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頭隠さず尻も隠さず 20.6.25

あのですね。
先週BS12で『さびしんぼう』という映画を放送していたんですよ。
あの、大林監督の“尾道三部作”の。

この映画ちゃんと観たことがなかったので、とりあえず録画。


映画の内容は置いといて
尾美としのりさんが主人公で、その父親役が小林稔侍パパなわけですよ。

それでですね。
尾美さんが自宅の風呂(五右衛門風呂?)に入っている所に、稔侍パパが突然裸で現れて、無理やり一緒に入っちゃってるんですよ。
普通、稔侍パパの年代・キャリアからすれば、まぁまぁ、そこら辺のアングルはアレして、上半身のみ映す、というのが定番なんだろうけど

パパったらカメラに向かって、お尻を丸出しにして、その奥のナニかが見えるか見えないかぐらいに片足を上げて風呂に入り、尾美さんと密着してるんですよ。

えぇぇ……

現在BSプレミアムで再放送中の『はね駒』では、あんなシリアスな演技見せてるのに……。



ちなみに、僕が稔侍パパの尻を見たのはこれが初めてではなく、『極妻』シリーズの中でのベッドシーン(しかも●●てしまう表情まで)にて見たことはある。
しかし、この時は完全にブレイクした、「あの」稔侍パパとして、である。


僕は不勉強なことに、稔侍パパが『はね駒』で急にブレイクしたかのように思っていたが、こうやって過去の出演作を観ると、それなりに重要な役でちょいちょい出ていらっしゃる。
ただ、世間が稔侍パパの魅力に気付かなかっただけで、ついに、『はね駒』でそれが知れることになる。

『さびしんぼう』公開は、『はね駒』の一年前。ちょうど斉藤由貴さんが鷹ノ羽学園で番を張っていた頃である。
話は風呂シーンに戻るが、前述したように、普通、このような場合、尻を見せるのは若手の尾美さんのほうであり、わざわざ稔侍パパがするような場面でもないと思う。
しかも、このシーン以外稔侍パパがまともに喋るシーンはほぼなく、重要な場面とは言え、そこまで稔侍パパを重用しているかは疑問。


にもかかわらず、稔侍パパは一切手を抜かず、尻、そしてその奥まで露わにした(それぐらいの意気込みで)結果、翌年の『はね駒』の父親役の抜擢、そして大ブレイクとつながったのではないか。



ここで学べる教訓は


尻を出すなら出し惜しみしない


あるいは
どんな役でも一切手抜きしない

だろうか。


知らんけど。

 

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