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過去の読書記録ノート

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#村上春樹

村上春樹「ノルウェイの森(上・下)」

昔の読書記録ノートの紹介。

村上春樹「ノルウェイの森(上・下)」

村上春樹の小説を読むと、「村上ワールド」って言われている理由が分かる気がする。

独特の世界観があって、謎が多くて・・・。

私は嫌いじゃないけど。

この作品では、冒頭主人公のワタナベと直子が雪山を一緒に歩いている描写があるんだけど、一体いつの話なのかがよく分からない。

(過去の読書記録ノートより)

この本を読んだのは、2

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村上春樹「村上ラヂオ」

昔の読書記録ノートの紹介。

村上春樹「村上ラヂオ」

相変わらずこの人のエッセイは面白い。

冷めてるって訳じゃないんだけど、なんかのんびりしてて、でも的を射てる。

核心をついた物の見方をしてて、それをさらっと書くから面白い。

口調も、少年っぽいんだけど落ち着いてて控え目。

本書の中で結構気に入ったのが、

「パスタでも茹でてな!」



「きんぴらミュージック」。

「パスタ〜」は、イ

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村上春樹「風の歌を聴け」

昔の読書記録ノートの紹介。

村上春樹「風の歌を聴け」

これは、村上春樹のデビュー作。

今いち内容にまとまりがない。

話自体は面白いんだけど、どんな話だったかと聞かれると答えにつまってしまう。

しいて言うなら、主人公の僕が4本指の少女と出会って別れるまでの物語ってとこだろう。

でも、春樹の文ってどこか人をひきつけるところがあると思う。

(過去の読書記録ノートより)

この本を読んだのは

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村上春樹「海辺のカフカ」

昔の読書記録ノートの紹介。

村上春樹「海辺のカフカ」

こんな長編物語を読むのは久しぶり。

しかも、日本人の小説は尚更。

これが村上ワールドかって感じ。

相変わらず、章ごとに話が別々に進行していくのには頭の整理に時間がかかったけど、十分に楽しめた。

ただ、少し謎が残る。

終戦前に、ナカタさん含む児童が集団で失神したのは何が原因だったのか。

それと、ナカタさんが、教師の血のついた脱脂綿

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