不要な経験もあるよねって話。

「パピルスくんは人生経験豊富だよね。」
なんて言われることが多々ある。
確かに、周りの人よりも自由奔放に生きてきたが故に様々な環境に飛び込み色々と経験してきた。

しかし、経験が豊富というのは必ずしもいいことでは無いなと思う。
特に、妻を見ているとそう思う。
妻の実家は絵に書いたような優しいご両親と兄弟がいて笑顔溢れる家庭である。
妻は、地元から離れる事なく進学から就職までをし今は良妻賢母であり私の隣にいる。
妻は、一般的に敷かれているレールを真っ直ぐと歩いてきたが為にこれと言って珍しい経験もせずに生きてきたが今は幸せそうである。

不思議なことに人間、真っ直ぐ敷かれたレールの上を歩くことが1番難しいのかもしれない。
環境にさえ恵まれているならば、幸せの最短ルートを真っ直ぐ歩くことがきっと1番賢いのだ。

そんな思いもあり、不要な経験について書いていこうと思う。
①不幸体験
これは、説明不要であるが、自分がした辛い経験であり無いには越したことのない体験。
自分も色々とあるが、言えない事が多いので例は省略する。
この体験は、ある種トラウマになり何事においても臆病でマイナス思考になりがちになるきっかけをもたらす。
結果、物事が上手くいかない。
その状況を打破しようにも、臆病でマイナス思考なため攻める姿勢にはとてもなれずきっかけが掴めない。
負のスパイラルである。
あまりに辛い経験は人生においてマイナスでしか無い。

②負の成功体験
これが、1番厄介であり自分の人生、あるいは他人の人生までも壊してしまう。
負の成功体験とは、悪しき事が上手くいってしまったがための成功体験である。
極端な例えで言うなれば、暴力によって人を支配出来たという成功体験からその後も無意識に暴力によって人を支配しようとすることなど。

もう少し、日常的な例で言えば、浮気が成功し彼女にもバレずに良い関係を築けているなど。

この負の成功体験は、無意識に人を蝕む為かなり厄介。本人は、蝕まれている事に気が付かず何かが悲鳴を上げるまでは止めようとはしない。
負の成功体験は、一時快楽をもたらすがリスクも大きい。継続することは馬鹿の所業である。

③頭の悪い経験
これは読み飛ばしてもらって構わない。
例
・キャバ嬢に貢いだ。
・DV男と付き合っていた。
・酔っ払って処女を喪失した。
・犯罪行為

以上３つに絞ってみた。

様々な経験は人生を豊かにする一方で、貴方を不幸にする事もある。
たまに、不幸な自分に酔っている人もいるが①不幸体験から抜け出せずに諦めた結果だろう。

一度きりの人生何でも経験しよう！！というポジティブな言葉は実はとんでもなく怖いことを言っているのかも知れない。