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「なんにもしない」を楽しむ達人。

透明な部屋がありました。

床、壁、天井も
すべてが透明で続いていく世界。

透明な床に
ホワイトチョコレートを
削ったような

木の欠片を
散りばめると

透明は、隠れて見えなくなりました。

辺り一面はふわふわっとした
「ザルツブルガー・トルテ」みたいになりました。

透明な部屋の中には
小さな部屋がありました。

小さな部屋は
木でできていて

シルバニアファミリーの
ショコラウサギの赤ちゃんが

ちょこんと座れるくらいの
入口がありました。

部屋の中で、ハムスターが
丸くなって眠っていました。

少しベージュがかった白い毛は
フェルトのような優しい肌触り。

回し車の中で
元気に走る姿を
想像していたけれど

いつも部屋に
静かにこもっていました。

ハムスターよりも
モルモットみたいでした。

最近は、小松菜がお気に入りです。

小松菜を置くと
部屋の中から現れます。

体よりも
大きな葉っぱを
両手で抱えて食べる姿が
愛おしくてたまりません。

でも運動不足にならないか
ちょっと心配です。

ハムスターは夜行性だから
夜、私が眠っている間に

こっそり出てきて
運動したり
散策しているのかな。

ご飯を食べるときと
お水を飲むとき以外は

なんにもしていないように見えます。

もっと努力しなきゃって
あせることもなくて

何かしなきゃって
不安になることもなく

落ち込むこともありません。

「なんにもしない」を楽しむ達人ですね。

最後までお読みいただき
ありがとうございます。

みなさんの毎日が
素晴らしいものでありますように。

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