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【歌詞解釈】小松未歩の『I don't know the truth』を本気で幻想余話に仕立ててみた

隔月恒例、考察という域を超えて妄想をお届けするシリーズの第24弾。
小松未歩の1曲だけで1時間話すという企画の一環として執筆する、
下書きというかカンペとなります。

開催は来週10/31。
興味のある方は是非覗きに来てくださいませ!

知らないギャルゲーの設定を想像してみる

実は今日こんにちまで完全に失念していたんですが
この曲、とあるノベルゲームのエンディングテーマなんですよね。

小松未歩はタイアップに本気で準じる説、を唱えている自分としては
この曲もヒロインの一人に焦点を当てた曲ではないかという推測も
少なからずあります。

ヒロインは内気な少女。実は人外で主人公に恋心を抱くもその性格が災いしてなかなか正体を打ち明けることができない。
それでも主人公は持ち前の優しさで少女のことも大切に扱う。
ある日事件が起きて秘密がバレる事態が起こるが
そのことについて一切咎められもせず変わらず接してくれる主人公に
負い目だけを感じて塞ぎ込む少女。
彼の優しさに甘える自分を許せず、かといって突き放すこともできず
悩める少女は思い出だけを抱きしめて恋心を持て余している――

とか。なんとなくギャルゲーに出てきそうな少女像にありそうな設定です。
こんな暗い曲調で締められるゲームなのできっとシリアスな内容のストーリーなのかな、と思ってます。ちょっと興味あるなぁ。

上記の設定はほんの思い付きで軽く書いただけですが
あれ、結構悪くないな。
……想いの他ハマってる気がするのでちょっと広げてみましょうかね。


私は人に徒成す悪魔の子

それは唐突すぎる出逢いだったから怖くて
とても近寄れない そんな人だと知ってたし

人間に忌み嫌われる存在。それが私。
昔から人の心に住まうと言われる醜い感情が具現化した、
妖怪とか言われるそんな醜悪な私は、ある日君と出会った。

人間とは相容れない存在だと教えられてきた。
怯える私にそんな君は手を差し伸べて朗らかに笑った。
「どうして君はそんな悲しい顔をしているの?」
花が咲くように、鈴が鳴るように笑う君は眩しすぎて
私は君のことが気になるようになった。
恋心、とも呼べないような、そんな些細な感情だったけれど。

だって、本来は近寄ってはいけないヒトだから。
好きだなんて、とてもじゃないけれど、抱けない。

私に限って有り得ないと思った
何の取り柄もないから

こんな気持ちが芽生えるなんて、思ってもみなかった。
だって、私、こんなに醜い。
君と釣り合うなんて万が一にも有り得ない。

どうしてそんな優しい言葉くれるの
信じることが苦しいのに

どうしてそんなに優しい言葉くれるの?
私は君を傷つけるかもしれない存在なのに。
私に優しくすることで、君は周りから疎まれる可能性だってあるのに。

いつか君が違う誰かを愛しても
咎めないわ 当たり前のことよ
これ以上はないから

あぁどうして、こんなに愛しさが止まらないんだろう。
君は優しすぎる。
もし君に運命の人が現れたなら、きっと私は応援する。してあげたい。
君の隣にいるのは私じゃないほうがいい。
側にいてくれる、それだけで私は幸せだから。
それ以上なんて、もう――

ひとつ伝えてない事実があるの それでも
全て言ってきた事に嘘はなかったと誓える

私は自分の秘密を打ち明けられないでいる。
こんなに惹かれているのに、ごめんなさい。
とてもじゃないけど、現実を受け止めることができないの。

それでも君を想う気持ちには何一つ、嘘なんてない。
君へ伝える言葉、その一つ一つに、本気の思いを込めている。

でも裏切ってた 自分だけ守った
見せ掛けだけの心で

だけど、明かせないことがあるというのはただ我が身可愛さ故。
取り繕っていた事実は曲げられない。

どうして強く責め立てようとはしないの
君の夢を壊しかけたのに

それなのに、私の醜い姿が暴かれた時も、君は取り立てて責めようとしなかった。それによってどれだけ傷ついたかも知れないのに。

ただの二人 として出逢えたんだとしても
距離が苦痛を募らせたでしょう
傷を抉られるように

「君が何者であろうとも構わない。君は君だ。僕が出逢ったのは、ただ君である君なんだ」そう言って何一つとして私の責任にならない言い方をする。
相容れない隔たりが二人の間にこんなにも聳えているのにも関わらず。
この事実が、どうしようもない現実を突き立てたであろうはずなのに……

どうしてそんな優しい言葉くれるの
今ならまだ取り消せるのに

どうしてそんなに優しい言葉をくれるの?
くやしいけど、甘えちゃいそうになる自分が怖い。
今ならまだ取り消せるよ?
お願いとどめを刺して。
嘘。
そんなことしないと分かって言ってる。
こんなに不道徳な考えを抱いてしまう自分をどうか許して。

いつかこれが 幻想ゆめだったという日が来ても
嘆かないわ当たり前のことよ
これ以上はないから

これは夢。私にとって都合のいい妄想。
世界中の誰が敵になっても君だけは私の味方をしてくれるという横暴。
これは夢。だからいつかは覚める幻想。――だったとしても。

一時の夢を見せてくれてありがとう。
君が私に優しくしてくれた、その事実だけを抱いて眠れる。
これ以上、幸せなことなんてない。

左様なら、私に愛をくれて、感謝しかないよ。
君が本当のところどう思っていたかは、私は知らないけれど。


Afterword

というわけで、大方の予想をおそらく外したであろう私の解釈でした。
N曲で来ると思った?残念!私は天邪鬼なのです!

でもこんなに妄想したのは久しぶりかもしれませんね。
私の正体は何でもいいです。雪女でも。吸血鬼でも。半魔でも。
見た目に自信のないただの少女でもいいかもしれない。

気付く人がいるかどうかわかりませんが、
内容的にはGLAYの『Fairy Story』という楽曲にかなり引っ張られたストーリーとなっています。結構共通点多いのよ。
こっちは多分相手が雪女ですが。

人と人外のラブストーリー。個人的に大好きなシチュエーションです。
タイアップ先であるゲーム【Missing Blue】の情報はwikipediaに書いてある以上のことは分からないんですが、これを書いたことによって気になってきてしまいました。面白いのかな。
自分恋愛シュミレーションADVはあまり嗜みませんがいい印象しかないですよ。やったことあるの名作しかない。
小松未歩ファンとしては触れておいて損はないかもしれませんね。

なんて、
もちろんこんなこと書いてますが、本当はN曲だと思ってますがね。笑
N曲以外の何者でもないじゃない!
「君」の存在感が強すぎて引け目を感じてしまっているいつものそれじゃない!

そんな感じで。
影響されないようにまだスピーカー記事は読んでません苦笑
書き終わったのであとでお邪魔します。

また次回更新した際はよしなに。

↓スピーカー記事↓

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最後まで長文お読みいただき誠にありがとうございました。 つっこみどころを残してあるはずなので 些細なことでもコメント残してくれると嬉しいです!