成長過程における自分軸と他人軸について
久しぶりに、中学1年の宇宙人的👽息子について。
中学1年の息子は小さい時から、自分の好きなことに忠実で、自分のやりたくないことはやりたくないと自己主張する子だった。
息子は、家でも学校でも裏表なく自分の思いを最優先に動くので、学校の決まり事に従うことを嫌がり、先生を何度も困らせた。
息子は自分の思いを大事にし、やりたくないことはなんとか逃れられないかと画策した。
友達関係では嫌な思いをすると、相手に思いをストレートにぶつけてトラブルになることが多かった。
空気読めない奴、自己中、ウザい。
このところ自分の評価が人伝に聴こえてきて、嫌な思いをする事が増えてきたようだ。
息子の悩みを聞いていると、学校生活をうまく送る必須スキルが他人軸なのかもしれないと思う。
他人軸・・・自分がどう思うか、どうしたいかではなく、相手の顔色や求めていることを気にしてそれに合わせた答えを出そうとする。空気を読み、それに合った振る舞いをする。
思いやりや優しさもここから学んでいくのではないだろうか。
自分が傷つくのを恐れて、相手に合わせることも大いにあるだろうけれど、それも自分を守る術。
自分大好きで、自分の気持ちに忠実な息子のようなタイプは、他人軸スキルが低いため、かなり浮いていることだろう。
人と同じことが嫌で、委員長に立候補してしまう一風変わった性格だ。
このところ、自分の悪口を耳にするたびに、他人の目が気になる。思ったことが言えなくなってきた、と悩み始めている。
『本人から直接聞くわけじゃなくて、関係ない奴
が言ってくるんだよ。
嫌なら直接言えばいいのにな。』
思春期という成長過程なのだろう。
陽気だけではすまされない、複雑な時期に入ってきたようだ。
幼少期の頃は、本能のままに、自分の好きで生きている子どもたち。
学校に行き始めると、集団を意識し、自分の立ち位置を知り、譲り合い、和を乱さない訓練をしていく。
いつの間にか社会に適合し、他人軸で生き過ぎてきた私からは自分軸の大切さが分かるのだけれど、息子をみていると、両軸を使い分けながらバランスよくいることが大切なんだろうと思う。
自分軸には自分軸の、他人軸には他人軸の良さがあって、どちらかだけが正しいとか、間違いとかではないのだろう。
成長期の息子をみて、ふとそんな思いに至った。
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