パピルス

ネガティブ思考な社会人。雨が好きです。1996

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いつの間にか共に生死。

今日は結婚について書いていこうと思う。 今月末に入籍が決まっているが、入籍により、何か変わるかと言ったら配偶者ができたという事ぐらいだろう。 いや、他に色々あるだろう、紙面を介して法的に何かと変わる。 だからと言って、僕の心持ちや恋人への接し方が変わるわけではない。 僕の母親は4人姉妹でそのうち半分が離婚し、1人は事実婚状態であり入籍はしていない。 DNAからみると、おそらく結婚には向いていないだろう。 自分が結婚するとはイマイチ実感も湧いてこないが、それを逆手に取り”

    • 母の誕生日

      生まれ変わりと言うものがあるのなら。 残されたものが誕生日を祝い、生まれ変わった先でも誕生日を誰かが祝ってくれて居るのかも。 もしくは、違う日に生まれていたのなら1年間に何回誕生日を祝ってもらって居るのか。 ただの記号である、数字を誰かが覚えて居る事で初めて意味を成す。 なんてね。 くだらない妄想をしながら今日は祝いの酒を飲む。

      • 本当にあった怖い元カノ。①

        その日、私は不機嫌であった。 夏の暑さのせいではない。 大学生であった当時の彼女と大喧嘩をして、別れを告げたところであったからだ。 喧嘩の原因は覚えていないが、彼女の浮気症な点から不満が募り爆発してしまったのだと思う。 当時の彼女は複雑な家庭環境や若さ故のことか、寂しがり屋であり感情的に物事を判断しがちであった。 私はとにかく彼女が大好きであった。 常に一緒に居たかったし、学生で金も無いのにやたらとプレゼントをしたり、食事代や旅費代など全て自分持ちである事が普通であった

        • 不要な経験もあるよねって話。

          「パピルスくんは人生経験豊富だよね。」 なんて言われることが多々ある。 確かに、周りの人よりも自由奔放に生きてきたが故に様々な環境に飛び込み色々と経験してきた。 しかし、経験が豊富というのは必ずしもいいことでは無いなと思う。 特に、妻を見ているとそう思う。 妻の実家は絵に書いたような優しいご両親と兄弟がいて笑顔溢れる家庭である。 妻は、地元から離れる事なく進学から就職までをし今は良妻賢母であり私の隣にいる。 妻は、一般的に敷かれているレールを真っ直ぐと歩いてきたが為にこれと

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        いつの間にか共に生死。

          君に本当に伝えたいこと。

          夏の夕。 夕立が降り止み、少し蒸し暑い中、湯からあがる。 子供と共に体を拭き、寝巻きに袖を通す。 火照った体を鎮めるために窓を開け、子供と一緒に外を眺めてみた。 ママはきっと、窓を開けている事に対して虫が入ってくるからと心配するだろう。 でもね、パパがきみに感じて欲しいのは虫への恐怖心じゃないんだ。 雲の切れ目から射し込む光、 夕立後の澄んだ空気を連れてくる風、 静かに整列する雨粒を見て何かを感じてほしい。 ママには内緒だよ。 さ、皆んなで夕飯を食べよう。 マ

          君に本当に伝えたいこと。

          味覚と記憶。

           暑い日々が続き徐々に夏本番が近づいて来ているなと感じる今日この頃。 私が子供の頃は30度を超えるととんでもなく暑く外に出るな言われたが、今では悠々と30度を超える。 最近、妻の実家からスイカを頂いたので家族で食べてみた。私はあまりスイカが好きでは無いのだが、頂き物のなので恐る恐る食べてみたのだ。 口に入れた瞬間、甘い香りと共に幼少期の記憶がフラッシュバックした。 夏の実家、涼しい風が吹き抜ける中家族全員でスイカを食べている。 縁側で、立って食べいる者もいれば座っている

          味覚と記憶。

          目の上のたんこぶ

           目の上のたんこぶとは、「何かと目障りであったり、じゃまになったりするもののたとえ。」(goo辞典参考)である。 自分自身、日常的に使うことは殆どないが時々耳にする。 目の上のたんこぶと聞いた時、皆んなはどのようなイメージをするだろうか。 目の上がパンパンに腫れているイメージではないだろうか。 しかし、よく考えてほしい。それは本当にたんこぶで腫れているのか?蜂に刺されたようなものでないだろうか?目の上では無く、目が腫れてはないだろうか? リアルに目の上にたんこぶが出来ている様

          目の上のたんこぶ

          蔑視人は休んだ方がいい。

          生きていると時々人を見下した様な態度や、偉そうな態度を無意識、または意図的に取ってくる人がいる。それは、あまり関わりのない外の人間から自分の友人まで存在する。 以後、蔑視人とでも呼ぶとしよう。 そんな人達と話すとき、今までは頭にに来て不機嫌になってしまったりもした。 でも、年齢を重ねたせいか最近は違う。 最近ではそんな人たちを可愛いと思えるのだ。 何故なら、蔑視人達は自分を肯定する事に必死なのだから。舐められたくない、自分の方が優秀、自分が間違っているはずがない、様々な感

          蔑視人は休んだ方がいい。

          満月の夜は。

          望月の君へ。 如何お過ごしでしょうか。 貴方は、曇天の先でいつものように眩しい咲みを浮かべてくれていますか? こちらは入梅し、五月雨が夜に珈琲の温かさを教えてくれています。 どうか、ただ苦いだけの私の珈琲に丸く美しいたった一つの砂糖を落としてはくれないか。 貴方は本当は弱いの人なのかもしれない。 貴方一人ではあの美しい咲みを浮かべることは出来ない筈だ。 貴方の頬をこの冷たい五月雨が伝う時、私が貴方の太陽になる。 珈琲が冷めぬうちに。

          満月の夜は。

          戦争を無くすたった一つの方法。

          第二次世界大戦の語り手がいなくなってきているという問題が度々議題として上がり、僕ら世代が最後の聞き手とか言われることがある。 戦争の語り手と言うのは、直接戦争を経験した人間では無ければいけないのか? 自分はそうは思わない。 少なくとも、その時代を生きていただけでも語り手になり得ると思う。 しかし、語り継ぐためには傍観者ではいけない。 傍観者とネット調べてみると、 「その物事関係のない立場や態度で見ている人物」 と出てくる。 世界で起きている悲惨な実情に関心を持たず、何が

          戦争を無くすたった一つの方法。

          旗を掲げよ

          ずっと、自分は世の中に対して不満があると思っていた。 無いとは言えないけど根本は違う。 自分自身に飽き飽きしていて、こんなもんじゃ無いと言う不満が根本にはある。 変わりたいのに変われない自分は世の中のせいだと何処かで思い、不満をぶちまけているのだろう。 厳密に言うと、日常の中で不満を小出しにしていると言う表現の方が正しいかもしれない。 だけどその不満は日常の中では解消しないものだ。 悶々とした不満を解消したいのであれば非日常を生み出し飛び込むしか無い。 白紙に黒点をつ

          旗を掲げよ

          愛するという才能

          夫、そして親としての妻から託された最重要ミッションは子供の寝かしつけである。 妻は、掃除が趣味であり家事をする事に対してあまりストレスを感じ無いタイプだし、時折親バカを心配してしまうほどの子供好き。 しかし、寝かしつけだけは得意では無くストレスになっているらしい。 そこで毎日の寝かしつけは、自分が担当しているのだが自分からしたら最高の時間。 日中仕事で子供に会えないせめてもの穴埋めを出来る時間と考えている。 子供を抱っこして寝かしつけていると、子供は体を完全に脱力して自

          愛するという才能

          必生法

          最近、生死に直面する事が多い。 ズタズタな自分なりに感じたこと書く。 人生を全力で駆け抜けてきた人は死すら美しい。 心からそう思った。 周囲の人の記憶に刻まれて消して色褪せる事はない。 例え、どんな最後を迎えようとも。 だけど、同時にズルいと思うんだ。 勝手に人の心に入り込んできておいて、勝手に去って行くのだから。 でも、本当に今でも母の息子で良かったと心から思う。自分の人生で、しかも息子として出会えたこと自体がとても幸せなことなんだ。 生きているうちに全力で抱きし

          結論。

          強いられるは死。 強いられぬは生。

          冬来る。

          不意に懐かしい気持ちになることって無いですか? 寂しい夜。 深夜の高速。 思い出の曲。 不思議な事に、気持ちと記憶がリンクしてフラッシュバックする事がたまにある。 そして、その度にこの気持ちはいつまで思い出せるんだろうと。 自分は歳を重ねるごとに大切なこの気持ちを忘れてしまうのかも知れない。 寂しい様な、泣きたい様な、でも凄く愛おしい。 居ても立っても居られなくなる。 もし、 この気持ちを忘れてしまう時が来たとしても、 この気持ちと記憶の中にいる人が、

          冬来る。

          Chapter 1

          物語には必ず主人公がいる。 単独主人公の場合も有れば、主人公が2人いる様な物語もある。 子供の頃は、誰もが主人公になりたがったと思う。 キラキラしていて、みんなを惹きつける魅力があって、そして何だかんだ強い。 少し年齢が上がると、戦隊もので言うホワイトの様な、物語の初めからではなく途中から出てくるクールなキャラに惹かれたりもする。 少年時代は成り切ることが好きだったなぁ。 今、自分は主人公になれているだろうか。 自分の人生は、自分が主演だと言うが本当にそうなってい