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君に本当に伝えたいこと。

夏の夕。

夕立が降り止み、少し蒸し暑い中、湯からあがる。

子供と共に体を拭き、寝巻きに袖を通す。

火照った体を鎮めるために窓を開け、子供と一緒に外を眺めてみた。

ママはきっと、窓を開けている事に対して虫が入ってくるからと心配するだろう。

でもね、パパがきみに感じて欲しいのは虫への恐怖心じゃないんだ。

雲の切れ目から射し込む光、
夕立後の澄んだ空気を連れてくる風、
静かに整列する雨粒を見て何かを感じてほしい。

ママには内緒だよ。

さ、皆んなで夕飯を食べよう。
ママが待ってる。

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