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わが家のごはんは色ごはん

我が家の「ごはん」は高頻度で炊き込み風。なので、白ではなく色ごはん。特に味付けすることはなく、雑穀に出汁となりそうなものを加えるだけ故、味は極淡白。というのも、余ったごはんをチャーハンに!とか雑炊に!ってしたいものだから、控えめな味付けが一番の要。

もはやわざと多めに炊いて置くこともしばしば。お昼ごはんや、まな板さえも出したく無いわって時にこれだけ色々混ざっていれば「ま、いっか心」が発動して超絶簡易な炒飯をサクッと仕上げることも出来る故。申し訳程度にハサミを片手に庭の青ネギをチョキチョキ刻み入れさえすれば、一丁前の一品が出来上がる。味付けはお好みだけれど、あくまで和風を貫く時は、炒りごまを最後にザザッと。

と、話はそれに逸れたけれども、この日のごはんは白米に黒米、粟、蕎麦、キヌア、黒胡麻、干し椎茸、昆布、生姜を足しておにぎりランチ。

干し椎茸は戻して切るのが面倒故、傘の部分を手でポリポリ割入れて。残った芯は後々まとめて粉末出汁に。使い切った自家製ポン酢にポツンと残っていた潤けた昆布は刻んでお釜にポン。未だ微かに香るオレンジは食欲増進に一役も二役も買う。生姜はそろそろ使い切らなきゃでしょ感醸し出していたので、昆布のついでにチャチャチャとみじん切り。

雑穀を加える楽しみは、炊き上がりのごはんの色と其々が私よ!と主張する食感。特に蕎麦の実の「ぷちっともちっと」は病みつきになるしかない強者。

色ごはんにぎり

ちなみに重ね重ねではあるけれど、炊き込みごはんに味付けはせず、おにぎりとあらばその日の気分故日替わり制。今日のお昼は海苔の佃煮と気持ちばかりの梅干しを叩けいて、あとは「混ぜて握って追い海苔して」ってなんだか映画のタイトルのようなおにぎりの完成。つい数秒前まで覚えていた炒りごまはすっかり忘れてビストロSMAPを思い出しながらリンリンリと鐘を鳴らしてごはんの合図。

おにぎりのお隣には大根とえのきのお味噌汁。先日フムスを作った時のひよこ豆の煮汁をお水の代わりに入れれば、気持ちなんだか角の取れたお味噌スープに。

お味噌汁の大根は皮を剥いたらすかさず千切り、塩麹揉み。庭のネギを挟みでチョキチョキチョキっと。今こそいただきますって直前でネギを混ぜれば、小鉢の出来上がり。mount zeroの柚子オリーブ油をタラっと注げばなんでも美味しくなってしまう故、なんにでもかけてしまう。先ほど忘れたはずの炒りごまを小鉢にパラっとすれば完成、合掌、いただきます。

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