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【風呂酒日和30-1】 月島温泉(つきしまおんせん)

【風呂酒日和(フロサケびより)】
どこかで銭湯を見つけると、つい寄り道したくなる。
銭湯から出ると、つい一杯飲みたくなる。
そんな私がふらりと立ち寄った、心と体とお腹を満たす、銭湯と居酒屋をまとめたマガジン。



もんじゃもんじゃ酒屋、もんじゃもんじゃ靴屋。
もんじゃパーソナルジムもんじゃ。

さすが月島。見渡す限りもんじゃである。
そんなもんじゃロード、月島西仲通り商店街を歩いていると、いきなり現れるのが月島温泉だ。


お店とお店の間、普通のビルっぽい建物に「月島温泉」の文字。
そしてその下には「月島観音」とも書いてある。
どういうことだろうか。
何の変哲もないビルの通路のような道を歩いていくと、突き当りにどーんと月島観音が現れた。その横には大きく書かれた月島温泉の文字。
なんだか大きな温泉旅館のようなダイナミックな看板だ。


温泉の入口はどうやら2階らしい。
エレベーターもあったがなんとなく階段で上がってみる。
2階の入口には、なにやらたくさん注意書きが書いてあった。
おぉ…。なんとも言えぬ、老舗感。

時代を感じる靴箱に靴をおさめ、中に入ると自動券売機が見えた。
入浴券とレンタルタオルのチケットを購入。
あいにく1万円しかなく、ちょっと早めの時間に来てしまったのでしまった、と思ったが奥に両替機も設置してあった。助かった。

受付のおじさんに券を差し出す。
靴箱の鍵も回収して、帰りにここでもらうとのこと。
よくある木板のタイプではなく小さなキーホルダーがついたものだったのでうっかりなくさないし安心だな、なんて思う。

おじさんは決して愛想がいいとは言えなかったが、職人気質(?)のような雰囲気で鍵を受け取りずいっとタオルを渡してくれた。
これが下町のスタイルなのだろうか。
ちょっとびくびくしながらも、普段私も対して愛想がいいわけではないので人のことは言えまいとぺこりとタオルをもらう。


脱衣室は狭め、至ってシンプル。
ロッカーにトイレ、洗面台とドライヤーが2つ。
隅っこに腰掛けがあるがマッサージ機など余計なものは一切置いていない。
お客さんも多くなかなか賑わっていて、みなさんおそらくこの辺に住んでいるであろうと思われる。
昔からの常連さんが多くいるようだ。

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