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共有ガイドラインが欲しい理由|Webサイト制作ガイドライン共有化構想[#08]

mulberryの桑島さん(@mika_kuwa)から「共有ガイドラインが欲しい理由」について、Slackでコメントを頂きました。

これは多くのWeb制作関係者の方にも知ってもらいたいので、このnoteで公開したいと思います。

※この記事は桑島さんに許可を頂いて作成しております。
[Webサイト制作ガイドライン共有化構想とは]
全国のWebサイト制作関係者が同じガイドラインを利用することで、クリエイティブに集中できる環境を作ることを目的とした、ガイドラインの共有化構想です。
・決意表明Webサイト制作ガイドライン共有化構想[#00]
・マガジンWebサイト制作ガイドライン共有化構想

1.限界について

桑島さん:共有ガイドラインが欲しい理由はフリーランスwebデザイナーとしての限界を感じたからですが、ここでいう「限界」について、もう一度整理してみました。

先日、専用Slackのメンバーで全体オンラインMTGを行ったのですが、その時に挙がったポイントに[フリーランスwebデザイナーとしての限界]という話題がありました。

2.[限界1]ひとりで作業していると、知識にムラができ古くなりがち

桑島さん:作業効率を考えて、使い慣れたタグやライブラリばかりを使う傾向があるため、いつまでも古い知識のままアップデートされない。新しく色々取り入れたいけど、情報収集にも時間がかかり、なかなかチャレンジする時間がとれない。Googleの寄せ集めの情報は正しいかどうかわからないので、そのまま使うのも不安。

完全同意です 汗

クライアントワークで利用する方法は、基本的な保守性は担保する必要があるので使い慣れた方法を使いがちです。

しかし、Webはスタンダードが徐々に変わるので、レガシーな方法を長く利用すると、いつか必ず問題にぶち当たります。

だけど、そんな時間は中々とれないし、そもそもその方法が正しいか不明な場合も多く、抜け出せない沼にハマります。

3.[限界2]自分のやり方が正しいかどうか確認する手段がない

桑島さん:webサイトを構築する上で、みんなが常識としてしている何かを私はしていないんじゃないか?と不安になる。特にセキュリティ面に関して脆弱性があるタグや書き方をしていないかどうかが気になる。

完全同意パート2です 汗

正直なところ、セキュリティーに問題がある事が明確に判明するのは、ハッキングされた時でしょう。

僕が務めていた以前の制作会社では、過去に一度マルウェアに感染したPCからFTP情報が抜き出され、運用しているサイトにいたずらをされた事があります(大事には至りませんでしたが…)。

特にWordPressは世界で一番利用されているオープンソースのCMSなので、脆弱性を狙われ標的になりやすいシステムです。

Webデザイナー個人の情報収集力では、完璧に近い形のセキュリティーで保守するのは中々難しいです。

4.[限界3]複数人で作業する場合にガイドラインがないとしんどい

桑島さん:
限界3については、共有ではなく自分独自のガイドラインを作ることで解決できると思うが、自分独自のガイドラインを作るための、参考になるガイドラインがあったらいいなと思う。「この項目は絶対入れといたほうがいいよ!」とか「こういうサイトをつくる場合、コレした方がいいよ!」とか。
・・・
自分独自のガイドラインを作るための指針となるようなものが共有ガイドライン。現時点での世間一般の「平均的なサイト」がどのように作られるのかを知りたい。
・・・
自分に特に必要な部分は、共有ガイドラインをもとにさらに自分自身で細かくガイドライン化し、そこまで必要じゃない部分でも、webに関しての正しい知識の底上げとして知っておきたい。

完全同意パート3です 汗

僕が協業しているkanvasでは、簡単なガイドラインを作りWebサイトで公開しています。これは、Googleで検索を掛けまくってどうにか仕上げた代物で、労力の割に精度は高くありません…。

もし、基準となるようなガイドラインが存在していれば、僕もそれを参照しながらガイドラインを作成したと思います。

この[平均的なサイト]というところが、今のインターネットには存在しておらず、それぞれ自分のフィールドでの落とし所で、サイト制作しているのではないでしょうか?

5.最後に

桑島さんからの率直な[共有ガイドラインが欲しい理由]は、共有ガイドラインを作る上で大変貴重な意見でした。

この共有ガイドラインは、誰かが単独で作れば良いわけではなく、多くの意見をうまく取り入れながら[平均的なサイト]という落とし所を設定することだと思います。

現在、専用Slackの中で具体的に談義を進めており、少しずつガイドライン化していける兆しを感じております。

まだ時間は掛かると思いますが、温かい目で見守ってくださると幸いです。

6.専用Slack

共有ガイドラインを一緒に作成してくださる有志の方を、引き続き募集しております!

Slackへ参加ご希望の方は、僕のTwitter(@design_hikaru)まで、ご連絡よろしくお願いいたします。

最後までお読み頂き、ありがとうございました!

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