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森の本棚

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森の中にある、本棚です。貸し出しは自由。好きな時に返してください。
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大事なことほど小声でささやく

大事なことほど小声でささやく

フリーランスになって、5ヶ月になろうとしています。

最近の悩み。

漠然とした、webよりも紙の編集やライティングをやってみたいという気持ち。これにどう向き合えばいいのかということ。

なぜ紙なのか、なぜwebじゃダメなのか。

それよりも前に、私は何をしたいのだろうか。

今朝、前職の後輩にあたる女性から相談を受けて、あれやこれやと去年や半年前くらいの記憶をほじくり返していたら、私の悩みの

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読み始めた本が最高です。『ちゃぶ台 vol.4』

読み始めた本が最高です。『ちゃぶ台 vol.4』

冒頭5ページでがっつり心をつかまれ、うおおお!やばい本を開いてしまった!と思うとき、当分先の未来が幸せになることが確約された気持ちになります。

益田ミリさんのエッセイから始まる、この本。ポケットの周辺のことやそれ自体のことや関係ないことがテンポよく益田さんの思い出と一緒にでてきて、一気読み。

なんでもなさそうな小学生のエピソードがあるかと思えば、ふと立ち止まる言葉もあります。

ポケットに

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吉田篤弘さん『雲と鉛筆』

吉田篤弘さん『雲と鉛筆』

「人は言葉を手で書いた。」
という帯のコピーに惹かれて。

日常と、空想と、深い深い真実と。

吉田さんが書くと、こんなにも全てが同じ世界に共鳴しあうように綴られるのだなあと、一文一文感じながら読みました。

開くときによって、感じる部分がきっと違う本だから。ふとしたときに手にとって、パラパラと読みたいなと思います。

原田マハさん 『楽園のカンヴァス』

原田マハさん 『楽園のカンヴァス』

アートは私にとって、世界中、どこででも待っていてくれる友だち。そして美術館は、『友だちの家』みたいなものだったので。
                            ー本文より。

本は、私にとって、現実世界での友だちであり、夢への案内人でもあります。

授業の合間の10分間ですら、ひたすら本の世界に潜り込んで行った中学時代。あの頃、本は本当の意味で友だちでした。いつどんな心持ちで開いても

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