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メンズヘアショートの失敗しないスタイリング方法

こんにちは!

ヒデノリです!

今回はメンズヘアのショートスタイルの失敗しないスタイリング方法を解説して行こうと思います。


先に結論ですが、最重要は根元のボリュームです!

ボリュームがうまく出せる人はイイ感じスタイリングできる可能性がグーンと上がってきます!



サロンでヘアカットの際に仕上げでスタイリングしてもらっていい感じで帰りますよね?


ところが家に帰ってイイ感じに再現できてます?
これがなかなか難しいんですよね!


なぜサロンで見せてもらったカッコイイ仕上がりに自分じゃ再現出来ないのか。



それは、根元です!
根元の問題ですよ!



・根元にちゃんとドライヤーの熱が入ってないから

・根元に油が溜まってるままスタイリングしてるから
・根元に愛がこもってないから。。。

だからスタイリングがうまく行かないんですねぇ。


“美容師さんはプロだし、みんな器用だからできるんだ“
とかそういうことじゃないです!


美容師だって元々器用でうまい人ばっかりじゃないです!


逆にお客様の中には毎日自分のセット頑張ってるからうまくなりすぎて
美容師さんのスタイリングでは満足いかなくなっちゃってる方もいます。

これはあくまでもお客様自身のヘアセットに限りの話ですが。



こんな話をもっと優しく柔らかくお客様に普段からお話しているのですが、

今回は少しでも多くの方のお悩みを解決していけるようにこのブログで発信していきたいと思います!


一緒にカッコよくなりましょう!



毛が動くのは“根元”が立っているから


ヘアカタログや雑誌のモデルさんたちの髪型がオシャレでかっこいいのは
"根元にボリュームがあるから"



根元にボリュームがあるから毛が動くし、立体感が生まれます。


しかし、何もしないで自然乾燥でワックスを使ってもなかなかイイ感じの仕上がりにはなりません。


ここでいうイイ感じでオシャレな状態は
何もしていない自然な状態ではなく、
意図的に手を加えて作ってスタイリングをした状態です。



ではどんな風に手を加えていくのかというと

・シャンプーで根元の油を除去
・ドライヤーを使って根元にボリュームを出す
・整髪料を使って根元のボリュームをキープする

こんな感じです。
ざっくりこの3つの手順を美容師さんは必ずやっています。


"朝そんなに時間なくてできない!"


という方もらっしゃると思いますが、
ここだけはやらないとイイ感じのスタイリングをするのが難しくなってきてしまいます。



まずは休みの日だけでもいいと思うので、慣れてきたらお仕事前の時間でもできるようになってくると思います。


うまくいかないパターン【根元の油】


もしかして、朝起きてそのまま洗面所に行きワックスを手に取ってスタイリングしていませんか?


確かにそのやり方でうまくセットできる場合もあります。


例えば坊主スタイルのベリーショートだったらジェルをつけるだけで完成します。


こういった場合は必ず朝シャンプーをする必要はないです。



しかしもともとボリュームが出にくいことがコンプレックスであったり
ワックスを使ってもうまく毛が動かないような場合であればまずシャンプーをすることをお勧めします。


なぜシャンプーをする必要があるかと言うと、寝ている間に誰しも自然に汗をかきます。


あまり気にならないような気がしてもやはり根本には油が溜まっている状態です。


根元に油がある状態だと油分が邪魔をしてどうしてもボリュームを出すことが難
しくなってしまいます。

なので朝スタイリングをする際はシャンプーをして寝ている間に書いた1分を洗い
流す必要があります。


美容室などでスタイリングがかっこよく決まるのもカットの後に
シャンプーをしてそれからスタイリングをしてるからです。


一方で夜寝る前に入浴していて、さらに朝シャンプーをすると必要な油分を
落としすぎてしまうのではないかという考えもあります。



ですがここでいうシャンプーは、よくお湯で流して
シャンプー剤を泡立てて流す程度です。




これをするだけでいつも通りスタイリングしても
仕上がりのクオリティーは上がってくれます。




そして、1点気をつけていただきたいのがシャンプー後タオルドライをした後は
なるべく早くドライヤーで乾かしていくと言うことです。

1番いいのはタオルで拭いてそのまますぐにスタイリングをしていくことです。

目安としてタオルで拭いてから30分後からまた頭皮に油が出始めます。

この油が出始める前にスタイリングを始めるとスタイリングがうまくいきやすいです。

うまくいかないパターン【ドライヤーの使い方】


しっかり頭皮のいらない油分を落とした後次にする作業はドライヤーです。

このドライヤーはとても重要な工程になります。
ドライヤーをしなくて完成するヘアスタイルはボウズくらいのベリーショくらいです!


よくスタイリングはワックスやジェルグリースなどでするものと言う認識があるかもしれませんが大きな間違いです。


スタイリングは本来ドライヤーで完成させておくことが理想です。

ドライヤーでしっかりと完成の状態まで近づけておければ最後の整髪料はつや出し程度に使用する感覚です。


しかしほとんどの方はドライヤーは水分を飛ばして乾かすものという認識が強いでしょう。

なのであえてここではドライヤーの重要性を伝えていきたいと思います。

もちろんドライヤーには髪の毛の水分を飛ばすと言う役割があります。
それだけでなく根本の癖付けをすると言うもう一つの大きな役割があります。

その根元を癖づけるために大切なのが熱です。


人間の髪の毛はある一定以上の高温になると癖をつけることができます。
ストレートアイロンやコテがいい例ですね!


髪の毛を乾かすときに頭皮を温めるようにしてドライヤーの風を当てていきます。


もちろん火傷しない程度で充分ですが、
しっかり熱が当たっているなぁ。
と自分でも感じられるくらいの熱はあてて欲しいです。


髪の毛の根元にボリュームを出すのであれば頭皮ではなく髪の根元を狙えばいいと思うかもしれません。

しかし、実際に僕のお客様に実践してもらった姿を間近で見ていると
髪の毛の根元を狙っているように意識しても根元より毛先側の方に風が当たってしまい根元に思ったよりも効果的に熱が当たっていませんでした。

そこでより的確に根元に熱を当てることができないかと考えた結果
根元ではなく頭皮を狙うようにと
アドバイスをするように変わりました。

文字で読むだけなら理解できると思いますが、実際にドライヤーを手に持ってやってみると思った以上に最初は難しく感じることと思います。

そういう時はしっかりと頭皮を狙うという感覚を持って、
また自分で頭皮に熱がきていることを感じながら乾かしていると
的確に熱を当てられると思います。

もう一つクオリティーを上げていくために意識する点があるとすればドライヤーを持っていない手で頭皮をこすると言うことです。

これも美容師さんがよくお客様にやっていることの1つです。

あまり意識した事は無いかもしれませんが今度美容室に行った際に意識して見てみてください。


ヘアカットが終わってシャンプーをした後、ドライヤーで乾かすときに
ドライヤーを持っていない手で頭皮を擦るように動かしていると思います。

この何気ない仕草にもちゃんと意味があります。

1つはドライヤーの熱がお客様にとって熱くなりすぎていないかを自分の手で温度を確認している。


もう一つは頭皮を擦りながら乾かすことによって髪の毛の根元の癖を取りながら
自然なボリュームを出しているのです。


こうすることによって速くきれいに
そして根元の癖を緩和させながら自然なボリュームを出しながら乾かすことができるのです。


うまくいかないパターン【整髪料の使い方】


ここまでの手順をしっかりと踏んでいれば大きな失敗をする事はほぼないでしょう。


ですが本当はもっときれいにかっこよくスタイリングができるはずなのに
惜しいなぁと思うお客様も多くいらっしゃいます。

そういったお客様に実際に僕が店舗でアドバイスしている内容をお伝えしていきます。

先ほどもお伝えしたようにスタイリングとはドライヤーでするものです。

そして整髪料は艶出しのような感覚で思っていて下さいと書きました。



確かにその通りではありますがどうしても塗布量のムラが生まれやすいです。
ここに関しては注意が必要です。


昨今多くのメーカーがいろいろな整髪料を発売しています。
僕もこういう仕事をしていますので有名どころの整髪料は一度は触ったことがあります。

しかし種類がものすごく多いのでなかなかすべての整髪料を網羅してるとは言えません。


一般的なワックスやジェルグリース最近ではバームなどの整髪料の種類は増えてきています。

どの整髪料にも言えることですが、
手のひらによく伸ばして髪の毛に塗布していきます。



その時どうしても1番最初に触った場所に1番多く整髪料が付いてしまいます。
多く整髪料が付いている場所はどうなるかと言うと、
整髪料の油分などでよくも悪くもボリュームがなくなりやすいです。



これを逆手にとって整髪料をつける手順を意識してみるとさらに良い仕上がりになってくれます。



そしてその手順を説明する前にメンズショートヘアの理想の形を共有しておきます。


メンズショートヘアは髪の毛と顔全体を合わせたシルエットをイメージしたとき、少しだけ縦長に見えると男性らしくまたスタイリッシュに仕上がります。

要するに頭の頭頂部は少しふわっとしてボリュームがある状態で、
逆に頭の横はなるべくボリュームを出さずコンパクトにスタイリングすることによって顔全体が少し縦長な仕上がりになってくれます。


この仕上がりを作るためにはまず最初に頭の横と後ろに整髪料を塗布していくことがお勧めです。


逆に前髪や頭頂部に最初に塗布してしまうとふわっとしてほしいのに思ったよりペシャンコになってしまうことがあります。


なので最終的に整髪料を髪全体によく馴染ませることになるのである程度塗布量は一定になってはきますが、
最初に塗布する順番を変えてみるとそれだけで仕上がりは大きく変わってきます。


まずは横と後ろに塗布、そして次に頭頂部や前髪に薄くしっかりつけてあげる。

その後に全体によく馴染むようにたくさん振っていきますが、想像以上に塗布する。
この順番が仕上がりに大きく関係してきます。


仕上げのスプレー


仕上げのスプレーは必ず使用したほうがいいと言うわけではありませんが、
良いクオリティを1日中キープしたい!!


と言うのであれば使用したほうが確実にいいです。



この時にも1つコツがあります。
髪の毛を少し持ち上げて髪の根元に向けてスプレーを振っていくと言うことです。


スタイリングしてある髪の毛は油分や水分に弱いです。


日中過ごしていく中で汗を書いたり、
天気や季節によっては雨や湿気で朝の仕上がりがキープできなくなることがあります。



そういった時のためにハードスプレーがあると負けずにキープしてくれます。


序盤から何度もお伝えしていますが、
いい感じの髪型は根元にボリュームがあります。


なので根元のボリュームをしっかりキープできれば1日中いい感じです。

スプレーをなんとなく全体上から振るだけじゃなく、
少し持ち上げて髪の根元に狙ってスプレーをすることが重要です。


あまり意識したことがなかったり使ったことがない方はぜひいちど試してみてください。



例外もあります

今までお伝えしてきた中で例外のパターンもあります。
それは極度の軟毛の方や、毛が薄くなってきて弱ってしまっている方です。

こういう方は理論上では僕がお伝えした通りで良くなりますが、
ある程度のところで限界があります。


もっとボリュームが欲しいなぁ。
動きが欲しいなぁ。

という場合にはドライヤーで乾かす前に使用するスタイリング剤をお勧めします。

資生堂Stage Worksパウダーシェイク
というものがあります。


この整髪料はシャンプーした後タオルで拭いて、
いざドライヤーで乾かす前に使用します。



よく振ってボリュームを出したい頭のハチから上にかけて10〜15プッシュしていきます。

その後に先ほど同様ドライヤーを使用してスタイリングしていきます。


この整髪料を使えばドライヤーで乾かした後には毛がうまく引っかかって
くれてボリュームや動きが出やすくなってくれます。

軟毛や薄毛じゃない方でもさらにボリュームや動きが欲しい場合には、
この整髪料はとてもお勧めです。


終わりに


今回はメンズショートヘアの失敗しないスタイリング方法についてお伝えしました。

最近ではYouTubeやInstagramなどでスタイリングの仕方などを公開する方も多くいらっしゃいます。



ですが意外と今回お伝えした内容をうまく表現してくれている方はなかなかいませんでしたので僕の方で発信させていただきました。



僕たち美容師が上手にスタイリングできるのは何よりもやってきた回数が多いからです。


あなたはあなた以外の人たちの髪をスタイリングする必要はありません。


自分の頭だけいい感じにできればそれでいいのです。
なのでまずは休みの日から少しずつチャレンジして上達していきましょう!


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