村上春樹「村上ラヂオ」

昔の読書記録ノートの紹介。

村上春樹「村上ラヂオ」

相変わらずこの人のエッセイは面白い。

冷めてるって訳じゃないんだけど、なんかのんびりしてて、でも的を射てる。

核心をついた物の見方をしてて、それをさらっと書くから面白い。

口調も、少年っぽいんだけど落ち着いてて控え目。

本書の中で結構気に入ったのが、

「パスタでも茹でてな!」

「きんぴらミュージック」。

「パスタ〜」は、イタリア人は車で走ってる時に遅い車がいると、

「そんなことしてるならパスタでも茹でてな!」

とののしるということを紹介したもの。

「きんぴら〜」は、きんぴらごぼうを作る時には、ニール・ヤングの曲を聴くのが一番である、というもの。


(過去の読書記録ノートより)


この本を読んだのは、2011年7月29日〜2011年7月31日。

昔も今も春樹さんのエッセイは大好き。

あの独特な語り口調と鋭い洞察力が生み出す傑作の数々。

久しぶりにまた村上作品が読みたくなった。


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