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火花
2022年5月17日 15:00
平成17年度第3学年創作物語集「ゆめの中の話」の中に火花少年の創作物語のデビュー作が記されている。タイトルは「おかしをぬすみに」だ。僕はこの作品から文章を書くことの楽しさを学んだと思う。そのことは以前この記事にも書いている。まずはその作品を改めて文字に起こした。考察タイトルの「おかしをぬすみに」と登場人物の名前が焼肉の部位からして、火花少年は食いしん坊だと思われる。お宝ではなくておかし
2022年5月4日 07:48
「先生、最近このままでいいのかと不安で夜も眠れません。自分が成長できていない気がして、焦りと不安でいっぱいです」「おそらく五月病ですね、ストレスを溜め込まないようにしましょう。といっても火花さんには難しいかな。一応お薬用意しておきますね」先生はそう言ってQueenのCDを渡した。「五月病!?先生、五月病は治るのですか?」「火花さんの場合、おそらく5月が終われば治るでしょう。五月限定
2022年5月5日 21:37
「今日でGW終わりだな」「ごめん俺明日も休み」「うざ。終われよ。てか今日って何の日か知ってる?」「5月5日だろ?そしたら郷ひろみの日か」「なんだよ郷ひろみの日って。聞いたことねえよ。何すんだよ郷ひろみの日」「そりゃ各ご家庭で二億四千万の瞳を歌うんじゃん?」「じゃあ一人暮らしの俺たちはどうすんだよ」「リモート帰省して歌うんだよ。今の時代は」「あー嫌な時代に生まれちゃっ
2022年5月6日 11:32
「ねえ、俺たちはこの片道切符握りしめてどこへ向かってると思う?」「地獄」真っ赤なルージュのカレンは嬉しそうに答える。そして、僕たちは闇夜に優しく佇む三日月に向かって乾杯した。