森野日菜子*ライター

コーヒー屋さんで大好きな友達にするような、小さなお話を。

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マガジン

  • たびしゃぶ交換日記

    • 33本

    "旅と写真と文章と"のメンバーで、日常の気になることやみんなに聞きたいことをゆるりと綴っていく、たびしゃぶの交換日記。

  • フリーランスのぽろろん日記

    いろいろあるけれど、ぽろろんと生きています。大きな音で奏でられるほど自信はないけれど、軽やかに 朗らかに 心地のいい暮らしをつくりたい。そんな日記。

  • 循環する暮らしのレシピ

    海、森、川、山、ひと、まち。すベての自然と循環しながら暮らせるように、思わずにっこりしてしまうアイデアを紹介します。

  • 食卓ひとつ、世界はまわる

    飛行機のチケットも、大きなバックパックもいらない。 片手にプライパン、もう片手にフォークを持って。 鮮やかなテーブルクロスをひいてロウソクを灯す。 目を閉じて、おいしい香りで心をいっぱいにしたら、そっと瞼をひらく。 そこには歴史と文化がつまった、遠い国の料理が並ぶ。 たったこれだけで私たちは、 この小さな食卓の上でまわっている世界を、旅することができる。

  • hitocian

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最近の記事

秋の読書リストに入れて欲しい、とっておきの2冊

夏の間に、2冊の本を読みました。 どちらも一目惚れをして買った本で、読んでいる間中ずっと恋しているような気持ちでいられた珍しい本です。 本は人との出会いと同じで、一度出会ってしまうと出会う前には戻れない。その本が良いほど、手放すのが辛くなってしまうこともある。でも、ちょっとずつ本の世界から抜けてまた新しい本に出会うと、やっぱりその新しい出会いはたまらなく良いもので... と言う話は長くなるので、さくっとご紹介しますね。気になったら、ぜひ読んでみてください。よかったら感想

    • ひとつの季節がおわるのが、こんなにありがたいなんて

      長く一緒にいた彼と別れて、ひとつの季節が終わろうとしています。 空や風や木々の様子が移り変わってゆくことが、こんなにもありがたいと感じた事はありませんでした。 突然終わった彼との恋は、ひとりになると涙が浮かぶほどには、濃くて淡くて忘れがたいもので。はじめは、いくつの季節がめぐったら傷が癒えるのだろうと、カレンダーを一気にめくりたくなりました。 ずっとつづく、終わらない恋だと思い込んでいたけれど、心のどこかでもうすぐ終わる気配はわかっていたと思います。感じながらも、つづけ

      • 言葉は、言の葉。葉を見れば根元や幹がわかるから

        いつも大事にしたいと思っていることがあります。 私の言葉は、いつも私の心の根っこや幹を表してる。だから言葉を磨きたければ、根っこの部分を大切に過ごすこと。ライターだからではなく、人として他人と生きていくために。 こんなことを改めて思ったのは、まわりの人がこぼした言葉に、人知れず傷ついたからです。きっと深い意味を込めずに発した言葉なんだと思うし、私の方が勝手に傷ついてしまったのだけれど。 頭を通して話しているんだから、言葉なんてどうにでも操作できる。そう思っている人もいる

        • 「生きる」ってどういうことだろう?

          もう少しポジティブな理由または動機から、「生きる」ことについて考えたかったとも思います。 でも、アメリカのジョージ・フロイドさんが亡くなった事件を知って、改めて私にとって「生きる」こととは何かを考えてみたくなりました。 「生きる」という当たり前に見えることは、どんな要素を持っていてどんな望みを含んでいるのか。自分が望んでいる「生きる」を虐げられている人がいるとしたら、その事実と自分はどう向き合えるのか。 絶望するつもりはありません。ただ、事件をただのニュースにしてしまう

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          5本

        記事

          オタクになりきれない半オタクな私の夢

          先週はどんよりとした雲に覆われる日が多かったせいか、あまり記憶がありません。 いや、ただひたすらにNetflixでお気に入りのドラマを観続けていたせいかもしれないのだけれど。 ・・・ とある米ドラマにハマった私。 俳優や彼らの他の作品を調べたりSNSを調べたりと、まさにのめり込んでいます。今までも、心掴まれる作品に出会うとその世界にぐんぐんと入っていこうとする自分がいました。でも、今回はなんだかそのエネルギーのレベルが違ったんです。 他のことが手につかなくて、頭がい

          オタクになりきれない半オタクな私の夢

          変化を前提とした愛が、救ってくれるもの

          私たちは実際、多くの場合「変わらないこと」を望んでいると思います。 テクノロジー・働き方・ビジネス・政治・暮らし方のような表面的なものに関してはどんどん変えていこうとするように思うけれど、実のところ「変わらないこと」を心のどこかで探し求めて抱きしめているような気がしています。 誰かからの愛。 誰かからの賞賛。 自身の若さや、美。 あの頃の成功。 ....。 抽象的すぎるので、具体的な言葉にしてみます。例として、私が実際に思って、自分に問うてみたことを書いてみます

          変化を前提とした愛が、救ってくれるもの

          さいきんの森野 2020.5.6

          こんな状況でも毎日笑って過ごすことができているのは、本当に奇跡だなと思っています。 数ヶ月先のことですらつかめないので、毎日目の前の時間をどう過ごすかだけを考えている日々。自宅とスーパーと公園しか行かない毎日ですが、これが本来の人間の行動圏だったんじゃないかって、案外しっくりきています。 夜は暗くなったら寝て、朝から植物のお世話をする。今までもこうやって生きてきたのですが、それが肯定されているようで実はちょっとうれしいです。 今回のnoteは、「そういえば最近何してるん

          さいきんの森野 2020.5.6

          いつもの道でしゃがんでみる。足元に、学びたいことを見つけました

          朝のランニング散歩で、すずらんを見つけました。 風が吹くたびにチリンと鳴りそうな、小さなかわいいお花。住宅街の端っこで、静かに咲いていました。 そんなすずらんですが、毒があるって知っていましたか?お部屋に飾るのも危ないのだそうです。たしかに、お花屋さんで見たことないですもんね。 私が知っていることは全ての中のほんのわずかで、すずらんがここに咲いているのも、毒があるのも知らない。 でも、それが希望に感じる今日この頃です。 だって、毎週末どこか有名なカフェに行かなくても、

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          辛さをぎゅっと抱く雨の日、コーヒーはいかがですか

          辛抱という字は、辛さを抱く。 だから我慢と辛抱は、ちょっと違う。少しばかり苦しくても、自分の力でぎゅっと抱きしめればいいんだって思えば、心が軽くなるような気もします。 ・・ 親しい人との距離がある日々は、嫌でも自分を見つめ直す時間になります。 あんな楽しいことがあった、と思い出すこともあれば、 ずいぶんと自分勝手に過ごしていたな、と反省することもあります。 ある雨の日には、この部屋から飛び出して「ごめんね」と言えない辛さに、心が割れそうになることもありました。もしかし

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          深呼吸して気持ちもリセット。イスに座ったままできる、足の血行促進ストレッチ

          自宅で過ごす時間が増え、1日に数歩しか歩かないなんて日もある最近。 動いてないから体が疲れていないかと思いきや、寝るときになって「あれ...なんか体がガチガチだぞ...」と気が付いたりしませんか?ずっと同じ姿勢でPCを触ったりイスに座っていたりすると、だんだんと体が縮こまって体が硬くなり、血行も悪くなってしまいますよね。 猫背になってうつむきがちになると、気持ちまで下がってしまいます。 お仕事のちょっとした合間で呼吸を深めて血行をよくし、足元をほんわか温めるストレッチを

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          私が書くのは「光がさしてるよ」って明るい窓を指差したいから

          しばらくSNSを見るのをやめようと思いました。 タイムラインに流れてくる100とか200とかいいねがついた記事を読んで「これが求められてるのか」とちょっと斜めに見たり、世界とか未来とか大きな問題に立ち向かっている記事を読んで「すごいな〜」なんて人ごとに思ってしまったり。 さて、とスマホを閉じた時に襲われる「そして私は何もしていないで症」。3月になりヨガと英語をやると言いながら、心のどこかでずっと焦り続けている私がいました。 時間ができたので、去年は全速力で走っていたから

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          まだ見ぬものを探すんじゃなくて、目を開けるだけだった。1日3時間のYogaから学んだこと

          3月1日から、毎日Yogaの練習をしています。 1日に3時間ほど、Yogaのasana(ポーズ)の練習と、哲学の勉強。 きっと読んでくださっているみなさんはお忙しい方が多いと思うのですが、取り入れやすい部分があったらぜひ「ちょっとやってみるか」と思ってもらえるとうれしいです。 今日のお話は、このYoga Practice Journeyをはじめて7日で学んだこと。 ◉3/1〜3/7の学び ・今この瞬間に私にあるものが、十分で過不足がないと知ったこと ・自分の身体には、ま

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          立ち止まることほど自然なことは、ないはずなのに

          ふと気を緩めると、頭を駆け巡るのは 「今月っていくら入ってくるんだっけな...あと何本か仕事したらこないだ買った服のお金になるっけ」 そんな、お金の計算。 「いやいや、今月は仕事しないって決めてるじゃん。勉強の時間にしようよ」 そうやって、かなり意識的に頭を切り替えないと、自然と「仕事しなきゃ死んじゃうモード」に頭が切り替わってしまう。 ちょっと危ないなと気がついたのは、仕事から距離を置いて、自ら「ちょっと立ち止まる」ことを選択してからだった。 ・・・ どうしてか、

          立ち止まることほど自然なことは、ないはずなのに

          森も湯も蕎麦も。御岳山・日の出山の日帰りハイキング

          2月のはじめ。 忙しなかった1月を終えて、新しい空気を心と体に入れようとハキイングに行ってきました。 今回選んだのは、都心から中央線で2時間ほどで行ける、御岳山と日の出山。 「電車でふらっと行けて、森と温泉があるところ。かつ人が少なそうなとこ」 そんな欲張りな私たちが、ここはまた来たいねと言えるほどおすすめできる場所でした。 御岳山から日の出山。60分弱の森林ハイク御岳山までは、中央線で御岳駅まで行きバスとケーブルカーで登ります。今朝は5時半に都心を出発し、ケーブルカ

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          産業廃棄物処理場で見た、モノと私たちの関わり

          持ち込まれた産業廃棄物の99%をリサイクルしているという、なんだかすごそうな廃棄物処理を行う「株式会社ナカダイ」の工場見学に行ってきました。 何かと感じることが多かったので、ちょっくら書いてみようと思います。 リサイクルは、超絶細かく素材ごとに分けることだった家で「これはリサイクルできるな♪」という気軽なテンションで牛乳パックと魚のパレットを仕分けをしていて、それこそがリサイクルなんだと思っていたら、どうやらそうではなさそうでした。 ナカダイのナビゲーターさん 「お菓子

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          【25】私の心が惹かれる旅先は...

          旅と写真と文章と、のコミュニティで綴っている交換日記。かじゆりさんからバトンをいただきました! かじゆりさんからいただいたお題は3つ。 ①好きな旅先 ②大事にしている事(言葉でも、習慣でも何でもOKです) ③直近で感じた幸せ すてきなお題をありがとうござます。 読んで下さる方にとって何か「いいな」があるように、ちょっと書いてみますね。 好きな旅先 これは悩みますね。そこまで多くのスポットに行ったことはないのですが、行った場所は全部お気に入りです。 アメリカのポ

          【25】私の心が惹かれる旅先は...