いんぎん？やおら？なまがわき？　-高橋さんの先輩語録-

一ヶ月半ぶりくらいにいつもの美容院に行った。

ここ数ヶ月髪型迷走期だった私。今まで長らく同じような髪型だったのだが、思い切って変えてみよう！とパーマをかけたのは去年の秋くらいだっただろうか。
そのパーマもだいぶ落ちて、でもまたパーマをかけるのもなぁと悩んでいたところ、このnoteにもよく登場する私の担当美容師 高橋さんに「マッシュウルフ」なる髪型を勧められた。そこで、ちょっとえりあしを残した丸みのあるボブのようにしてもらったのだが、どうにも扱いきれなくてやっぱり普通のボブくらいがちょうどいいという結論に達した私。

えりあしが長いとどうにも首にまとわりつく感じが好きになれなかったのだ。しかも、うざったいからといって家にいる時に束ねてしまうともう...見た目が悲惨な感じになる。
ロングヘアーならまだしもいかんせんえりあしだけ絶妙に長かったので、そこを縛ると変な尻尾がついた亜種のマッシュルームカットみたいになってしまう。とてつもなくダサい。

そんなわけでえりあしを断髪し全体的に整えてもらうために美容院に向かったところ、高橋さんの髪の色がすごく素敵な色味だった。

「その色、いいですね。ブリーチですか？私の髪でもできますか？」

「あー、この後ろのあたりの色ですか？」

よく見ると確かに後ろ頭と前髪のあたりでちょっと色が違う。

「えーと、どちらかというと前髪らへんの色が好みです」

「あ、僕ここピンポイントで白髪なんですよ。だからこの色は日野さんの髪だと出ないですね(笑)」

「なるほど…そうなんですね。たしかにアッシュっぽいですね」

「そうそう、最近出た薬剤で。白髪って大体黒染めが多いんですけど白髪専用の新しいカラー剤が出たのでその実験台としてやってもらったんです。主に女性向けですけど」

「へぇ〜。なんで女性向けなんですか？」