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檜垣 涼
2021年6月2日 23:43
檜垣涼(ひがきりょう)と申します。小説家を目指して小説を書いている京都の大学生。よろしくお願いします🤲一話分ずつ、長編恋愛小説の連載を投稿しています。一つ前のお話はこちらから読めます↓ 病院のエントランスを抜け、そのまま以前の病室に行く。 病室に近づいて、ぎょっとした。彼女の名前が書かれていなかった。慌ててメッセージを確認すると、彼女からの文章の最後に、部屋の番号が記されていた。
2021年5月25日 23:29
檜垣涼(ひがきりょう)と申します。小説家を目指して小説を書いている京都の大学生。よろしくお願いします🌼一話分ずつ、長編恋愛小説の連載を投稿しています。一つ前のお話はこちらから読めます↓「読んでみて!」 キラキラした目をこちらに向けるその男の子の勢いに負けて、私はゆっくり一ページ目の文字を目で追っていった。 しばらく読んで、分からない文字が来た時に顔を上げた。隣には、嬉しそうに
2021年5月19日 23:53
檜垣涼(ひがきりょう)と申します。小説家を目指して小説を書いている京都の大学生。よろしくお願いします🌺毎日一話分ずつ、長編恋愛小説の連載を投稿しています。一つ前のお話はこちらから読めます↓ 梅雨の名残か、鬱屈とした厚い雲に覆われた天気の中、僕は学校へ向かう電車に乗っていた。時間はいつでもいいけど十時ごろと言われていたのでその時間に合わせていつもより遅めの電車に乗っていた。 他の学校
2021年5月18日 00:03
檜垣涼(ひがきりょう)と申します。小説家を目指して小説を書いている京都の大学生。よろしくお願いします毎日一話分ずつ、長編恋愛小説の連載を投稿しています。一つ前のお話はこちらから読めます↓ その単調な音に体が押しつぶされるような気持ちになる。 みんなが何かと向き合う音のない数秒間。どんな時でも僕から目を離さないお母さんが、僕のことなんか目に入っていないみたいにお父さんに話しかけている。
2021年5月15日 01:49
檜垣涼(ひがきりょう)と申します。小説家を目指して小説を書いている京都の大学生。よろしくお願いします💐毎日一話分ずつ、長編恋愛小説の連載を投稿しています。一つ前のお話はこちらから読めます↓ 気持ちが混乱したまま時間を過ごしていた。 彼女に会わせる顔がないと思うのは、自分の都合のいいように解釈しているだけなのかもしれない。でも、彼女と会う資格がないことは明らかだった。 というか
2021年5月13日 23:16
檜垣涼(ひがきりょう)と申します。小説家を目指して小説を書いている京都の大学生。よろしくお願いします🌺毎日一話分ずつ、長編恋愛小説の連載を投稿しています。一つ前のお話はこちらから読めます↓「あ、いや……ごめん。でも本当に大丈夫だから。絶対。だから、ね、行こうよ」 小説の話をして、楽しくなって。そんな興奮が全て彼女の体を蝕む原因になっていたという可能性は否定できない。僕が彼女の手伝
2021年5月12日 02:57
檜垣涼(ひがきりょう)と申します。小説家を目指して小説を書いている京都の大学生。よろしくお願いします💠毎日一話分ずつ、長編恋愛小説の連載を投稿しています。一つ前のお話はこちらから読めます↓「大丈夫だよ。経過観察しながら、手術できるタイミングまで待ってただけなんだから。だから心配しないで」 その時、僕の背後の扉が開かれる音が耳に入った。「日織……あら?」 振り向くと、疲弊し
2021年5月9日 23:06
檜垣涼(ひがきりょう)と申します。小説家を目指して小説を書いている京都の大学生。よろしくお願いします!毎日一話分ずつ、長編恋愛小説の連載を投稿しています。一つ前のお話はこちらから読めます↓ ほっとした表情で頷いた後、彼女はとってつけたように饒舌になった。本当に、とってつけたように。「昨日の夜頑張って書いてたら、ちょっと体調崩しちゃって、別にそれだけだよ。集中力が裏目に出ちゃったかな