【歌詞解釈】DEENの『君がいない夏』は本音を吐露したコナンくん
隔月恒例、考察という域を超えて妄想をお届けするシリーズの第23弾。
小松未歩の1曲だけで1時間話すという企画の一環として執筆する、
下書きというかカンペとなります。
開催は来週8/28。
興味のある方は是非覗きに来てくださいませ!
小松未歩はタイアップに本気で準じる説
まず過去にも取り上げてきましたが、小松未歩はタイアップが決まってるものに関してはそれに沿った歌詞を制作していると思っています。
よってこの曲も、主人公は【名探偵コナン】の登場人物と考えるのが自然ではないでしょうか。
その主人公は工藤新一。またの名をコナンくんです。
多分未だに明言はされていませんが、毛利蘭との両思いはもはや明白。
蘭と会いたくても会えない、その切なさを
この楽曲でも表しているんじゃないかな?と思うわけです。
近くて遠い二人の距離
あの遊園地の一件以来、会えなくなってしまった二人。
バカな言い合いも今はもう懐かしい。
子供の体になって不自由なつらい朝にうんざりしてきています。
だけど日常は続いていく。
新しくコナンくんという姿に変わって
慌ただしくもそれはそれで楽しいと思える日常です。
蘭の夢はおそらく理解はしていません。
でもこれまで長い間一緒にいたんだから、
その人一番強い意志は把握しているつもりです。
きっと会えなくなってしまった自分の身を案じてくれてることは、わかってる。自分の活躍を、応援してくれている。
幼馴染だから毎年夏にはいろんな思い出が散らばってる。
でも今年の夏はきっともう会えない。
あの遊園地の出来事からどれくらい時間が経っただろう。
しばらく元の姿には戻れないけれど
奇しくも近くで大切なその笑顔を見守っている現状。
大好き――な、なんて思ってねーけど!
この状態でも近くにいられることを、しばらくはまだ祈らせてほしい。
ふと考え込むと、ほんとは優しい君を思い浮かべてしまう。
コナンに向けてくれる感情と、
新一の自分に向ける感情は別のものだろうから。
不安に駆られるのは、進一としての新しい思い出が更新されないから。
元の姿に、戻れる保証もない今では……
忘れかけてしまうほど昔の記憶も、こうして反芻するたびに胸に蘇る。
こうして会えない日々も、二人を成長させてくれる試練かもしれないと思うようになっていた。
将来、こうして会えなかった現在があったを思い出すこともあるだろう。
未来にとって今年の夏は、もう戻らない季節。
そのことを、ちょっと寂しく思う。
この寂寥にかまわずに、空は鮮やかに晴れ渡ります。
見上げるとそれを背景に、あの声、仕草が透けて広がって見えます。
もちろんコナンの姿のままでは直接本音なんて言えません。
季節が移るのを知らせる日差しを切なく思います。
君と過ごせなくなって、君と普通に会えてた頃の記憶を胸に
あの頃の思い出が大切だと小さく祈っています。
もう今年の夏は会えないこと確定だな。
あの頃は忙しかったんだよごめん、
って笑える未来が来ることを、小さく祈っています。
の部分がキモですね。
全体通して離れ離れになってるのに、
なんで近くで笑顔を重ね合うことができるんだろう?と。
あ、コナン君になってしまって会えないけど会えてる状態か!というところから着想した感じです。
Afterword
というわけでちょっとおセンチな新一君の本音を描写してみました。
今回はコナンくん楽曲に仕立てましたが
実は本来は『青い空に出逢えた』と対になってる曲と解釈しています。
結婚式に招待された新郎の幼馴染の視点で
昔を懐古してるという内容。
きっと恋仲にまでも発展しなかった、いわゆる負けヒロインの視点。
小松未歩バージョンだと特にそれを感じますね。
そんな感じで。
影響されないようにまだスピーカー記事は読んでません苦笑
書き終わったのであとでお邪魔します。
また次回更新した際はよしなに。
↓スピーカー記事↓
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最後まで長文お読みいただき誠にありがとうございました。 つっこみどころを残してあるはずなので 些細なことでもコメント残してくれると嬉しいです!