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あなたは泥の様にコンコンと眠るしかないダルさを待ち焦がれるようになる。

愉気による整体指導を受けて

一番多い感想は

眠くて眠くて仕方なかったですというもの。


電車で寝たり、乗り過ごすことなんてなかったのに

整体指導後の電車で爆睡してしまい

乗り過ごしてしまったというご報告を何度かいただいたことがある。


長い間ずっとカラダの不調を抱えているというのは

自分で緩められない異常や硬直があることが多い。

異常の大元の硬直に気を通されて緩むと

カラダが緩みだす。

弛緩反応。


特に異常を抱えて

ホメオスタシスが働かなくなっているカラダで

弛緩反応が生じると

心地よいを遥かに通り越して

めちゃくちゃダルくなる。


野口整体の整体指導では揉んだりすることはないので

揉み返しなどのダルさとはまったくの別物。


これからやらなくちゃいけない仕事を抱えていたとしても

『眠る』という選択肢しか選べないほどにダルくなる。

眠たくて眠たくて、眠るしかないダルさ。


ずっと抱えていた違和感や不調は

カラダが緩まることで

無意識運動が動きだして変わっていく。

ダルさはホメオスタシスが再び働きだす前触れ。

睡眠薬などでは決して得られない

本当の深い眠りともにカラダが再起動する。


よい整体指導を受けたあとや

衝動に突き動かされる活元運動が出たことのあるひとは

この例えようのないダルさをみんな経験している。


体験を積んでくると

このダルさが訪れると

カラダの弾力が回復することが分かるようになるので

このダルさを待ち焦がれるようになる。


風邪をひいて発熱した時に感じるダルさと同じ。

ダルくて何もしたくない

ただただ眠り続けていたい

っていうダルさ。


カラダが弾力を回復していく過程は決まっている。

いのちを営んでいる無意識運動が再起動していく過程と言い換えてもいい。

それは3つの過程から成る。


①弛緩反応

休みたい。ただただ眠りたい。

ダルくて、ボーっとするんだけど

穏やかな静けさにも包まれている。

そんな不思議な体感を伴う。


②過敏反応

発熱したり、痛みが出てきたり

弛緩反応を経て

ふたたび再起動した無意識運動が

弾力を回復させたいと動き出した表現。

カラダが活発に動き出したことを感じられる時期。


③排泄反応

ふだんの倍くらいの大便が出たり

変な体臭を放ち始めたり

臭い汗をかいたり

色のついた汗をかいてみたり

滞っていた不要なものを外へ排泄していく時期。


この3つの過程を体験していくことで

今まで異常や病気と捉えていたものの多くが

実は自分のカラダが一生懸命に

動いて起こしていた現象だったことに気が付いてしまう。


緊張と弛緩が自然のリズムに則って滞りなく営まれているカラダを

『整体』と呼ぶ。

異常を感じたら

回復させようという回復要求が湧きおこり

無意識運動が働きだす。

それが平衡要求、ホメオスタシスの機能。

ところが

気が滞ったり

偏り疲労がひどいと

ホメオスタシスが機能しなくなる。

それが慢性病や違和感の正体。


ホメオスタシスの再起動のしるし。

それが猛烈なダルさ。

もうこれで強張りが解消できるぅ~

これで違和感が解消できるぅ~

そんな回復をいざなうのが

猛烈なダルさなんだよね。


活元運動のあとや

整体指導のあとに

そんなダルさがあなたに訪れたなら

是非コンコンと泥のように眠ってくださいね。






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