにします。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

ひろ

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