マガジンのカバー画像

考えがととのうマガジン

32
状況に合わせて、自分の考えをスムーズに巡らせるための考え方を紹介しています。考え方はたくさんあって、自分に合う合わないものがあります。まるでサプリのようなものです。色々試しながら…
運営しているクリエイター

#テクニック

あなたの抽象化のクセを知りたいときに使えるラダーリング法

あなたの抽象化のクセを知りたいときに使えるラダーリング法

抽象化の仕方は、人によってかなりの違いがあります。この違いがあることでうまく人に自分の考えを伝えられなかったり、他の人の議論についていけなくなったりします。また、抽象化のトレーニングをしようと思っても、そもそも自分のクセを知らないとうまくできなかったりします。そこで、今回はラダーリングという方法を使って、自分の抽象化のクセを探る方法を紹介します。

ラダーリングとは?ラダーリングは、はしご(ラダー

もっとみる
抽象度のコントロールが難しいと感じるときに使える2つの考え方

抽象度のコントロールが難しいと感じるときに使える2つの考え方

何かについて考えるときに「抽象度をコントロールすること」が難しい、という話を聞くことがあります。私自身も興味をもっているテーマの一つで、抽象度のコントロールが上手くなりたいと思っています。そこで今回は、抽象度のコントロールについて「抽象度を上げる方向性」と「抽象度の段階の刻み方」という2つの視点から考える方法を紹介します。

抽象度を上げる方向性まず「抽象度を上げる方向性」について考えてみます。た

もっとみる
グループワークで議論が停滞しそうな時に使える「個人の時間を活かす」テクニック

グループワークで議論が停滞しそうな時に使える「個人の時間を活かす」テクニック

グループで話し合うことで、一人ではたどり着けない発想ができることがあります。一方で、せっかくグループで話し合っているのに「これなら一人で考えた方が良くない?」という場面に出くわすことがあります。今回は、そんな時に、グループでの話し合いをより活かせるようにするための「個人で考える時間を作る」と「構造的に考えをまとめる」という考え方を紹介します。

グループで話し合いをするときは、参加する一人ひとりの

もっとみる
複雑なことを考えるときに使える、ものことを視点ごとに分けて考える方法

複雑なことを考えるときに使える、ものことを視点ごとに分けて考える方法

複雑なものことを考えるときに、すべてを同時に考えることはできません。そこで、どのような視点から考えることが必要か洗い出し、視点同士の関係性を整理したうえで、視点ごとに考えるようにします。

3DCGを描くことを例に挙げてみます。3DCGを描くときは、三面図(平面図、正面図、側面図)といわれる、3つの視点を使って考えたりします(図はNMRIのページ「機械設計のための基礎製図」からの引用です)。

もっとみる