猛烈な怠さはカラダが動き出したサイン。
ぼくの整体指導を受けておられる方で
たった1人だけ毎回整体指導を受け終わった後に
うわぁ~、先生怠いですぅ~と深いため息をついて帰られる方がいる。
最初に来室されたとき
整体指導でいったいこの人に出来ることがあるんだろうかと思った。
2回目はいらっしゃらないだろうなと思った方だった。
手術の回数が多くて
あるべきはずのモノがいろいろと無くなっていた。
ってことは、整体にはなり様がないカラダ。
ところが愉気をしていると
カラダがもぞもぞ動き出す。
本人が寝ているときは意識が静まって邪魔をしてこない
無意識状態なので更に明確にカラダがもぞもぞと動く。
しかも驚いたことにカラダが動かそうとしている部位は
手術でメスが入っている部位、欠損してしまっている部位だった。
いのちの営みって100%無意識運動が行なっている。
だから臓器が無くなったり、筋肉が欠損したとしても
生きている限り、無意識運動は業務を投げ出さない。
絶対に投げ出したりなんかしないんだ。
ぼくの目の前でもぞもぞと動いているカラダがそう教えてくれていた。
いのち=無意識運動
なんだものね。
最初、心身が煮詰まった状態で来室されたんだけど
心身の変化が感じられて笑顔を取り戻された。
そして、整体指導後に怠いほど
大きく心身が変容していくことも体験されて知ってしまった。
だから、指導後に深いため息をついて
「先生、怠いですぅ~」って言葉に
ぼくは笑顔で「うん、良かったです」って返せる。
初めて来室されたときは
肩を吊っている筋肉が舌癌の手術で切り取られて左肩が落ちていた。
まあ、吊っている筋肉が無いんだからこれは変化しないなと判断していたんだけど
背骨の弾力が回復してきて気が通るようになってきたら
吊る筋肉は相変わらず無いのに不思議なことに左肩が上がってきた。
カラダって不思議。
やっぱり心身の変化はカラダに任せて
カラダが動くことのできる環境
ホメオスタシスが働ける環境をサポートしてあげればいんだなぁって
カラダに教えてもらいました。
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