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多忙な学校で時間効率を最大にして働くコツ

学校の業務は膨大です。一つの業務をこなしていると、その時間の間にさらに2つの業務が降ってくるほどです。『いつまで経っても楽にならない』『毎日朝7時から夜8時まで働いている』『忙しすぎてしんどい』と2年目の先生がこぼしていました。そこで、ここでは効率的に働くコツを紹介します。

完璧を目指してはいけない

前提条件として、仕事に完璧さを追い求めるのはやめましょう。なぜなら、完璧にこなそうとすると、いくら時間があっても絶対に足りないからです。さらに悪いことに、真面目な方は、足りない時間を補うためにプライベートの時間を犠牲にし出す傾向があります。それを長期間続けてしまうと、間違いなく心と身体がぶっ壊れます。そして、最悪の場合には、2度と働けなくなります。

ではどうしたら良いのでしょう。それは、完成度が8割に達したら合格にして、その業務を終わりにすることです。自分に厳しく完璧主義傾向のある人は7割を目安で、終わりにすると良いでしょう。

なぜ8割か?

8割の根拠は、様々あります。そのうちの一つは、パレートの法則という経験則です。物事は8割の完成度に達するためには、全体の20%ほどの労力や時間で達することができるそうです。しかし、そこから2割の質を上げようとすると、残りの労力や時間の80%全てをつぎ込まなければならなくなります。8割を達成した後は、効率が非常に悪くなるのです。

質をあげることは勿論重要です。しかし、質にとらわれすぎて期限に大幅に遅れたり、他の業務が全くできない状況が生じてしまっては、とても困ったことになってしまいます。同じ時間で、10割のクオリティの業務を1つ完成させるより、8割のクオリティで業務を5つ終わらせるべき、という考えです。

クオリティを求められる仕事に対しては

それでもクオリティが求められることはあります。そんな時は、他者に残り2割をやってもらうことがコツです。ある業務が8割程の出来になったら、そこから自力でクオリティを上げるのは困難だからです。そこで、他者に頼りましょう。

例えば、『ご意見下さい』と同僚の先生に見てもらって書類の修正点を見つけてもらうことが考えられます。自分一人では気づかなかった間違いやミスには、他者は簡単に気づくことが多いです。

また、教材作りなら、8割出来たワークシートを、暇そうにしていてかつ英語好きな生徒(授業では担当していない生徒や部員が最適)にやってもらって、間違いや実施上の問題点を指摘してもらう、なども有効です。

まとめ

文科省は業務量を減らしてはくれそうもありません。全てを全力でやっていくのは非効率です。また、その無理を続けると、必ず心と身体が壊れます。自分の身を守るためにも、8割を意識して、時間効率を最大にして働きましょう。

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