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ブレーンバディの組織成長を振り返って

株式会社ブレーンバディ執行役員CHROの永井です。
CHROに就任したこのタイミングで、これまでの組織の歩みを振り返っていこうと思いnoteを書き始めました。また、人材・組織開発に向き合う中での気づきや学びも今後記事としてまとめていきます。

僕のnoteが、創業期の会社づくりをされている方や、組織開発に従事されている方にとって、ご自身の会社や組織で少しでも参考になる内容になれば幸いです。
自己紹介も兼ねた、第一回のnoteも良ければご一読ください。

第2回の今回は、当社ブレーンバディについて書いていきます。人・組織で競合優位性を取りたいと考えている当社。そんな会社の成長や企業文化づくりについて、少しでもみなさんの参考になるものがあれば嬉しいです。


ブレーンバディってどんな会社?

株式会社ブレーンバディは、現在、東京恵比寿で営業組織の課題解決に取り組んでいる会社です。創業は2021年4月で、現在3期目の半分を終えた会社です。
⇩当社コーポレートサイト⇩

まず、理念はこちら。創業初期から策定し今もアップデートと浸透に取り組んでいます。

Mission/Vision/Purpose
6values

Mission
 -組織の目標(最終到達地点に到達するために達成する必要がある目標)
Vision
 -組織の目標が達成された先の社会(最終到達地点であり組織の目的)
Purpose
 -組織の存在意義(Mission,Visionを実現するためにどうあり続けるか)
Values
 -行動指針(最終到達地点に到達するための意思決定や行動を統制する判断基準)
という位置付けで設計しています。策定の裏舞台は次回まとめられたらと考えています。

<沿革>
沿革と言っても簡易的なものになりますが、まずは時系列的に当社の歩みを整理します。(今回は3期目に入るまでを振り返っていきます。)

2021年4月 株式会社ブレーンバディ設立
代表の大矢、副社長の石原、僕の3人で創業。当初は、レンタル営業マネージャーサービス「BrainBuddy」をコア事業として会社を始めました。

2021年7月 SaaSプロダクト開発開始
コア事業をピボットし、セールスイネーブルメント領域に注力し始めたのはこのタイミングです。

2021年9月 Mission・Vision策定
詳しい内容は次回記していきますが、先に書いてあるMissionやVisionを合宿にて策定しました。代表を始め、創業メンバーそれぞれのコアな部分を出し合った日でした。

2021年10月 セールスイネーブルメントコンサル・営業アウトソーシング事業開始
自社プロダクトをスケール型事業、コンサルティング・アウトソーシング事業をキャッシュエンジン型事業としてポートフォリオ型経営を推進。
このタイミングで初めてのインターン生が入社しました。ここからインターン生やパートナーの皆様にたくさん支えられることになります。

2021年11月 1人目のエンジニアがリファラル入社
ここからプロダクトづくりが一気に推進されていきます。

2022年2月 23卒新卒採用開始
このフェーズの会社ですが、新卒採用実施を意思決定し新卒採用に全力を注ぎました。新卒採用を進めた理由は、企業文化を大切にしたい会社だからこそ、ブレーンバディのカルチャーを強く濃く体現してくれる将来のコアメンバーを集めたかったからです。

2022年3月 採用候補者も踏まえた全社合宿
改めて、ブレーンバディが組織で勝っていきたいということと、そのためにも企業文化デザインに注力していきたいことを全社で話し合いました。
また、このタイミングで代表の大矢が創業した理由や、MissionVissionの背景について、原体験を交えて語りました。今思うと創業メンバー以外のみんなと会社づくりを始めた大切な日だったと思います。

2022年4月 2回目のオフィス移転
恵比寿にあるCOMPASSOFFICEという施設に移転しました。

オフィスの様子

とても素敵なオフィスに移転することができました。それまでは、個室が小さいかつ施設の利用可能な時間が制限されており、夜になると毎日誰かが段ボールを机にして仕事していたのが懐かしいです(笑)
このオフィスの利便性はとても高く、スタッフの皆さんもとても親切です。結果、同じ施設内で増床、部屋の移動を繰り返し今でも大変お世話になっています。

2022年6月~ 中途リファラルメンバーが続々入社
友人、元上司、元同僚など、たくさんの素敵な仲間が集まってくれました。一人ひとり異なる強みを持ち、多様な個性を持ったメンバーが集まりました。でも実現したい世界観は同じ。そんな仲間が集まったからこそ会社の成長はここから急加速します。
一人で出来ることがいかに少ないか、組織力の可能性を再認識できたのは言うまでもないです。

2022年7月 ストーリー合宿
中途メンバーが続々入社するこのタイミングで、組織力強化のためにこの合宿を行いました。同じベクトルに向かい、個のパフォーマンスを最大化、そして掛け算的に機能させるためにも、まずは関係性の質を高めたいと考えました。そのため相互理解も兼ねて、全員がブレーンバディに限らない人生のストーリーを共有し、そこへお互いがフィードバックする。そして、何が支援できるか考えます。
ちなみにストーリーというのは、いわゆるWillCanMustのWillのようなものです。ブレーンバディにストーリーという言葉が根付き始めたのはこの頃です。

2022年10月 23卒メンバー内定式
創業2期目の会社に入社してくれた熱く優秀なみんな。
感謝の気持ちと全員の人生を背負っているという責任で、改めて奮い立った日でした。

2022年12月 創業以来初めての会社らしい忘年会
1年前は数名の会社でしたが、この時には社員・インターン生など含め組織は50名規模になっていました。常時出社しているメンバーも20〜30名程度となり1年間で一気に会社らしくなってきました。

2023年3月 3期キックオフ・合宿
このタイミングで、カルチャーブックを作成し配付しました。
ブレーンバディのアイデンティの詰まったカルチャーブックです。また、このタイミングで、ストーリー研修という取組を始めました。自分の人生を振り返り、確固たる自分の哲学を磨き、人生理念から人生の目標を設計するなど、とにかく自分に向き合う合宿を行いました。この研修はアップデートされながら半期に一度実施し続けています。

時系列で振り返ると、改めて激動の2年間だったなと感じます。ここには書ききれないくらい熱く濃い時間でした。この2年間楽しいことばかりではなく、もちろん問題もたくさん起きました。人が増えれば人の問題ももちろん発生します。阿吽でできていたことができなくなります。企業文化は何もしないと薄まってしまいます。だからこそ、人・組織に向き合い続けることがどれだけ大切かということが身に染みてわかった2年間だったなと思います。
そして、この2年間で特に痛いほど分かったことがあります。それが「企業文化」の重要性です。スタートアップ界隈では「カルチャー」という言葉をよく耳にしますが、そのカルチャーの重要性を本質的に理解し、デザインし続けることが会社の運命を左右すると言っても過言ではないと感じました。

「企業文化」 の重要性

企業文化について考えるにあたり、まずは皆さんにこのnoteを読んでいただくことをお勧めします。そもそも企業文化とは何なのか、なぜ大切なのかすごく分かりやすくまとめていただいています。

少し前に冨田さんは、本も出されていますので、僕は企業文化を考える際定期的に立ち返るようにしています。

シンプルにまとめると、
・企業はほぼ例外なく超競争環境にある
・プロダクトもオペレーションも全て企業文化の影響下にある
・企業文化は唯一無二で模倣困難なもの
・企業文化は、その企業で働く人々が信じ、集団的判断・行動・学習し続けた結果としてアウトプットとして表出されるもの
・企業文化はデザイン可能(コントロールできる)
多くの心理学的研究によっても、集団規範がその集団に帰属するメンバーの行動を規制するという法則が説かれています。
そして、組織の中の人間の行動は、就業規則や上司の命令でもなく、心理的規範に支配されていることが多いです。

グループダイナミクス(集団力学)の理論で考えると、帰属意識が高く・メンバー間の連帯感や仲間意識が高く強く、人を惹きつける組織(集団凝縮性が高い組織)は、集団的規範がより働きやすいとされています。
つまり、優れた企業文化が集団的規範をつくり、組織の中で働く人間の行動をより良くしていきます。
だからこそ、企業文化は何より大切だと僕は捉えています。

では、ブレーンバディの企業文化ってどんなものなのか?
次回Missionなど理念策定の裏舞台を書く中で一緒にお伝えできればと思います。

次回はブレーンバディの理念策定の裏舞台と企業文化

多くの会社が、会社の理念を定め、浸透に注力したりしなかったり。MissionとかVisionとか、パーパス経営とか色々あるけど何が正しいの?などなど色々と悩まれている方もいらっしゃるかと思います。正しいかどうかは別にして、僕個人・当社として実践した結果をまとめますので、参考にいただければ幸いです。


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