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おいしさが進化中!!

2023年1月16日に菓子製造販売デビューをし、1月と2月はそれぞれ月に2度の製造してきました。現在販売しているクッキーは卵不使用で国産材料3つで作っています。機械は使わず自分の手ですべてをまかなっています。バターをクリーム状にし砂糖を加えて混ぜ薄力粉を加えてゴムベラでまぜたら最終的に手でひとかたまりにする。

回を重ねるごとに分量を増やし、随分と作業効率が上がりました。

このにこにこクッキーは、「食べた後のことを考えたクッキー」で、何枚でも安心して食べられるおやつを販売したくて作り上げたものです。

遅い時間でも問題なく、おうちでも職場でも移動中でもたべたくなるようなおやつで、一袋(5枚入り)を一気に食べても罪悪感ゼロの身体が喜ぶクッキーです。

卵不使用だから崩れやすいから型抜きクッキーの形や大きさにこだわって作っています。一口サイズ感だけでなく、かわいいものや食べる時にほっこりするものをチョイスしています。

そしてバターだからおいしい!という概念をぶち破る!
トランス脂肪酸不使用のマーガリンを使って作っています。

1月からこれまでは国産小麦で作ったマーガリンバージョン(通常)と国産小麦と北海道バターバージョンの2種類を展開してきました。同じ分量でどんな違いがあるのか。
今まで使ったことのない地粉のエリアにそっと踏み入れて、地粉の沼にハマりかけています。
地粉の魅力と4月の新商品販売に向けての取り組みをまとめました。


地粉の魅力

地元で収穫された原料を元に、地元で製粉して作られた小麦粉やそば粉のこと。ノーブランドの商品名でたんぱく質が少なめで柔らかい小麦粉を指します。そのほとんどが中力粉(硬質小麦と軟質小麦の中間くらいのたんぱく質を含んでいるので中間質小麦と呼ばれています)昔から育てられてきた小麦のほとんどはうどんを作るために適した粉が主流だったので、今でも地粉のほとんどが中力粉なんです。

地粉のメリット

①ポストハーベストのリスクがない

海外さんは収穫後に農薬を散布するため、残留農薬に気を付ける必要があります。日本では収穫後の農薬の使用を禁止しているので安心して利用することができます。

②貴重な国産小麦粉

日本で消費される小麦は年間約630万トンで、そのうち国産の小麦は15%。残りはアメリカやカナダやオーストラリアなどから輸入しています。日本で生産された小麦は生産者の顔が見えるのも安全のひとつだと言える。

身土不二:住んでいる土地でとれたものを食べることでその土地の風土に適した身体になり健康を保つことができるという考え。

まさに、これだ!

埼玉県に住んで16年。埼玉県の地粉で最高のクッキーを作る日が来るとは思っていませんでした。埼玉県はうどんを作るための中力粉が主流だと伺っていたのでお菓子作りにはあまり適していないと思っていました。薄力粉と強力粉の中間の中力粉はうどんに適しています。中力粉に比べたら種類は少なめですがお菓子作りやクッキーに適している小麦粉もあることを知りました。それをきっかけに今回地粉を10キロ購入して試作しました。

地粉で挑む(試作)

国産材料もおいしい!!
しかし、埼玉県産の地粉で作ったら埼玉県産の地粉で作ったクッキーがはるかにおいしくできました。

試作の条件

✤粉の量、砂糖の種類・量、マーガリンの量も同じ。
✤卵不使用
✤型抜きクッキー
✤オーブンの温度と焼き時間は同じ

結果(食べた感想含む)

〇かなり作りやすい。
〇材料を混ぜている段階で他の材料に馴染みやすかった。
〇生地を伸ばすときも型抜きの最中も国産小麦で作る時より簡単にできた。
〇型から外れやすかった。
〇きれいにむらなく焼きあがった。
〇焼いた直後も冷めた後も壊れにくい。
〇口に入れた瞬間崩れるのではなく、噛むことでサクサクな歯ごたえを楽しむことができた。
〇小麦の香りが強い。
〇いつものクッキーより甘く感じた。
〇何個でも食べられるところは一緒。(罪悪感なし、身体にやさしい)

新商品販売に向けて

4月の製造日は3回。
埼玉県の地粉を使って埼玉県内で埼玉在住の私が作ります。
4月限定のクッキー缶の中身と地元の材料を使った商品化に向けて準備中です。国産小麦で作ったこれまでのクッキーと埼玉県産の地粉で作ったクッキーと北海道バタークッキーなど。
これからも安心と安全を常に考えたおやつを作り続けます。

おいしさが進化中!!

おいしく感じていたものよりもさらにおいしいものができてどう表現したらいいのかわかりません。
おいしく感じていたものがまずく感じるわけではないから、さらにおいしく感じた地粉のクッキー。

いよいよ4月から販売します。
どうぞおたのしみに!!

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