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#日本ワイン
酵母のことを知るとワインが面白くなる-2
ブドウ果実には多種多様な酵母が存在する。そのうちの約1%以下がSaccharomyces酵母にあたる。彼らは、アルコール発酵という過酷な環境の中で生存競争の結果、当初99%を占めたnon-Saccharomyces酵母を駆逐し、その存在比を逆転する。
もちろん、同じSaccharomyces酵母の中でも熾烈な争いが行われ、最初は多様な菌株が存在したとしても、生き残るのは1から3菌株程度である
酵母のことを知るとよりワインが面白くなる-1
酵母は、我々人間を含む動物、植物と同じように細胞の中に核を持つ真核生物の1つである。我々と違うところは、生活の大部分を1つの細胞だけで過ごしているところである。
我々は、彼らの性質を利用し、パン生地をふくらませたり、ビールやワイン、日本酒などの醸造酒を製造するために糖分からアルコールを作らせている。
例えば、ワインの歴史を振り返ると、紀元前5000年頃には東欧、現在のジョージアのあたりで
ブドウの花が咲く季節
山梨県ではいよいよ甲州ブドウの花が咲きはじめ、畑の中は甘い香りでいっぱいだ。花見をするには、あまりに小さく可憐であるため、見所は少ないブドウの花ではあるが、バラに似た甘い芳香があり、畑の中にいるとちょっとした天然のアロマテラピーを受けているような感覚になり、癒される。
この香りは、主に「花粉」から発せられる。花は一般にこの花粉由来の甘い香りでミツバチなどの昆虫を呼び寄せ、花粉の伝搬を手伝って
ブドウ品種の親、兄弟を知るとワインがより面白くなる
ブドウは、世界中で栽培されている農作物であり、その栽培面積は約8,000,000haに及ぶ。その多くがワイン用とされ、他には生食用のフルーツ、レーズン、ジュース、蒸留酒用に使われている。
そのうち、いわゆるヨーロッパブドウは、黒海及びカスピ海沿岸に由来し、野生種であるVitis vinifera subsp.sylvestrisから、栽培種であるVitis vinifera subsp. v
ブドウ品種とその特徴香を知るとワインがより面白くなる
ソーヴィニヨン・ブラン/4MMP/ 猫のおしっこ ソーヴィニヨン・ブランというフランス原産の白ワイン用ブドウ品種がある。このブドウ品種は、近年フランスだけではなく南アフリカ、チリ、ニュージーランド、アメリカなど、世界的に栽培が広まっており、日本でもワインが作られ始めている。全世界で121,000ha栽培され、醸造用ブドウ品種としては世界第8位(2015年OIV)。
このブドウ品種から作ったワ