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鉱物関連の本の感想

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鉱物入門書の感想をまとめます。
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「日本の石ころ標本箱」を読んだ中二女子の感想

「日本の石ころ標本箱」を読んだ中二女子の感想

砂岩、泥岩、蛇紋岩、チャート・・・。

教科書に載っていたので機械的に覚えた単語の数々が、魅力的に思えてきました。

同じチャートでも赤茶色のだけじゃなくて色々な色がありますし、流紋岩で白くないものもあるんですね。

チャートの角が波に洗われて丸くなっている石ころが、「あら~こんなになって」という感じで少し面白かったです。

色とりどり、模様もさまざまな石ころがたくさん載っていました。

今までな

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「七つ屋志のぶの宝石匣6」を読んだ中二女子の感想

「七つ屋志のぶの宝石匣6」を読んだ中二女子の感想

Story.23。志のぶちゃんの力が一時的にとはいえなくなってしまうとは・・・。

このことが志のぶちゃんの力について何か示しているんだろうな、とは思うのですが私の想像力ではそれが何か、まではわかりませんでした。

赤い石といい志のぶちゃんといいレッドベリルといい。本当に不思議なことが多いですねぇ。

というかピジョンブラッドルビー・・・実在するんですね。

小説によくめっちゃ高いルビーとして出て

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「アヒマディ博士の宝石学」を読んだ中二女子の感想

「アヒマディ博士の宝石学」を読んだ中二女子の感想

鉱山のことがここまで詳しく書かれている本って、初めて読んだかもしれないです。

科学的なこととか専門的なこととかも多く書かれているのですが、綺麗な宝石の写真がたくさん載っているのでただ「綺麗やな~」とみていることもできると思います。

宝石を科学的な目で見るのって、面白いですねぇ・・・。

なんか、「七つ屋志のぶの宝石匣」に出てきた知識がより詳しく、網羅されている感じ。

ヒートとか含浸とか、宝石

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「いい感じの石ころを拾いに」を読んだ中二女子の感想

「いい感じの石ころを拾いに」を読んだ中二女子の感想

メノウって意外と気軽に、海岸で拾えるんですね。

マンガ「瑠璃の宝石」の二巻でメノウ拾いにいくシーンはありましたが、有名な海岸でしか拾えないものなのかと思っていました。

まあ、石英の一形態(?)ですもんね。

結構あるもの・・・なのかな?

石、拾いに行きたいです。

「瑠璃の宝石」二巻の感想はこちら↓

そっか「いい感じの石ころ」かぁ・・・と思いまして。

外国産の結晶鉱物の標本を多く集めてい

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「鉱物マニアになろう」を読んだ中二女子の感想

「鉱物マニアになろう」を読んだ中二女子の感想

いやぁ、初めは「なんか難しいこと言ってはるなぁ・・・」と思っていたのですが、途中からだんだん面白くなってきました。

とりあえず、マニアが鉱物学に参加できる時代が来てる・・・みたいな話ですかね?

そういえば以前読んだ「楽しい鉱物学」にも、研究している学者さんたちは採集をしていないことが多いみたいに書いてあったような・・・。

なんだか、まぁ、すごいなぁ、という感じです。

とりあえず、近所の大学

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「新鉱物発見物語」を読んだ中三女子の感想

「新鉱物発見物語」を読んだ中三女子の感想

想像していたよりも、なんというか専門的な話でした。

「発見物語」というくらいだから、物語が中心になっているのかな~と思っていたのですが・・・。

違う、というまでではないですが想像とは違っていましたね。

どんな風に新鉱物の予測をするのかとか、鉱物の種類の解析はまだ完璧じゃないとかいろいろ面白くて、勉強になりました。

岩波科学ライブラリーさんですよ。

確か「鉱物マニアになろう」も岩波文庫だっ

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「地球の履歴書」を読んだ中三女子の感想

「地球の履歴書」を読んだ中三女子の感想

海底調査の歴史、南極のこと、塩のこと・・・。

と、読みごたえがある地学の本です。

なんか、地球って動くんだな~って。

人間が騒いでいるような地震や台風でも、地球の規模や宇宙の規模から見たら全然へなちょこなことなんだなって思いました。

だからこそ、というか、この地球に人間が生きていることがすごく不思議に思えるんですよね。

地球に人間が生きていることが不思議、というのを詳しく書きますと、地球

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「面白くて眠れなくなる地学」を読んだ中三女子の感想

「面白くて眠れなくなる地学」を読んだ中三女子の感想

わかりやすいんですけれどね。

私としては、もうちょっと深掘りしたいな~というところで次の章に行ってしまう。

宇宙の話も気象の話も地球の話もこの一冊にまとめられているので仕方ないんですかね・・・。

磁極とかは中学校では習っていないので、面白かったです。

知らなかった分野の入り口としてはとってもいい本だと思います。

鉱物の本を読んでいるうちに、やっぱり鉱物を知るなら地球から。地学からだな・・

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「七つ屋志のぶの宝石匣5」を読んだ中二女子の感想

「七つ屋志のぶの宝石匣5」を読んだ中二女子の感想

乃和さんがかわいい・・・。

美人、格好いいとも言いますね。

乃和さん、この巻に出てきたモデルさんなのですが、とても美人で格好いいんですよ。

このマンガの絵に合った容姿、ということもあるかもしれませんが、いやぁ格好いい。

さすがモデルさん。乃和さんが出てきて北上さんの凄い度も増したような気もしますし、本当に凄い人です。

ブラックダイアモンド。

上に書いた「乃和さん」初登場のStory.1

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「鉱物分類図鑑」を読んだ中二女子の感想

「鉱物分類図鑑」を読んだ中二女子の感想

図鑑でした。

めっちゃ図鑑です。

なんて言うんやろう。綺麗な鉱物を選んで載せている入門書ではない感じ。

家にある普通の恐竜図鑑、動物図鑑の感じの図鑑でした。

本として読んだら堅苦しい文章で読みにくいのですが、図鑑として読んだら納得できる感じでした。

宝石になる鉱物だったり、宝石にはならないけれど綺麗な鉱物ばかりではなくて、普通の石のような鉱物も載っていて面白かったです。

覚えることはで

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「アラガネの子1」を読んだ中二女子の感想

「アラガネの子1」を読んだ中二女子の感想

めちゃくちゃ面白かったです。

鉱物、というか、なんというか。

宝石の力で戦う感じの。

鉱物の特性もちょこちょこ出てくるので勉強にもなります。

でもそれよりも何よりも、ストーリーが面白すぎるんですよ。

こんなマンガがあったとは。世界はまだまだ知らないことで溢れています。

南極石、久しぶりに見ました。

確か最初の方に読んだ本で出てきたのですが、それ以降あんまり載っていなかったんですよね。

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「七つ屋志のぶの宝石匣4」を読んだ中二女子の感想

「七つ屋志のぶの宝石匣4」を読んだ中二女子の感想

今回は「宝石」というよりは、宝石にまつわる人々の物語が面白い巻でした。

Story.13の真弓さんとかStory.14のサファイアの「願掛け」。

北上君がすごいということかもしませんが・・・宝石にはいろいろな思いが籠っているんですね。

や~。真弓さん好きだわ~。

北上さんのファンというわけでもないところも好きですし、北上さんの「うちの宝石をずっと大事にしてくれている」というセリフも好きです

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「宝石商のメイド1」を読んだ中二女子の感想

「宝石商のメイド1」を読んだ中二女子の感想

一冊のページ数が多いということもあって、満足感の大きいマンガでした。

エリヤさん格好いい。憧れます。

不思議な魅力があって、人を惹きつける才能を持つ人。

キャラクターとしてはよく見る設定ですが、やっぱり憧れるんですよねぇ・・・。

店主のローシュタインさんも好人物でした。

エリヤさんに「君」と優しく呼びかけるところとか。

同じく宝石関係のマンガの「七つ屋志のぶの宝石匣」と違うところは、コ

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「七つ屋志のぶの宝石匣3」を読んだ中二女子の感想

「七つ屋志のぶの宝石匣3」を読んだ中二女子の感想

古河さん面白いなぁ~。

今回の「七つ屋志のぶの宝石匣3」の最初のお話に出てきた鉱物マニアの大学生の方なんですが、本当に面白いんです。

ストーカー扱いしてくる人に怒鳴ったところは痛快ですし、それから仲良くなったりもしていて後味もいい最高のお話でした。

仲良くなったのには貴子さんの器の大きさもあるかもしれません。

古賀君が出てきた初めのお話から繋がっている二つ目のお話に出てくる江口雄介さんも面

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