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努力すれば『才能』は伸びる!?伸びない!?

努力すれば『才能』は伸びる!?伸びない!?

天才に近づくための「地頭」の土台づくりPart2。


「努力」は才能に勝てるのか。


努力すれば,実力は伸びる!!

と思うのか。

はたまた,

努力しても自分の才能は伸びないんだ。。

と思うのか。


どちらを選ぶかが,実はとっても大切なのである。

今日はそんなお話です。



1.マインドセット


『マインドセット』をご存知でしょうか?

マインドセットとは,スタンフォード大学のキャロル・ドゥエック博士が提唱したもので,経験・教育・先入観などから形成される思考様式,心理状態のことを指します。

詳しくはこちらの記事で紹介していますので,内容が気になった方は,ぜひご覧ください。


マインドセットの中でも,「成長マインドセット」を選ぶのか。それとも「硬直マインドセット」を選ぶのかで大きな差が出ることは明らかです。


しかし,そもそも「マインドセットを解説するメディアに触れる」だけでも,勉強の成績に影響が出ることが分かっています。

スタンフォード大学の研究では,マインドセットの解説動画を50分見た学生は,それだけで学期末テストの成績が上がり,落第点を取る確率が3%減ったというのです。

つまり,「知っている」だけで,マインドセットは使い分けることができるため,才能は伸びていくんですね。

驚きです。


現在の研究では脳は80歳になっても柔軟に神経ネットワークを変えることができることが実証されています。

頭を「成長マインドセット」に切り替えるだけで,大人になってからでもどんどん成長していけるんですね。




2.選択と戦略を褒める


これは,一言でいうと,プロセスを褒めることで,「硬直マインドセット」になることを防ぐことができます。


「選択」を,具体的に言うと

「勉強を頑張っている人が多い図書館に行って勉強するように決めた」「計算ドリルを徹底的にやり抜くことにした」「今までの勉強法ではなく,アクティブすぎるアクティブラーニングをすることに決めた」


「戦略」を具体的に言うと

「次のテストまでの計画を事細かに設定した」「話を聞くときに,ただノートに書き写すだけではなく,自分の言葉に置き換えてノートに記録するようにした」「昼寝を学習の間に盛り込むようにした」


この選択と戦略をきちんと立てることによって,目標に向かって効果的に行動することができるのですが,人は褒めるときに,その人の「才能」を褒めがちです。


しかし,才能ばかり褒められてしまうと,その人は「硬直マインドセット」へとまっしぐら。

自分は才能があるからできるんだ!と勘違いしてしまい,成長が止まってしまいます。


「選択」と「戦略」を褒め,成長マインドセットへと導いてあげましょう。


【参考文献】
最短の時間で最大の成果を手に入れる
超効率勉強法
著者 メンタリストDaiGo
編集長 倉上 実
発行所 株式会社 学研プラス
2019年5月1日 第4刷発行



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